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1-1 出会い

小説らしくない書き方もありますが色々勉強してきた結果なのでご了承お願いします。

「彼女ができました?」「なんで疑問系なのさ」

「いや……だってね、いきなりそんなこと言われてもね」


いきなり彼女ができたと告げられた青年の名前は『早河 健一』東龍高校三年生

彼はいたって普通と呼ばれる青年であり、特徴もとくにはないと言われている。

そう、言われている。


「まぁそれは何だ?彼女がいない俺へのあてつけなのか?」

「いや、まぁ……友達には伝えとかねぇといけねぇかなぁってさ」

「友達か……お前と知り合ってそろそろ一年になるな……」

「そうだなぁ。友達がいねぇつうお前とかよくなってもうそんなにたつかね」


健一にそう元気よく話しかける青年の名前はおなじく東龍高校三年『神明 昭』

成績はそこそこ、運動神経抜群と言う人気の高い青年である。


「ふ、そうだな……俺と話をして最後まで残ってくれたのはお前だけだよ」

「そうやな。お前のあの妄想話を最後まで聞き続けれるのは俺くらいだろうよ」


そう、一般的には普通と言われている健一だが、実は普通ではなかった。


「俺のいつかロボットのパイロットになりたいって言う熱意についてこれる奴は少ないしな。」


そう、健一には夢がある。それはいつかロボットのパイロットになり、人々からヒーロー

と呼ばれる存在になることである。かなう事が無いと思いながら。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


「んじゃ。また明日な。」「ああ、また明日な。」


先ほどの場所から少し歩いた先にあった十路地で健一と昭は別れの言葉をいい、

それぞれ左右に歩いていった。


「しかし恋人か~、うらやましいったらありゃしないよなぁ。」


腕を組みながら唸るように喋る健一


「でも……恋愛感情って感じた事無いんだよなぁ……人を好きになるってどんな感じなんだかなぁ……」


健一は恋という物についてよくわからない。恋したことが無いからだ。


「ふっむぅ、恋愛……わかんな、んあ?」


恋愛について考えていると足に何かがぶつかった。


「これは、んん?!昔見てたヒーローの変身アイテムみたいな奴だな!」


落ちていたものを拾うと、興奮しながら観察しはじめた。


「腕につけちゃったりしてな。そんでもって変身したり……」


そう言いながら腕につけ


「変身!……何もおきんよなぁ……」


がっくりしながら腕から外しポケットにしまう健一


「まぁ、明日の学校に行く途中にでも交番に届けるかな」


そう言いながら帰路に着こうとしたとき


「ん?んん!?」


目の前から強烈な光が広がっていたのである。


「な、何だ!」


光が自分の近くに来たときとっさに目を閉じた。

そして少したった後に目を開いた。


「あれ?なんともない?というか周りにも何にも変化は無い……」


夕日も、町の建物も、何一つとして変化したような様子は見られない。


「俺の気のせいかな?」


先ほどの光も自分の妄想の一つなのだと思い、家に帰ることにした。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


「ただいまーって、誰もいねぇよな……親父もお袋もいねぇし」


健一の親は二年前に事故で亡くなっている。その後からは健一は一人で暮らしている。

親族・親戚のあてがないのだ。

いや、祖父にも祖父母などに一度も会ったことが無く連絡先なども知らないだけだか。


「さて、とりあえずは飯でも作って……寝ようかね」

「お帰りなさい」「え?」


誰もいないはずの部屋。自分だけしか住んでないはずの家。

そんなところから自分以外の声がする。


「だ、誰だ!」


そう言いながら声の聞こえた後方に顔を向ける。


「私ですか……私の名前は早河 なずな。あなたと一生を共にするものです」


その時健一は始めて恋をした……




続く

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