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【200文字小説】不細工
男の子がヒザから血を流していたから、
どうしたの、と聞いてみると、
泣いているばかりで、埒が明かないものだから、
ああ、きっと誰かに怪我させられたんだな、と思い、
ちょうど近くに、不細工がいたので、
その男を警察署までつれていく。
するとどうした何事か、
それは犯罪ではないのだと、
不細工であることは罪ではないのだと警察官がぬかす、
ああ、この国の治安はどうなっているのだ、
おかしい、おかしい、
この国はくるっている。
男の子がヒザから血を流していたから、
どうしたの、と聞いてみると、
泣いているばかりで、埒が明かないものだから、
ああ、きっと誰かに怪我させられたんだな、と思い、
ちょうど近くに、不細工がいたので、
その男を警察署までつれていく。
するとどうした何事か、
それは犯罪ではないのだと、
不細工であることは罪ではないのだと警察官がぬかす、
ああ、この国の治安はどうなっているのだ、
おかしい、おかしい、
この国はくるっている。
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