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ぼくとお父さん  作者: 青野 乃蒼
序章

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第四話 家族団欒

 その日の夜、お父さんとお母さんと妹の(さき)、家族四人で食卓を囲み、お母さんの愛情がたっぷりと詰まったハンバーグを食べた。


 食べながら、今日の出来事をお母さんが楽しそうに話し始める。


「お父さん、翔ったらもう野球チームのこと知ったのよ」


 お父さんはハンバーグを美味しそうに頬張りながら、少し驚いた顔をしていたが、すぐに笑顔に変わる。


「もう知ったのか。それで翔はなんて?」


「それはもちろん入りたいって言ったわよ。でも翔は偉いから我慢するんですって。ねぇ翔ちゃん」


「うん。我慢するよ。だってそれまでお父さんやお母さんが野球してくれるもん」


「そうか。翔は偉いな。よしっ、今度の日曜日は公園に行って野球しよう」


「本当? やったー! 早く日曜日にならないかな。楽しみだな」


「ふふっ。良かったわね、翔ちゃん」




 みんな楽しそうに笑っている。一人を除いて。


 二つ年下の妹、咲はまるではち切れそうな風船のように頬を膨らませていた。


「パパずるい、翔ばっかり。咲とも遊んでよ」


「ごめんごめん。咲も一緒に公園に行こうね」


 愛くるしい娘に完全降伏と言わんばかりのゆるゆるな表情を浮かべながら、咲に頬擦りする。


「きゃー。パパ痛いよ。髭がじょりじょりするー」


 そう言いながらも、咲は満更でもないようだ。


 そんなお父さんと咲の(じゃ)れ合いを、お母さんは愛おしそうに眺めていた。

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