4.サングラスシャイン
【サングラスシャイン】
見た目は小さい太陽。ただ、サングラスをかけているので少し異質だが、これでも1番最初に出てくる弱い敵。
行動パターンは少ないが、その身の熱で木や金属武器を寄せ付けない。遠距離武器などが有効だが、1番内部の紅の笑顔石を撃たなければダメージは0。
サングラスを外すととてもイケメンな顔だが、外そうとすると凄い怒る。
また、夜になると形態変化し...?
王道の雑魚モンスターとは誰か。年代によって、ゲームによって違うが、大方はスライム、ゴブリンなど、名前で弱さが分かる。だが、目の前にいるのは...
「何だこの太陽!?」
サングラスをしたその物体は、まるで中ボスかのように堂堂と技を繰り出す。
ボッゥ 1.火炎放射
ゥィィィン 2.高速回転タックル
シャアァァァン 3.謎の効果音と共に日を照らす
まあ、この3つか。時計回りにグルっと一周しながら攻撃を避けて様子をみる。俺の手には片手剣。真っ直ぐ伸び、両側に刃がある。
3つ目の技は特に俺には効果が無さそうなのでボーナス技なので攻撃を繰り出すなら3つ目の技だ。
1つ目と2つ目は撃って来たらなるべく回避。一応盾も買ったが。火炎放射という事で、木の盾を買った俺には盾はまだ早いと言われているような気がする。
シャアァァァン
謎の効果音。即座に円運動から中心へと向かう。オラァと掛け声を付けても良いがコイツが雑魚敵かもしれん。幾分かの恥ずかしさが上回りその案を却下した。
ザシュッと気持ちのいいSEが鳴って切ったことを証明してくれる。ただ、太陽さんはまだ倒れなかったようだっt...熱っ!
金属製の剣が太陽の皮膚(?)を切ったせいで熱が伝わり持ち手の方まで熱が伝わった。カランコロンと片手剣が落ち、俺の手に火傷の文字がついたことが知らされた。くっそコイツ序盤で出てくる奴かよコイツ。しかもデザイン意外と秀逸で煽ってそうな目がサングラスの隙間からチラつくのが腹立たしい。
まあいい。そんな事も想定内だ。俺は初期にあった金全てはたいて武器に投資した。戦闘こそこのゲームの真髄俺はそう感じたからだ。故に、この引き金を引いた瞬間。バシュっと太陽は力尽き、俺の勝利が確定した。
勝つと、太陽のドロップ品として、紅の笑顔石とお金(この世界では通貨はビットらしい)をゲットした。ちなみに俺が店で買った初心者用のハンドガン(型名は無いみたい。当たり前か)の1発の価格は約30ビット。ドロップしたお金は約45ビット。割に合わない感じも少しあるが。1発で仕留めるなら赤字では無いのが救いか。よく見ると矢や銃で狩っている俺と同じプレイヤーが大半のようだし、コレが最適解か。しかし、経験値が美味しいのかかなりプレイヤーが集まって来たな。これは...アレをすべきかも。
ネタバレかもと思ったので、後書きに色々書きます。
このモンスターの名前はサングラスシャインくんですね。
序盤で猛威を振るったこのモンスターは、後でグッズ化されたりするのは別の話。