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 1白い手袋  作者: ベン マウント
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家族救出

今日はドライブに来ている、佳代子が海を見たいと言ったからだ、佳代子の言う事は可能な事ならすべて、叶えてやるつもりだ、それを分かって居るのか、性格なのか、無理難題は一切言わない、だから楽と言えば楽だ、可愛いし綺麗だし俺には勿体ない彼女だ、できるだけ楽しくともに人生を過ごしていきたいと思っている、佳代子は行先は言わなかったので、新潟まで足を延ばしてみた、海岸沿いに国道八号線を富山に向かって走って上越に入った、道が海沿いを離れ市街地を通過する、市街地が終わりトンネルを抜けると、海沿いに戻っていく、再び海沿いを走り名立でレストランによる、ほとんど岸壁の上に立っているレストランだ、週末ではないので。そんなに混んではいなかった、雰囲気やメニューは食堂という感じだった、俺はこういった雰囲気が好きだ、ドライブで景色を眺めるのもいいが、ドライブインや,サービスエリアに寄った時が、一番旅に出た実感がわく、ここまでは普通だが人と変わっているのはここからだ、車では行けないが行きたいところが見えると、近くの駐車場に車を置き、そこにテレポートするのだ、如月たちがいたら出来ない事だ、海の向こうに小さな島が見えた、島というより大きな岩礁

「あそこに行きたいな」

佳代子が言うので、近くの駐車場に車を止める、車を降りると周りを見回す、人っ子一人いない、海岸に降り岩場の陰からテレポート、佳代子の言う小さな無人島に移動する、すると話し声が聞こえる、争っているようだ、無人島だと思ったのに、誰かの所有する島なのか、林の中に移動したのだが、すぐ先の浜の方から聞こえてくる、佳代子と顔を見合わせ

「行ってみようか」

男たちのそばに行く、粗末な桟橋があり二艘のクルーザーがあった、陸からは裏側で見えない男が五人いた、一人の男と四人の男が、対峙して何か言い争っている

「女房と子供を返してくれ」

「いや、まだ返すわけにはいかん、総会が終わるまで信用できないからな」

「貴様ら、そんなことまでして、会社をどうしようというのだ」

「あんたに辞めてもらえば、後はあんたに関係ないだろう」

「そうか、分かった、私が身を引けばいいんだな、女房子供の命には代えられん」

五十くらいに見える男は、クルーザーで陸に戻っていく

「どうする」

佳代子に聞いてみる

「知らんふりはできないでしょう」

旅は終わりのようだ

佳代子の事件を引き寄せる、体質は続いているのか、それとも俺がそうなのか、行く先々でこういう事になる、ひょっとしたら神様がそうしているのか事もしれないな、そんな事を考えてしまう

とりあえず帰った男の素性を知る事だ、男のクルーザーに移動する、男は港に着くとクルーザーを係留し、近くの駐車場に止めてあった車に乗って、港を出た、車のナンバーを控える、ベンツのスポーツカーだから、社用車とかではない素性はわかるだろう、

塚田さんに連絡を入れる

「すみません、車のナンバーから、所有者を知りたいのですが」

「また、何かに巻き込まれましたね」

「いえ、巻き込まれはしませんが、巻き込まれに行こうとしています」

「竜崎さんらしい」

笑っている、心配は一切していないようだ、該当ナンバーを言って電話を切ると島に戻る、もう一艘のクルーザーが島を離れたところだった、クルーザーに移動する、行き先が陸ではなく、ほかの島に向かっているかと思ったが、近くの岬を目指していた、岬にある船着き場にクルーザーを止めると、車に乗り換え近くの別荘地に入っていくと、一つの別荘に入っていった佳代子の事件を引き寄せる、運勢は続いているのか、それとも俺がそうなのか、行く先々でこういうことになる、ひょっとしたら神様がそうしているのかな、とりあえず帰った男の素性を知ることだ、クルーザーに移動する、男は港に着くとクルーザーを係留し、近くの駐車場に止めてあった車に乗って、港を出た、車のナンバーを控える、ベンツのスポーツカーだから、素性はわかるだろう、島に戻るともう一層が島を離れたところだった、クルーザーに移動する、行き先が陸ではなく、ほかの島に向かっているかと思ったが、近くの岬を目指していた、岬にある船着き場にクルーザーを止めると、車に乗り換え近くの別荘地に入っていくと、一つの別荘に入っていった、別荘の中には四人の女性と、五人の男の子三人の女の子、四人のほかに三人の男達がいた、トイレと浴室以外は壁がない、ワンフロアーの別荘だった、次元弾を使えば簡単だが、人前では使えない

「一、二の三」

打ち合わせも何もないが、男たちが人質から離れた瞬間を狙って、ドアを蹴破ると部屋の飛び込むと佳代子が三人、俺が四人あっという間に男たちは床に転がった、人質の人たちは唖然としてみている、何が起こったか理解できないようだ、結束バンドとガムテープで、男たちを拘束する、四次元ポケットには必要なものが、無制限に入るので、本当に便利だ

「皆さん、もう大丈夫ですよ」

俺と佳代子を見て、女性の中の一人が

「あなた方は」

訪ねてきた、面倒なので

「名乗れませんが、警察関係と思ってください、帰りましょう」

塚田さんに連絡し、顛末を伝えた

「スマホで現場わかりますよね、手配してください」

「わかりました、一応気を付けて」

「一応って何ですか」

「心配はしてませんから」

「なんと薄情な」

ははははっ、電話の向こうで笑っている

男たちのポケットを探り車のキーを探す、駐車スペースに、三台の車があった、キーも三つあった

「どなたか、運転できる方いますか」

先ほどの女性が

「外に私の車があります」

そう言って手を挙げた

佳代子も運転できるので、三台を動かせる、全員で移動可能になった

「持ち物なんかは、取られていませんか」

「スマホと財布を」

隅のテーブルに置いてあった

「それぞれ自分のものを取ってきてください」

その時スマホが鳴動した

「車の持ち主、言うのを忘れました、越後精密製作所社長 橋田雅之です」

「ありがとうございました」

「橋田さんの奥さんは」

やはり先ほどの女性が

「橋田冴子です」

「すみません、お宅に全員を収容できますか、ご主人と相談の上,やりたいことがあるので」

「ええ、この人数なら大丈夫です」

「お邪魔してよろしいでしょうか」

「はい、どうぞどうぞ」

「それから、他人に聞かれないよう、状況を話し家に戻るよう言ってください」

さっそく電話している、電話の向こうで鳴き声が聞こえる

「あなた、そんなに興奮したら、バレるでしょう、しっかりして、これから帰るから」

こんな時女性の方が強いようだ、車三台を連ねて橋田邸まで移動する、門のところに先ほどの男性が待っていた

駐車場に入ると、駆け寄ってきた

「あなた方が助けてくれたんですか」

「ええ、まあ、塚田と申します」

面倒なので名前を借りた

「橋田雅之と言います、妻と息子、それに社員の妻子を助けていただいて、ありがとうございます」

「実は、偶然今回の事を知って、救出優先で動いたのですが、事の背景がわかりません、教えていただけませんか、よかったら力になります、それに、これは立派な犯罪です、恐らく黒幕がいると思いますが、見当はついていますか」

「ええ、心当たりはあります、だが其の後ろがはっきりしないのです」

「よかったら力になりますから、話してくれませんか」

「ええ、分かることはすべて話します、お力をお貸しください、よかった、こんな力強い、誰にも話せず、本当は妻と子供が殺されないかて怖くて、生きた心地がしませんでした」

「あなた、こんなところでいつまで話してるの」

見ればみんな家の中に入ってしまっていた、改めて家を良く見ると豪邸と言っていいだろう、大きくて立派な洋風の豪邸だ、敷地も相当広そうに見える、庭の手入れも行き届いていた、家の中に入って立派な応接室に通された、佳代子はもうそこに座っていた、ややこしい話になりそうなので、塚田さんたちを応援に呼ぶことにする

「橋田さん、すみません先ほどは嘘を言いました、俺本当は竜崎と言います、話がややこしくなりそうなので、応援を呼んでいいですか」

「ええ、ええ、見方が増えるのは大歓迎です」

さっそく電話をする

「塚田さん、忙しいでしょうが、来てもらえませんか、手を借りたいんで」

「大丈夫ですよ、来る頃だと思って用意してました、ヘリも用意してあります」

「じゃあ、直接は無理だから、近くで降りられた所から連絡してください、迎えに行きます」

「了解」

電話を切ると

「ちょっと出てきます」

佳代子を連れて橋田邸を出ると,テレポートして置きっぱなしだった車のところに移動する、そして車を橋田邸に移し連絡を待つ、その間に事件の背景を聞くと、大まかにいうと会社の勢力争いだ、越後精密製作所は、代々橋田家が社長を次いで来た専務以下重役は全部身内だった、が近年バブル崩壊の一時期、資金繰りの苦しいとき外資を導入、重役が一人派遣されてきた、ボンボン育ちばかりの身内重役達を、凌駕するのはたやすかったらしい、持ち株数はともかく実権を握り、外資をバックに乗っ取りを計画したが、最終的に橋田家が手を引かない限り、どうにもならない、そこで今回の計画を実行したのだという、どうしてでも会社の持つ、特殊技術の権利が欲しいらしい、妻子の命がかかっているので警察にも相談できず、犯行は外国籍の人間にやらせるから、終わったら国外に逃亡させる、証拠は残らない、警察に訴えたらまた、同じことを行うと脅されていると言う、決着は明日つける事になる、役員総会だそうだ、そこで引退発表をしろと言われているそうだ

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