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異世界で始める性感マッサージ  作者: かきつばた とっぽ
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第3話:役場でメルシーをもらう

 ミナの家族と朝食を食べた後、お父さんに街まで送ってもらう。


生まれて初めて乗ることになった馬車、楽しみにしていたのだが少し乗っただけでお尻が痛くなってしまい、街までの距離が長く感じた。

元居た世界の車が懐かしい・・・




ミナのお父さんにお礼を言い分かれた後、役場に向かった。

街は人で賑わっており様々な格好の人とすれ違った。

あまりじっと見るのは不味いかと思い、ちらっとしか見ていないが綺麗な男女が多いようだ。


役場に入り見渡すと正面右の方に[お仕事紹介所]があった。

カウンターにいた女性が俺に話しかけてきた。

「こんにちは、お仕事紹介所です。お仕事をお探しですか?」


「こんにちは、何か良いお仕事はありますか?」


「はい、オススメをお探しいたしますので、IDの提示をお願いいたします。」


「ID持ってないんですが・・・」


「かしこまりました、ではまずIDを登録致しますのでこちらをご覧ください」


女性の方を見ると小さな鳥のようなものがこちらに飛んできた。

ピピッ完了!と鳥から聞こえた後、女性は機械を操作し腕時計のようなものを俺に渡した。

「こちらがIDになります。腕時計型[メルシー]を装着してください。

あなたのプロフィールを確認した結果、こちらがオススメのお仕事になります。

2件ありますがどちらか気にいりましたか?」


「そうですね・・・」

紹介された仕事を見ると

 


[冒険者:誰でも歓迎。頑張り次第で億万長者! 注意.命の責任は取りません。]


[宿屋の手伝い:資格不要。かけもちOK、賃金は少ないですが寝床と3食付き。]



「えっ?この2つしかないんですか?」


「そうですね、今のところはこの2件しかあなたにオススメすることができません。

スキルが増えれば他にもお仕事はご紹介できますが・・・」


「・・・わかりました。ちなみにスキルってどうやって増えるんですか?」


「スキルは生活していく中で何か特定のアクションを起こした際に習得することができます。

例えばですが、パンを作るとパン職人スキル1が追加されます。

1番スキルを手に入れやすいのは職業で言うと冒険者ですね」


「そうなんですね!

あの、両方の仕事を受けることは可能ですか?」


「はい、可能です」


「じゃあ両方お願いします。」

せっかく異世界に来たのだから冒険者にはなってみたい。スキルも手に入りやすいみたいだし。

宿を借りるお金は今ないから宿屋で働かせてもらったら寝床もごはんも確保できる。

最高だ!


「かしこまりました。

では冒険者の仕事をする際は腕につけたメルシーでミッションを確認してから参加ボタンを押してください。

自動で移動することができます。」


「はい」


「宿屋にはこの後すぐに来てほしいとのことですので、この後メルシーで宿屋まで飛んでください。

目的地の宿屋には星マークを付けていますのでタップしてくださいね。」


「はい、わかりました」

さっきから聞いているとメルシーはスマホのハイテク版のような機能を持っていることが分かった。

思っていたより簡単に操作できるみたいだ。

行きたい場所まで飛べるとは便利な機械だ。


「では、本日はお仕事紹介所に来ていただきありがとうございました、楽しいお仕事ライフを」


役場を出てからメルシーを操作して宿屋のボタンを押した。

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