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二枚盾のシン

 準備を終えた俺達は、町から出て少し歩いた地点でMOBモンスター相手に講習を行っていた1年2組の集団と合流した。

 別行動をしていたのは大体1時間ほどだったと思うが、そこにいたクラスメイト達の何人かはもうそれなりにMOBと戦闘することにも慣れた様子で狩りを行っていた。


 そしてその中にはフローズ達のパーティーもいる。

 あいつらは俺とミナを見た途端、狩り途中のMOBを他のパーティーに譲って近づいてきた。


「おやおや、逃げずにちゃんと来れたようだね、回復職の一之瀬君?」


 フローズは相変わらず俺を馬鹿にした様子でそんな口上を述べてきた。


「ここで勝たないとゲーマーとして示しがつかないからな」

「……へえ、君は俺に勝つ気でいるのかい」

「当たり前さ」


 戦うのなら常に勝つ気で戦う。

 常識だろ。


「負ける準備はできているか、フローズ」

「勝つ準備ならできている……というか俺をキャラネームで呼ぶな。クラスメイトにそう呼ばれるのは恥ずかしい」

「…………」


 ……まあ恥ずかしいと思うのなら今後は使わないでおいてやる。

 だがやはりこいつとは価値観が違うな。


「全くもって気に入らないな。俺は君の事が好きになれそうにないよ」

「別にいいさ。俺も今お前を好きになれそうにないと思ったところだ」


 こうして俺と氷室は睨みあった。

 入学初日からクラスメイトと険悪なムードを作りたくはなかったが、仕方が無い。


「どうやらお互い戦闘準備は完璧のようだな」 


 俺と氷室が目線で火花を散らしているところに早川先生がやって来た。

 この人は自分の生徒達を争わせるような事をして何がしたいんだろうか。


「……一之瀬君、君はそんな装備で本当に大丈夫なのか?」

「はい、大丈夫です」


 そんなことを思っていたら、早川先生は俺が両手にもっている二つの盾を見て心配そうな声を出していた。

 確かにこれは決闘をするスタイルじゃないからな。

 早川先生もこれには予想外だったんだろう。


 まあこんな装備でも大丈夫な決闘方式にしてもらえないと俺の勝率は低くなるだろうが。


「ただ決闘は一発勝負にしてもらえないでしょうか?」

「一発か……氷室、君はそれで構わないか?」

「ええ、いいですよ」


 決闘方式はどちらが早く相手に一撃を入れられるかという一発勝負に決定し、俺は内心ホッとする。


 俺の装備は白フードと盾二枚だ。

 一応アイテムボックス内には狩り用の棍棒があるが、今回は使わない。

 対する氷室は初期装備ではあれど全長150cmほどの槍を持っている。

 俺はステータス的に考えて氷室より防御力が高いだろうが、 攻撃力は歴然の差があるはずだ。

 こんな状態で半減勝負、あるいは全損勝負などをすれば俺は氷室に碌なダメージを与えられず、長期戦となってしまっただろう。


 だから俺は攻撃力、防御力が関係しない一発勝負で戦いたかった。

 まあ駄目なら駄目で泥仕合をして勝つまでだったんだけどな。


 しかしこうもあっさり一発勝負を受けるとは、どうやら氷室からしてみたら俺の二枚盾が余程脅威に見えない・・・・・・・らしい。

 そういう思考になるだろうとは思っていたが。


「では決闘は一発勝負という事で……決闘開始デュエルスタート


 早川先生から決闘開始の合図が出た。

 それに合わせるような形で俺の網膜に『決闘開始』という文字が現れ、この戦いが成立した事を示してくる。


 また、それは氷室の方も同じだったようで、開始早々にスキルを発動させてきた。


「ふん、まずはその盾を吹き飛ばしてあげよう! 『ランスタックル』!」 


 氷室の槍と足から瞬くような光が溢れ、俺に向かって一直線に飛び込んでくる。

 それを俺は右手に持った大盾でガードした。


 なかなか威力のあるスキルだったが、それは大盾を軽く弾くまでで俺そのものまでには届かない。


「くっ……やはりその盾は邪魔だな……『二段突き』!」


 そして氷室はやや緩慢な動作で槍の矛先を俺に向け、そこからすばやく二回の突きを放ってきた。

 けれど俺はそれを左手に持った小盾で軽く受け流す。


「ちっ……『パワースラスト』! 『横薙ぎ』! 『二段突き』!」

「…………」


 俺がスキルを連続で捌いたのを見て氷室は舌打ちし、更にスキルの連打を行ってくる。


 そんな氷室の行動は俺にとって馬鹿げているとしか思えなかった。

 何か狙いがあるにしてもこれはいただけない。


「ぐ……くそっ! なんなんだ! さっきから君は守ってばかりじゃないか!」


 結局、その後も俺は氷室が放ってきたスキルを全て防いだ。

 すると氷室は俺から一旦距離を置き、やや息を切らしながらも怒鳴ってきた。


「タンクは守ってナンボだろ」


 それを聞いた俺はやや呆れ混じりに言い返す。

 タンクにおいて、守ってばかりというのは褒め言葉であると。


「だからといってタンクが攻撃しなくても良いだなんてことにはならない!」

「まあ正論だな」


 タンクは常にMOBからヘイトを集めなくてはいけないから、それなりに攻撃をした方が良いというのは確かだ。

 しかし守ることを疎かにしたタンクなどお荷物にしかならない。


 従来のMMORPGとは違い、よりリアルな戦闘が楽しめるVRMMORPG、そしてその中でもPvPに力を入れているタイプのゲームでは実際に守るという行動を取らないとタンクでさえかなり脆いからな。


「なら君も攻撃してこい! 『ランスタックル』!」

「……言われずともだ」


 氷室が喋りながらもスキルを発動させてきたのを見て俺は小さく呟く。


 俺は氷室の叫びを聞く前に・・・・軽く横へ動いて『ランスタックル』を避け、突っ込んできた氷室の頭上目掛けて小盾を振り下ろした。


「がっ!?」

「決闘終了だ」


 小盾は氷室の頭に命中し、それは無事に攻撃と判定されたようで決闘終了の文字が目の前に現れる。


 決闘は俺の勝ちだった。


「槍のリーチを生かして戦えばいいものを……なんで突進スキルを使って間合いを潰すかね……」


 だが俺はそのあっけない結末に大きくため息を漏らすばかりだった。


 氷室が最後に使った『ランスタックル』は敵との間合いを一瞬で詰められる優秀なスキルだったんだろうが、リーチで勝っている今回のような戦いではあまり多用すべきではない。

 更に、スキル終了時の硬直時間が僅かに存在しているように見受けられ、一発貰えば即終了というこの戦いでは使い勝手が悪いように感じる。

 もしも俺が氷室の立場だったら絶対に振らなかっただろう。


 スキルの仕様を正確に把握しきれていなかったこの男の負けだ。


「な……なんだ今のは……なんで今の攻撃を簡単に避けれるんだい! おかしいだろう!」

「おかしいって何がだ?」

「君はAGIにポイントを1も振っていないじゃないか!? なのにあの速度で出した攻撃をどうしてあっさり避けられるって言うんだい!?」

「それか……」


 どうやらコイツは対人戦慣れしていないのだろうと、確信に近いほどに思った俺は氷室に軽く説明を行う。


「お前は決闘の最後に『ランスタックル』を使用してきたが、それは最初に放った『ランスタックル』と完全に同じ予備動作を行っていた。そのモーションを見ればスキルを振ってくる前でも何が来るのか簡単に想像できる」

「予備動作……だと……」

「対人戦重視の『EE』や『KNO』、それに『F8』あたりとかでは必須のPSプレイヤースキルなんだが」


 俺が言った幾つかのVRMMOは人と人が争うのをメインに置いたゲームだ。

 それらのゲームでは「相手と行動の読み合いをする」という格ゲー的な要素があり、相手の挙動に合わせてこちらも動かないと即死亡というシビアさを持っている。


「……お前が普段プレイしているのは『FM』か『Dハン』あたりのPvE(Player vs Enemy)がメインのゲームか?」

「そ、そうだけど……それがどうしてわかるんだい?」

「俺もそのゲームはやっているからなんとなくわかったのさ。お前はPvPをしなれていない、PvPに関するPSが低いってな」

「な……俺のPSが低い……だって……?」

「あくまでPvPでの話だけどな」


 ライトゲーマー向けのMMOゲームとして確固たる地位を築いた『FM』『Dハン』もやりこめば深い知識や経験に裏づけされた素早い立ち回りが求められるようになってくるが、これらのタイトルはライトゲーマー層を取り込むためにPSプレイヤースキルで大きな差が出ないよう作られている。

 特に『Dハン』はアクション要素の比重が大きいものの、プレイする敷居を低くするためシリーズを重ねるごとにライトゲーマー寄りの作りとなってきており、そのせいでヘビーゲーマー層からは不満の声が噴出したりしているタイトルだ。

 企業としてどのゲーマー層を狙ったモノを作るかというのを考えての結果だというのはわかっているから別に批判するわけではないけれど、俺も少し不満を持っている。

 PS重視のゲームだとハードルが高くなりすぎてゲーム人口が少なくなるという弊害があるからな。

 難しい話だ。


 そしてPvEメインのゲームで遊ぶゲーマーは「相手の行動を読む」という事はできても「自分の行動で相手はどう動くか」という点でPvPメインのゲーマーに後れを取ることが多い。


 また、それ以外にも大きな勘違いしてしまう奴が出てくるのも確かと言える。

 全員が全員ではないのだが、これはもはやステータス依存のゲームにおける宿命と言ってもいい誤解だ。


「氷室、お前はジョブやスキル、レベル、装備といったものでは語れないPSを蔑ろにしてきたんじゃないのか。ただ単純にレベルを上げて良い装備を手に入れさえすれば勝てるという幻想に囚われていたんじゃないのか」

「ぐ……」

「クロクロにおける騎士は最初から攻撃スキルと防御スキルがバランスよく備わっているが、僧侶はレベル3になるまで攻撃スキルが無く、回復スキルと援護スキルしか持ち合わせていない。俺が回復職だから攻撃スキルや防御スキルを持っていないだろうと、攻撃スキルでごり押せば勝てるだろうと、そう思ってお前は俺との決闘に臨んだんじゃないのか?」

「うぅ……」


 ライトゲーマー向けに作られたゲームはゴリ押しで進める事が簡単にできてしまう。

 そのためPSを磨かないプレイヤーの比重が大きくなり、レベルが高くて装備が強いだけのNOOB(初心者)が量産される傾向がある。


 氷室がNOOBなのかは今の戦闘だけでわかるものでもないが、ゲームのシステムで動く敵と戦うPvEを人同士の読み合いが重要であるPvPと同列に考えてしまっているところはいただけない。

 その2つは全くの別物だ。

 PvPではPSの差が如実に現れる。



 今回の決闘で俺は堅実な防御をし続け、じれた氷室がスキルを使う瞬間を狙うことでなんとか勝とうと考えていた。

 なので氷室が不用意な一撃をしてくれるように、俺はいつも使っている二枚盾の戦術を取った。


 あえて武器を装備せずに二枚の盾を持った戦術のメリットは防御力が高いというだけではなく、敵の思考を誘導するという点にこそあるといって良いだろう。

 此方側に武器が無いと知ると相手は程度の差こそあれ、自分がやられるかもしれないという心理的恐怖から開放されて隙を生じさせる。

 その結果、俺と相対した敵は二枚盾の罠にはまって安直な行動を取ることが多くなるのだ。


 加えて俺の防御を何時までたっても突破できないプレイヤーは精神的に追い詰められ、俺以上に疲労値を増大させて益々安直な攻撃をしやすくなっていく。

 俺は氷室をこの罠にはめ、何も考えずに攻撃をさせるよう誘導するため守りに徹していたというわけだ。


 しかし最初からあれだけスキルを連発されると逆に何か意味があっての事かと思って少し警戒したのだが、結局何もなかったので肩透かしを食らった気分にさせられてしまった。



 『スキルでごり押しができるのはミドルゲーマーまで』

 対人戦のVRゲームにおける上位陣にリアルの格闘家が多数存在する昨今では特によく聞かれる言葉だ。


 PvEメインのMMOゲームをメインで遊んでいたゲーマーがPvP寄りのMMOゲームを始めるとPvPメインのゲーマーに後れを取る。

 こんなことは少し考えればわかりそうなものなのだが、それでもこういった事実を認識していないゲーマーはわりとガチで多い。


 特に昨今のVRゲームではキャラクターが自身と同一化しているために、自分が強いものだと錯覚してしまうケースが多いとも言われていたりする。

 おそらくは氷室もこの心理に陥ってしまったゲーマーであるのだろう。


「MMOを舐めるなよ。どれだけ時間をかけてレベルを上げたかとか、ジョブの違いだとか、装備の優劣だとか……それだけでは勝敗なんて決まらないということをよく覚えておけ」


 だから俺は氷室にそう告げた。

 ヘビーゲーマーだという自負がある故に、クラスメイトの前でつい余計な事を口走ってしまった。


「…………」


 実際のところ、こんなことを真面目に言う奴は痛いということはわかっている。

 「ゲームで何マジになってんだよ」と思われても仕方の無い理屈だと言うこともわかっている。

 ただ気軽に遊びたいという層にとってPSなんてどうでもいい話だ。


 けれど俺は止められなかった。

 学校入学初日から俺はクラスメイト相手に自分のゲーム思想を語ってしまった。


 あほ過ぎるにも程がある。

 周りで見ていたクラスメイトも静まりかえってるし。

 多分ドン引きされてるんじゃないかこれ。


「……二枚盾のシン…………もしかして【ワールドデストラクション】に所属してる『シン』?」

「…………」


 と思っていたら1人の男子生徒が俺を見ながらそんな事を呟いていた。


「なあ……一之瀬って『EE』でも二枚盾を使ってるキャラ使ってないか……?」

「……よく知ってるな」


 知っている奴がいるとは驚いた。

 確かに俺は『EE』で二枚の盾を使って戦場を駆け回っている。

 今回俺が盾を二枚使用したのはその時の感覚で動こうとしたためだ。


「な……マジか……」

「え……? 二枚盾の『シン』って言うと……ここ2年間ほぼ毎日ログインして好成績を上げているのに、デッドしたところは一度も見られていないっていう……?」

「【黒狼】の部隊員10人に粘着されるのをたった1人で戦って生き残り続けた動画でネタ化してるあの……?」

「大会に出場していないプレイヤーの中でも最強クラスって言われてる奴じゃねえかよ! すげえ!」

「…………」


 なんだが結構詳しい奴が多いな。

 というかネタ扱いされてる話は驚いてるんだろうがギャグにしか聞こえない。

 【黒狼】が粘着してくるのはいつもの事だし。


 しかしどうしてこんなに知ってる奴が――




 ……あ、そっか。


 元々俺達は全員クロクロを始めようとしていた集団だ。

 中には初心者も混じっているが、他のネトゲに詳しい奴がいても不思議じゃないのか。


「でもどうしてそんな奴がヒーラーに……? 『シン』ってタンクだっただろ?」


 そこで俺が回復職をやっていることに疑問の声が出てきた。


「……初期設定の時に手が滑ったんだ。本当は戦士をやる予定だった」


 なので俺はそれに軽く答えた。

 今更だがクラスメイトには言っていなかったな。


「なるほど……そういえば戦士の項目の隣って僧侶だったな」

「それでVIT全振りか……」


 するとなぜ俺が僧侶でVIT全振りなのかに納得するような声がちらほらと上がり始めてきた。


 しかしいくら納得しようとも俺はVIT全振りの僧侶だ。

 そこから一人前の僧侶になるにはかなりの労力が必要になる。


「まあ……そういうことなので、俺は別行動させてもらえませんか、早川先生」

「いいだろう。それが約束だったからな。常識の範囲内で好きにするといい。ただし夜が更ける前に戻ってくるように」

「わかりました、では」


 だから俺は早川先生の了承を貰い、草原へ向かって走り出す。


 ここから先はひたすらレベル上げだ。

 一応武器として棍棒は購入してあるから地道にMOBを一匹づつ狩っていこう。


「ちょっと! 置いていかないでってば!」

「…………」


 と思っていたら後ろからまたしてもミナがついてきた。

 彼女はやや怒り調子で俺の方へ向けて走ってきている。


「……本当に俺のパーティーメンバーになるつもりか?」

「当たり前じゃない! さっきパーティメンバーとして握手したじゃないの! なにボケてんのよ!」

「ボケって……」


 別にそこまでボケた事を言ったつもりはないんだが。

 しかし確かにさっきよろしく頼むと言ったな。


 パーティーメンバーとしてというかクラスメイトとしてのよろしくだったんだが……まあいいか。


 俺はミナに最終確認を行うべく口を開いた。


「……何度も言うようだが、俺といると効率が悪いぞ? 他の奴とパーティー組んだ方が早くレベル上がると思うぞ?」

「だからそんなの知らないわよ。それとも何? 私がパーティーに入るとあなたは効率が悪くなるの?」

「いや、そういう事は無い」


 むしろ入ってくれた方が俺にとっては効率的だ。


「なら私はあなたとパーティーを組むわ。私はクラスでチヤホヤされたく無いし、あなたにとっては人手が増える。それでいいじゃない」


 結局、互いのメリットを提示されたら断る理由もなくなる。

 俺は頭を掻きつつも、これ以上の口論は無意味だとしてメニュー画面を開く。


「……はぁ。わかった。それじゃあしばらくよろしく頼む、ミナ」

「うん。こちらこそよろしく、シン」


 そして俺はメニューに備え付けられたパーティー申請をミナに送る。

 すると彼女は突然現れた表示に驚いたような表情をしつつも指を動かして許可の操作をしてきた。


 彼女はMMO初心者だが、俺が教え込めばそれも問題ないだろう。


 こうして俺に1人のパーティーメンバーができた。

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