開店、そして新しい生活編
新しいスタートを切った主人公、早速チートが出ていますが大丈夫でしょうか?
そして、主人公を追放したパーティーメンバーは今どうしているのでしょう?
また次回も楽しみに!
ガワラスの街に入った後、バルサークさんにドラゴンの素材を袋ごと渡して「では私は役所に届け出と、いろんな組合の登録をしようと思いますのでここでお別れです。」「ああ、君のことだすぐに店でも組合の重役にでもなれるさ。いずれにせよ私もこの街には武術大会のある半年後までこの街で依頼をこなすつもりだからな、機会があればまた会おう。」と言って別れた。
私は役所に住民登録を行いその後、薬師ギルド、鍛治ギルド、木工ギルド、魔道具の製作をする錬金ギルドの会員登録をした。
ギルドに登録するために行った試験は薬師ギルドでは、最下級ポーションをどれだけの時間で作れるかを見てもらって5秒ぐらいで作ったので一発合格し、鍛治ギルドでは、15分で炉の温度を上げ、その後6分で剣を打ちトータル45分で一本剣を完成させて合格、木工ギルドでは、指定された設計図通りに棚を製作する試験で45秒で仕上げこれも合格、錬金ギルドでは、用意された材料で何か魔道具を作れと言われたので、刺したらタンパク質がアミノ酸に分解される刺突剣を作ってドン引かれながら合格して見事全部の職人ギルドを制覇した。
その後私は1日安宿に泊まると、不動産屋に行って物件探しをした。そして大通りに近い場所に決め、一括払いでその物件を購入した。確か金貨8枚だったけど値切って6枚にしてもらったので安いかも知れない。ちなみにこの物件は店舗兼住居にする予定で、裏庭に組み立て式の空間魔法の付与をした鍛治場と薬品の調合場、滅茶苦茶に容量があるコンテナみたいな倉庫を設置し、開店の準備を整えると店の営業許可を取るために商人ギルドに向かった。
商人ギルドでは、まずルールとして犯罪行為に該当する経営はしない、年末に全体の売り上げ金の2割を商人ギルドに納めること、店舗を増やす時も報告することなど色々なことを教えてもらう講習会に参加してから、許可証を発行してもらった。「こちらが営業許可証と会員証になります。」「ありがとうございますこれで店を営業できるんですか?」と質問したら「いえお店の名前を登録したら営業可能です。」と返されたので「成る程、なら店の名前は『アルゼイ万物販売店』でお願いします。」「万物店ですか…余程品揃えに自信がないとつけるのも大変かと思いますが‥かしこまりました。では登録金として大銀貨3枚になります。」と言われたので「これでようやく営業開始ですね」私は支払いを済ませると、口座にいくら残っているか確認するために銀行に行って口座の残高を確認したら、個人の口座に白金貨475枚と金貨1650枚大銀貨873枚銅貨214枚のかなり莫大な資産があって銀行員にびっくりされた。
どうやらこの金額だったのは、私の個人口座にエリーさんのお願いを聞いてお手伝いした作業の礼金と、ゴドウィッグさんの鍛治の手伝いの手間賃、騎士団長アマリアさんからの感謝のお金など、今までお世話になっていた人達のおかげだった。私は今までの人生で関わった人達に(パーティーメンバーは居なかったことにして)感謝して開店の準備を進めていった。
そして遂に自分のお店をオープンさせた、商品はポーションや薬などの薬品類、自分で今まで作り溜めてきた魔道具や、武器武具、カタログに載せた家具や、修理サービス、オーダーメイドの武器、魔道具、薬品など自分のスキルを最大限 に活用することを武器に商売を始めた。しかしながらすぐに客が集まるはずもなく、2日間暇で終わった。
そして3日目、バルサークさんが来店してくれた。「ほぅなかなか良い店だな、主人居るかちょっと聞きたいことがあるんだが。」「はいはい、なんでございましょうか?」と近づいていったら「おやおや、久しぶりだな。なんか新しい店ができたと聞いたから試しに来てみたが君の店か!」と言われたので、私は「ええ、お久しぶりです。バルサークさん本日はどのような物をお求めに?」「そうだな、回復ポーションを見せてくれないか?なるべく効果の高いヤツ」「かしこまりましたでは、こちらに」とカウンターに案内してポーションを見せた。
「これが上級回復ポーション、手足がなくなっても生えてきて筋力は落ちますが完全に元通りになるぐらいには回復します。これが最上級回復ポーション、手足がなくなっても、生えてきて身体が鈍る事はなく、魔力も少し回復します。」と説明したら「ちょっと待て、普通そんなに回復するポーションはもっと高いがこれ半額ぐらいだぞ?怪しい物でも入れたのか?」と値段があまりにも安くて疑われたので、「いえ私の錬金術のレベルが高いので、材料を節約して効果は高くできるから安いんですよ。」と答えた。「成る程、君のことを再評価する必要があるな、でも流石に【神の雫】と呼ばれる万能回復薬はないよね。」「ありますよ」と言ったら「えっ!あるのかい!王都でも無い限り滅多にお目にかかれないエリクサーが!この店に!」と興奮気味に言われたので、嘘をついていない証明に「コレですね」と私が出した薬瓶はクリスタルガラスのようなキラキラした瓶で、金色の装飾が蓋に付いている、高級品と一目で分かる代物だった。
「おぉ確かにエリクサー、奇跡の万能薬だ…。」と興奮が冷め切っていないバルサークさんに「効果は両手両足千切れても一滴垂らすだけで生えてきて、魔力がゼロになっても少し飲めば完全に元通り、極め付けはありとあらゆる状態異常に対する耐性が飲むだけで半年間も得られるまさに奇跡の万能薬。値段は王都でも白金貨35枚が最低価格で合ってますね?」と確認の為の質問をしたら、「ああ全くもってその通りだ、私も一本だけ買って保存しているが、このエリクサーはかなり上物だな。」と言ったバルサークさんに「水増して無いですからね。原液ですよこれ。」と私が言ったら「ハァ⁉︎水増し?原液⁉︎」とキャラクターがブレたようなことをバルサークさんが言った。
私が「エリクサーは効果から分かる通り万能薬です。それ故に一般市場に出回っている物は原液に対して4倍の最上級ポーションを使用して薄めて数を増やして販売されてます。原液を買えるのは王族か大貴族、後は教皇などの地位の高い人達くらいですね。」と説明したら「成る程つまり本当ならエリクサーはもっと値段が高い物なのか、ところでこのエリクサーの値段は?」とどうやら興味の出てきた バルサークさんに「白金貨18枚になります。」と言ったら「やっす‼︎」と漫画だったら目玉が飛び出ているであろうほどにバルサークさんは驚いていた。
私が「買いますか?」と言ったら半分反射的に「買う‼︎絶対買う‼︎ちょっとお金下ろして来るからそれまで絶対売らないで‼︎」と言いバルサークさんは全力でダッシュして店から出て行った。それから5分位経った後、ダッシュで戻ってきたバルサークさんは、「何本売れる?」と言ってきたので、「6本までならお売りできます。」と答えたら速攻で「買う‼︎」と返された。
そして開店3日目にして、売り上げ金白金貨108枚を叩き出した。「バルサークさん良いんですかこんなに買って、私が言うのもアレですけどもっと慎重に考えてから買ったらいいんじゃないですか?」と言ったら「いやいや、あそこで迷ってるなんてそんな人間は恐らくこの世にはいないよ。にしても君は店の防犯をもっと考えたほうが良いよ。盗まれちゃうじゃないか。」返されたので「いえお店の商品勝手に持っていったら身体の関節が問答無用、加護とか護符とか関係無く結合する呪物があるので多分大丈夫だと思います。」と答えた。
「君はその力の怖さに気付いてないのか…、多分大丈夫だと思うけど用心してくれよ、それじゃあまた機会があれば。」と言ってバルサークさんは帰って行った。その夜私は売り上げ金を金庫にしまい、店の掃除をして、風呂に入り(この物件は風呂とトイレ完備で、この街に上水道はないが下水道は整備させている)就寝した。ベッドの中で私は「そういえば存在を忘れてましたけど、私を追放したパーティーメンバーは今どうしているのでしょうか。」と思いながら眠りについた。