好き過ぎる結果。
『あの? 聞いてください!』
『私、最近好きな人が出来たんです。』
...と言う女の子が僕の職場の後輩で、『ルルナ』
そして僕の名前は、『徳寿』 ルルナは可愛い職場の後輩だよ。
『それと? ルルナの好きになった人って誰なの?』
『同じ部署の仁坂先輩です。』
『あぁ~ アイツめちゃめちゃモテるんだよなぁ~』
『そうなんですよ~ どうしたらいいですかねぇ~? 徳寿センパイ!』
『軽いなぁ~ 先ずは、少しずつ話しかけて見たりスキンシップ増やしたり?』
『いきなり? 怪しくないですか!?』
『そうかな? じゃ! 【好きです】 って言っちゃえば!』
『それいいですねぇ~! ズバッと言ってきます。』
『えぇ!? 冗談で言ったのに......。』
◆
でも次の日、ルルナはマジで仁坂に 『告白』 したらしい。
そしたらまさかの!? 『OK』 もらえたんだって~ そんなモノなの?
えぇ!? 上手くいったんだ!
『良かったな! 仁坂からOKもらったんだって~!』
『そうなんですよ~ 徳寿センパイのおかげです!』
『でもさ? 会社中でルルナが仁坂に告白した事広まってるぞ~!』
『いいんです! 付き合えたから。』
『そうなの? 案外ルルナって...? メンタル強いよなぁ~!』
『そうですか? 普通ですよ!』
実は僕、ルルナの事がずっと前から好きだったのに......まさかの!?
仁坂と付き合う事になってビックリしている。
そんなに急展開で、事が進むのかなってただただどうしたらいいのかなって?
ルルナのいいところは、純粋で真っ直ぐで決めたら曲げない子なんだよな。
そこが僕に無いところでもあり、好きなところでもあって。
今更、ルルナに告白できないし応援してあげるしかないよな?
自分の好きな気持ちを押し殺すのは辛いけど......?
ルルナの為だ!
でも、僕はどこかで直ぐに二人は別れるだろうと思っていた。
仁坂モテるし、ルルナも飽きるかなって思っていたからだ。
◇
でも? 後悔しても後悔しきれない!!!
あれから3か月後、僕の考えは浅はかだった。
まさかまさかの!? 仁坂とルルナが 【結婚】 した。
僕がルルナに対して好き過ぎた結果。
この恋は終わってしまった。
しかも...? 自分がルルナの事を好きだった事を言えないまま......。
何が辛いって? 自分の気持ちを言えなかった事だ!!!
≪教訓≫
好きになったら、直ぐに自分の気持ちを相手に言わないと.......?
恋は成就しないと言う事。
ビビッていては、始まりもないし終わりもない。
言わないと、相手には伝わらないと言う事だな。
『お前が言うな!』
最後までお読みいただきありがとうございました。