どうしようもなく
あー。
これはもう無理です。
確率とか希望とか、そういう話じゃないけど、
なんかもう、やる気を失いそうです。
失って、わすれてしまいたいです。
はあ。
あなたとはじめて会ったのは、去年だっけ。
知らない人だらけのなか、ちっちゃくなっていたわたしに、なんでもないように声をかけてくれて。
なんでもないように名前を呼んでくれて。
「きみはぼくたちの仲間だよ」
「もっとこっちきなよ」
そういってくれているように感じられて、もういっぺんで好きになりました。えへ。
だけども、わたしったら、「好きだ」って意識しはじめた瞬間から、もう声がかけられなくなっちゃって。
そのぶん話しかけてくれたら嬉しくて、すごい喋ったつもりでした。
恥ずかしいから、なかなか目を合わせられなかったけど。
全然、ほかの子みたいに、いじったりとかも、できなかったけど。
そうだよ。
当たり前じゃないですか。
こんなに態度わるかったら、好きになってもらえるはず、ないじゃん・・・。
わたしの友達なんかを好きになるのも、うなずけるってものです。
うんうん。
でもさー。
やっぱりさー。
悲しいよ。
理屈でわかるのと、心でわかるのとはちがうじゃない。
あなたなんてしんじゃえばいい。
わたしの目の前で、わたしの友達にメールアドレスなんか聞いたりして。
おまけに一緒に写真なんか撮ったりして。
わたしも混ぜてよ。
わたしにアドレス聞いてよ。
ばか。
うそ。
しんじゃだめ。
だれが好きでも、わたしのことをどう思っていようとも、
あなたは素敵なひとだから。
やっぱり、あなたは、わたしの大好きなひとだから。
どうしよう。
つらいけど、悲しいけど、
あきらめきれないよ。
わたしが告白したら、どう思うかな。
わたしが笑顔で挨拶したら、可愛いって思ってくれるかな。
そうだよ。
まだ告白すらしていないんだ。
あなたが、わたしじゃない人を好いているっていうだけ。
心細さはそれはもうすごいけど、可能性はまだまだある。
うん。
いつか告白してもいいですか?
もうやだ って思うこともあるけど、それでもわたしはあなたが大好きなんです。
会いたいよ。
会って、好きだって伝えたい。
ね?
本当に、
すきです。