パワーレベリング終了
太陽が黄色いぜ！
どうも、結局徹夜したシンです。
調子に乗って「闇の誘い」を一握り火にぶちこんだら経験値さんが即時リポップする事に気付き、延々とボス狩りしてました。もしやこれが世に言う<公式裏技戦術ボス周回>……『違うわよ』違うらしい。
結果、ヴァイス位階42、エミリア位階40そして俺が位階50に達していた。
名前シン 性別:オス 年齢:12
位階:50 天職:迷宮探索者、暗殺者、盗賊 恩恵:幸運
筋力:85 体力:65 敏捷:190 器用:170
知力:20(+10) 精神:50(+10) 感覚:190 幸運:230(+50)
技能:短剣術+9、暗殺術+1、生活魔法、聖魔法+3、隠密+9、索敵+5、盗む+5、解錠+4、罠+4、第六感+2、回避+3、地図、鑑定+2、収納+6、採掘+2(ツルハシ装備で更に+1)、毒物、自動収納
称号:兎の天敵、運命神の加護、採掘マスター
ちなみに聖魔法のスクロールが2つ、水魔法と光魔法のスクロールがそれぞれ4つずつ出たので俺とエミリアで使っている。他にも剣術とかの戦闘系スキルスクロールはヴァイスに、ただ短剣術2つと回避が出たのでそれは俺が使った。
他にはこんなアイテムがあったのでヴァイスに渡しておいた。
スティンガー(レア)
種別:武器(細剣)
効果:斬撃ダメージ-50%
刺突ダメージ+50%
耐久値上昇
突き刺しに特化したミスリル合金製レイピア。魔法で斬撃を弱める代償に突き刺しの威力を上昇させる呪いが掛かっている。
牙折 (ハイレア)
種別:武器(短剣)
効果:パリィ補正+30%
攻撃使用時、低確率で相手の体から抜けなくなる
この武器でパリィに成功した場合、相手の武器の耐久値に大ダメージ。生身や牙、爪をパリィした場合は相手に防御無視ダメージ。また、パリィ成功時に与えたダメージに応じて耐久値を回復
何らかの魔物の牙を削ったようなソードブレイカー。攻撃を受けた時に相手の武器を破壊し、自らの損傷を修復する機能がある。かつて多くの人々を喰らい、喰う程に傷を再生させた巨大な魔物の牙は、それを倒した者の武器となって蘇ったのだ……
牙折の方は俺のマン=ゴーシュと似たような防御用の武器。でも俺的にはマン=ゴーシュの方が使い易いのでヴァイス行きに。ぶっちゃけボスの武器とか不壊属性が普通にありそうだからディザームの方が便利そうなんだよね。スティンガーの方は俺がこんな事を言ったら食いついた。
「……これ使ってたら「串刺」の二つ名がこれのせいだって誤認されないかな」
「それだっ!!」
そして3次職で選択される「細剣士」。……大丈夫？ 今までと戦闘スタイル違い過ぎない？ ちなみに3次職になって戦闘に出したら刺突耐性持ちのスケルトンに苦戦してました。
エミリアの方は普通に「魔法少女」。第二天職も「魔女っ子」になったので「変身」は+2になって変身時間が+1につき5分増えるとかで20分に。それを聞いたヴァイスのスケベ面が印象的でした。ナニをヤるつもりなんですかねぇ。ちなみにエミリアは俺と同い年の12歳、前世基準だとアウトだが、此方の世界ではギリセーフである。まあ法的な罰則はないからアウトでもせいぜい世間体が悪くなる程度だが。
ちなみに魔法少女だが、実は体力筋力敏捷が増える近接魔法職と言う謎カテゴリーである。何でも「乙女式魔闘術」なるスキルがあり、身体強化して敵を殴る蹴るするとゲージが溜まり、そのゲージを消費して必殺技を発動するそうな。格ゲーかな？ あとなんか複数の魔法少女で連携する合体技があるらしい。ん？ 敵をぶん殴った後で合体技で仕留める？……○リキュアだこれ!?
変身した時の衣装は物理魔法双方の防御力に優れ、耐久性も高くへ変身する度に新品同然にリセットされる。ヴァイス曰く、「破いたりドロドロに汚しても次に変身したら綺麗になってた」……破けたり汚れたりじゃないんですねさては貴方が破いて汚しましたね。一体どんなドロドロで汚したんだ『○液 (ぼそっ)』言わんでええねん。
んで、それ以外のドロップの分配だが……
「いやさすがに貰えないから!?」
「ほぼシンさん1人で戦ってましたからね!?」
「でもそれだと今日の……と言うか昨日の収入無くて大変じゃないか？」
低レベル帯冒険者の収入がギリギリなのは俺が一番良く分かっている。それでせっかく勧誘したパーティーメンバーのコンディションが悪くなると困るんだが？
「1日くらい何とでもなるから！」
「もうちょっとパーティー内の貢献度での分配とか考えてくださいよ！ って言うかむしろこっちがお金払うまでありますからね!?」
「……えぇぇぇー」
「駄目だこの人常識感覚無いタイプだ」
「普通先輩とかに教わって覚えません？」
「……俺、パーティー機能使ったの昨日が初めて……」
「「あっ(察し)」」
おいやめろその憐れみに満ちた目。べ、別に悲しくねーし。幸運盗賊で同期の孤児とパーティー組んで貰えなかったとかうっかり他の冒険者と一緒になるとケツが危険だとか気にしてねーし！ ……嘘です。後の方はめっちゃ気にしてます。どこぞの金髪王子様系剣士にガチで襲われたのが最大の危機だったな……
「……その、あの時は本当にすまない」
「……慣れると癖になるんですけどね(ぼそっ)」
エミリアさんその感想はいらないです。
まあとにかく目標は達成した。俺達は明日また集まる事を約束して今日のところは解散するのだった。
頑張った。
精も根も尽き果て、体力も限界……
