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1-2 頼られるものに

「……はっ!誰だよお前は!ここは俺の家だぞ!」


少しの間黙っていたが、少女が無断侵入者であると言う事を理解し

健一は少女に怒鳴った。


「そして私の家でもあります。」

「何を言ってんだよお前は!」


健一は、予想外の返答に困惑していた。

ここは自分の家である。この少女の家ではない。


「いえ、ここはあなたの家であり私の家。それは事実なのです」


少女は再び健一には理解できない言葉を喋り続ける。


「いや、だって俺はこの家で一人で暮らしてきて……」

「そうですね。私もこの家で一人暮らしでした」


更に少女は意味が不明な言葉を続けて発言している。


「いや、だからさ。色々矛盾があるじゃないか、それじゃあさ」

「矛盾はあるのは当たり前です……私も母から少し聞いただけで、今の状態には少し驚いてる感じです」


少女の言葉は健一を困惑させていく。


「母親から聞いたとか何とか言ってるけど、俺、理解ができない。どういうことなんだ?」

「そう、ですね……っ!どうやら説明をしている暇はなさそうですよ」

「は?どゆことだよ?」


〔ドゴッ!〕


家の外から何か大きな音が聞こえる


「うぇ!うぇ!?な、な、なに!?」「具現化しましたか……」

「ぐ、具現化ってなにさ!?て言うかこれってまさか!」


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


外に出ると大きな怪物が町を破壊していた。


「な、な、な!」「実物はこんなものなのですか!私も驚きです!」


怪物を見て二人は驚き戸惑っていた。


「……はっ!こんなこと言ってる場合ではありませんでした」


少女は驚くのをやめ、落ち着いた表情となり健一のほうに近づいていく。


「さあ、速く【想像】をしてロボットを【創造】しましょう!」

「は?!そ、想像?創造?何の事よ?!」

「何も知らないんですか!?とにかく想像してください!ロボットを!」

「ろ、ロボットを?」


そういわれた健一は混乱状態ながらも【自分の考えた最強のロボット】

と言うものを想像した。そして腕につけたままだったブレスが光だし

そして健一は気を失った。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


「っ……ん?んん?どこだここは……」

「操縦席ですよ。操縦席。」

「あれ、名前も知らないかわいこちゃん。て、あれは現実なのか!?」

「かわいこちゃん……じゃなくてですね!今は緊急事態なんですよ!」

「緊急……てかこの俺の今いる場所って……」

「ここはあなたの想像したロボットの操縦席ですよ」


そう、健一には今いる場所の事がよくわかる。

自分が考え抜いたロボットの操縦席そのものなのだ。


「そうか……そうなんだ!俺はこれでヒーローになれるんだ!」

「そうです……人々に頼られる存在に……ヒーローになれますよ!」


二人はヒーローになりたいと言う願望を持っている。

人々に頼られる存在ヒーローに。


「だから今は目の前にいる【妄想獣】を倒すんです!」

「お、怪物の名前か!よし!町を破壊する悪を俺が潰す!」



ここから、ヒーローになりたい二人の物語は始まる



続く

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