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はじまり


0話

「明日から冬休みだけど補習があるやつはちゃんと来るように あとあんまりハメ外すなよ

よし委員長挨拶して」

「はい 起立 気をつけ 礼」

高校二年の冬、やっと二学期最後のホームルームが終わった

今作の主人公である新村冬夜は、部活に入っていないため早速家に帰ろうと教室のドアを開ける

すると扉を開けた先に、まるでキラキラ光っているんじゃないかと言わんばかりイケメンがいた

「ゲッ」

「冬夜一緒に帰ろうよ」 イケメンが話しかけてきた

「どちら様でしょうか」 冬夜が胡散臭そうな目を向けながら言った


「君の悪友であり親友の神崎龍だよ」そうこの、街ですれ違ったら10人中10人が振り返るようなイケメンである神崎龍は、小学校からの冬夜の親友である

「俺にお前みたいな友達はいない」

「なんだよ冬夜、まあいいや一緒に帰ろうよ」龍が笑いながらいう


「いいけど今日はあの女たちはいないのか?、てか部活は」

「なんか今日予定あるって言ってみんな帰ったよ 部活は道場の改修のせいで休み」


いつも周りにいるうるさい女達がいなく更に全国屈指の強さを誇る剣道部が休みという何か出来過ぎな状態に不安を覚えながらも冬夜は一緒に帰ることにした


「 そうか 帰んなら 早く行くぞ」

「ちょっとまってよ冬夜」


その帰り道 住宅街を歩いていると


「冬夜あっちの方でなんか光ってるよ」


冬夜が龍の指差している方に目を向けるとファンタジーで有るような魔法陣がこちらに猛スピードで冬夜達の方に向かって来ていた


冬夜は冷静に考える

『この類のものは絶対に今俺の隣にいるイケメン野郎のものだタイミングを見てうまく逃げれば関わらずに済む筈だ』


冬夜は龍にバレないように少しづつ後ずさりし始めた


「なんだろうあれこっちに向かって来てるけど あれってもしかにてファンタジーに出て来る魔法陣ってやつかな あっっちょっと足飲み込まれちゃったよ ちょっ助けて冬夜」


「大丈夫だ龍、それがもし本当に魔法陣なら異世界に行って勇者にでもなれるから 頑張れよ龍」笑笑笑


龍の手がギリギリ届かない場所から、にやにやと龍を見ながら冬夜が言った


しかし次の瞬間 冬夜は龍に腕を捕まれてしまう 冬夜が混乱していると


「冬夜だけ逃げようとするなんてひどいじゃないか 一緒に異世界に行こうか冬夜」

龍が悪い笑みを浮かべながら言う


「ちょっ馬鹿 離せ おおおおおおおい」


龍が冬夜を掴むといきなり魔法陣が大きくなり一瞬にして2人を飲み込んだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ーー63、9964、9965」


何かを数えるような声を聞いてて起きた冬夜は少しズキズキするあたまを気にしながらも周りの様子を確認

しようと顔を上げた


「ぎゃあーーーーー」


冬夜は自分の目を疑った なんと冬夜の目の前には テッカテカの焼いた肌をした筋肉の塊のような人がいたのだ


「やあ 新村冬夜くん 今日は良い筋トレ日和だね 調子はどうだい?」


冬夜が絶句していると筋肉ダルマが心配そうに


「どこか痛むのかい?」


冬夜が何も答えないと


「おかしいなメナスさんに頼んだメディカルチェックの結果にはどこも異常は無かったんだけどな」


筋肉ダルマがそう言いながら片手を冬夜の方に向けたすると冬夜が先ほどまで感じていた痛みが嘘のように無くなった


「どうだい?」

「痛みがなくなりました」


すると筋肉ダルマは満足げに頷くと少し悩んだようなそぶりを見せる


「君と話している間に何回 腕立て伏せをやっていたか分かるかい?」


そう筋肉ダルマは冬夜が起きてから一切手を止めずに腕立て伏せをしていたので有る


「すいません分かりません」


「そうかしょうがないな 9900、9901」


「ちょっとまった! あんたは誰なんだ ここはどこだ なんで俺はここにいる」


すると筋肉ダルマは


「ああ忘れていたよ 僕は神でここは神界にある僕のトレーニングルーム そして君は勇者召喚に異物として弾かれた所為でここにいるんだよ」


「一緒に魔法陣に飲み込まれた龍はどうなってるんだ」


「ああ彼ね 神崎龍くんは無事に勇者召喚で王城に召喚されたよ」


「そうか、龍の野郎」

「で 俺はこれからどうなるんだ」


「君には3つの選択肢がある1つ目は天国に行く 天国って言ってもここのことなんだけどね

2つ目は元いた世界に戻るただこの場合神崎龍くんに関する記憶を消させてもらうよ

3つ目は神崎龍くんが召喚された世界に行く その世界は君の考えているようなザ異世界だよ

いわゆる剣と魔法の世界だね

さあどうする?」


「俺はその異世界に行って生きていけるのか?」


「どうだろうねたしかに異世界に対応させるための装置でもある魔法陣には弾かれちゃってたけど

その身体はある人の細胞に手を加えて作った物だかr「はっ?どういうことだよ」君の身体は召喚に巻き込まれた時に消し飛んじゃったからね 一から作ったってわけ でも安心して君の魂はちゃんと君のものだから なんでか魂だけは消し飛ばなかったんだよね」


「ハア マジかよ」冬夜が落ち込みながら溜息をつく


「元いた世界に戻るってことでいいかな?」

「いや龍に行った世界に行く」

「おっどうしてだい?異世界に行ってから生きていける保証なんてできないけど」

「龍を一発殴るためだ」

「はは 君 面白いね じゃあ早速行ってもらおうか」

「ちょと待てよこういうのってなんかすげえ力もらえるもんなんじゃねえのかよ」


「基本的にはそういうのはないよ ただそうだね一般人の君がいきなりあの世界に行ったんじゃあすぐに死んじゃう可能性は高いね… よし一緒に筋トレをしてくれたら何か能力をあげよう」


「なんだ そんなんでいいのか よしやってやるよ」


「じゃあまずは腕立て伏せ1000回から」

「えっ⁈」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

10時間後

「これで終了 途中で休憩を挟んだとはいえ よく頑張ったね さあ どんな能力が欲しいんだい?」


「はあはあ…はあはあ…」『答えられるわけないだろ神なんだから心くらい読めないのかよ』


「早く答えてくれないと勝手に決めちゃうよ あと心は読めるよ」


「はあはあ…巫山戯んなよはあはあ…心読めるんなら読めよ てか勝手に決めていいわけないだろ」


「どんな能力が欲しいんだい?」


「どんな能力が作れるんだ なんでも鑑定できる能力なんかもできるのか?」


「できるけどあんまり意味ないよ君の行く世界では魔法で大体のことができるし強いていえば属性かな人が使える魔法はその人の持っている属性のものしか使えないからね」


「じゃあ俺に全ての魔法を使えるようにしてくれ あと魔力量も多めで できるか?」


「そのくらいならなんてことないよ そんな能力でいいのかい?」


「ああ強すぎても逆に大変そうだし」


「そうかい まあ君がいいならいいけど ちょっとまってね ふん」


筋肉ダルマは全身の筋肉に力を込めポージングをしながら声を発した

「終わったよ」


「もう終わったのか 何にも感じないが」冬夜が筋肉ダルマに疑いの目を向ける


「そうだねじゃあ 早速魔法を使ってみようか はい一緒に『我望む一片の刃さえ通さぬ完全なる肉体を マッスルハッスル』」「なんだこの呪文!」


冬夜は少し遅れながらも筋肉ダルマの後につずいて呪文を唱えたすると一拍おいてから

いきなり冬夜の身体中の筋肉は膨張してボディービルダーのようになった冬夜が驚いて筋肉ダルマの方に目を向けると、先ほどまでの筋肉ダルマと比べて体がふた回りも大きくなったもう筋肉の塊のようにした見えない神(笑)がいた


「なんなんだよこの呪文は」冬夜が切れ気味の言う


「筋肉の神オリジナルの筋肉魔法だよ、全身の筋肉が大きくなってカッコよくなるんだ後ついでに物理耐性が上がる」

「それ絶対筋肉が大きくなるんじゃなくて物理耐性が上がる方がメインだろ」冬夜が呆れながら言う

「ハハハハハ そうかもしれないね」


「てかこの魔法いつ切れるんだよ」


「念じると切れるよ」冬夜が切れろと念じると体がみるみるしぼんで行く


「よし 魔法が使えることも確認できたし 早速 異世界に送ってくれ」


「え〜せっかちだな〜一緒に筋肉談義をしたかったのに はいこれ」筋肉ダルマが何かを渡してきた


「筋肉談義ってなんだよ なんだこれ? ガラケー?」


「それはね神界にいる僕と連絡を取れる携帯電話だよ スマホの方が良かったかな?」


「別になんでもいいよ」


「そうかい良かったよ いつでも連絡してきていいからね じゃあね」


「ぜって〜連絡しねえよ笑 じゃあな ありがとうな」


冬夜の周りが徐々に光って行く 光が一際強くなると 次の瞬間そこは冬夜はいなかった


「あの世界はなにかと物騒だけど僕のあげた能力とその身体それに君の強靭な魂があれば無事に生きていけると思うよ 頑張ってね冬夜くん あといくら僕の筋肉が素晴らしいからって筋肉ダルマはひどいじゃないか」笑笑


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