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詩の箱

消費

作者: 眞木 雅

日々の物足りなさなら

コンビニのケーキで埋められる


癒しきれないものは

忘れていけば生きられる


ただ生きるのには

この身一つで事足りる


生きていくだけなら不足のない日々を

繋ぐ安い甘さが酷く虚しい


口ずさむ歌の端々から零れる

他人の許しを模倣して

己に重ねて幸あれと願う


季節は過ぎた


引きずる足のとどまった場所では

何もかもが無意味だ


夜を迎えるその隙間の紫の空に白い雲

大げさに引きずる足の重さと

美しい景色に疲労する帰路にて

衰弱の余り君思う

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