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始まり1
はじめまして、
このお話は1人の学生が恋愛を学ぶ物語です。
主人公腹立つかもしれないですが、現実を舞台にした話です。人間溢れる物語にしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします〜
誰が好きなのか、自問自答の日々をおくる。
ひょっとしたら自分は歪な人間なのかもしれない。
誰かを好きになり、愛することができるのか、
いつか解る日が来るのか。それは、誰も知らない。
僕には好きな人がたくさんいる。もちろん苦手な人も数人いる。前者の方が圧倒的だ。
高校1年の夏。僕は告白というものをうけた。
その人は、ただ「好き」とだけ僕に言った。放課後の日が沈みきったグラウンドで。街から聞こえる祭りの音にほんの少し、遮られながら。
僕はどうしたらいいのか、どうするのが正解なのかわからなかった。その人とは親しい仲で、すごく良い人であることもわかっていた。気まずくなるのが嫌だった。
「付き合って欲しい」と、その押しについ頷いてしまった。
こうして僕は初めてのパートーナーを得た。
自分の内に、今まで感じたことのない気持ちが浅く、深く、残った。