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第一話 プロ野球選手になる

 両親の影響で、物心ついたときから野球が好きだった。

 

 テレビ中継がある日は必ず観ていたし、お父さんが休みの日はいつも公園に行きたいとせがみ、野球をして遊んだ。


 お父さんがボールを投げて、僕がそれをかっ飛ばす。


 投手と打者しかいない親子二人野球は、当然のことながらお父さんが大変だ。


 遠くまで転がった球を拾いに行き、戻るや否や休む暇もなく次の一投を投じる。


 これを、僕が疲れるかお父さんが降参するまで続けるのだ。


 お父さんが降参し家に帰ることがほとんどだったのは言うまでもないが。


 それでもお父さんはいつも笑顔だった。


(しょう)は野球が上手いなぁ。プロ野球選手になれるよ」


「うん、大きくなったらプロ野球選手になるんだ!」


「そうか、パパ楽しみにしてるよ」


 僕は本気でそう思っていた。テレビに映っている選手達のようになれると……。

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