邪神復活!
とうとう復活した邪神、主人公は如何にして立ち向かうのか!
作者より次回城之内死す!的な感じです。
そう、邪神の紫色の煙に包み込まれる前の姿は、黒い角が四本生えた濃い紫の髪、黒い皮膚にマグマの様に燃えている入れ墨が筋肉で膨れ上がった身体を覆い、金色の虹彩の山羊の瞳を両眼と額に持つギリシャ系の服を着た男性の姿だった。
何故勇者の書と見た目が違うのか?私が考えた原因は恐らく復活する為に核を全て集めていなかったから見た目が違うのだろう。
勇者の書にも邪神を完全にコントロールしていた長がやられたのをきっかけに邪神は理性を保つ事が出来ず、ひたすらに暴れてくれたから倒せた様なものと書いてあったから、あの男性の姿が勇者も見た事がない最終形態らしい。
まぁ指輪の力で女性になってしまったが、基本的な要素は変わらず、黒い角が2本と紫の髪に黒い肌、赫くマグマの様に光る入れ墨が両腕にあり、金の瞳に黒の結膜のグラマラスな美女だった。
ちなみに格好も変化していて、アラビア風のヒラヒラしたドレスにそっくりの衣装だった。「ふむ余の力に変化は無いか…ならの目的であるこの世を余の手中に収めるという計画に支障は無いな」と邪神が言うと、パーシーリーゲンが「ええ!邪神様のご計画は完璧に遂行される事間違いないですわ。」と女性になった事で、口調が変化したパーシーリーゲンが興奮気味に邪神に返答した。
邪神は「それはそうだ。余の計画を邪魔できるものは最早いないも同然、だが、」と言うとクリスティア君の方を見て「忌々しい聖女とその仲間達は別だ。ここで始末してくれる」そう言うと邪神は掌をこちらに向けて、「消えるが良い」と言った瞬間、とんでもない量の闇の魔力が掌に集まりドス黒い紫色の球が出来たかと思った瞬間、それが光線の様に放たれた。
ジルト君が「ヤベェ死ぬ!」と言って光線から逃げようと、もがこうとしたが逃げれそうには無かったので、私はその闇の魔力をアダマンタイトの棒に神聖属性の魔力を纏わせて、「鏡盾剣流」と言って野球のボールみたいにお返しした。邪神が「なに!」と言って同じ魔力の塊で慌てて打ち消したが、すぐに「貴様、一体どうしてそんな芸当が出来る。お前の強さはあまり強い人間の気配ではないぞ。」と私を指差して言った。私は「いえいえ、私はこの子達が傷ついてしまわないように、最適解な事をしただけです。」と答えた。邪神は、「そんな事でこの技をいなせてたまるか!」と言ったが私は無視して「取り敢えずそのアイテムは返して貰いますね」と言ってパーシーリーゲンの指輪をパクった。
「あっ!お前!返せ!」とパーシーリーゲンが怒ったが私は「嫌ですよ、貴女みたいな悪人にこんなモノ持たれたら良い事無いので」と答えた。「クソ、コイツ腹立つなぁ」とパーシーリーゲンはイラついていたが、「まあ邪神様が復活なされたのだ、お前もこの国もおしまいだな」と勝ちは誇った顔で言ってきたが私は「いえ、邪神とかよく分からない連中に暴れ回られたら困るんで、全部倒しますよ。」と言ったら邪神とパーシーリーゲンは、「ハハハ余をどうするというのだ。」「フフフ邪神様をどうするつもりだって?」と馬鹿にしたように私を笑ったが私は、「はいはい面倒くさいので、さっさとかかって来なさい。」と言ったら邪神が「フン、キサマなどほんの一捻りにぐぼっ!」と何か言いかけたが私に思いっ切りアダマンタイトの棒で鳩尾を強打されて踞り黙った。
私は少し後ろに下がってから「普通にダメージ受けてるという事は、私でも勝てそうですね。」と邪神を敢えて見下すように言ったら、起き上がった邪神が、「キサマ!もう許せんぞ!お前を絶対に殺す!」と随分お怒りの様子で、私のもっていたアダマンタイトの棒を、闇の魔力を纏った手で壊そうと握った瞬間、邪神の指が地に落ちた。
「何!邪神様に何をした!」とパーシーリーゲンが言ってきたので、「自分から刃物を握ったらこんな事になるって分かると思ったんですが、どうやら冷静では無かった事が原因でしょうね。」と返答した。私の持っている棒はいつの間にか黒い握りと同じ幅の両刃刀が付いた両剣に変わっていたのだ。
そう、何を隠そうこのアダマンタイトの棒こそチート武器、「千変万化武器変金」千以上の武装の形式を記憶し、姿をすぐ変えて戦える素晴らしい武器だ。欠点を挙げるのなら、千の形を持っていたとしても、使いこなすのは使用者の力量次第な所である。
一方邪神は、指を落とさせても直ぐに再生させ、後ろに素早く下がると、右手に闇の魔力を集中させて、次の瞬間には、黒い三日月刀が邪神の手の中にに握られていて、それで私を斬り殺そうと闇の斬撃をあちこちに飛ばしながら私に接近戦を仕掛けてきた。
私は斬撃を「風舞剣嵐風乱」で相殺しながら、Sクラスの子達を回復させていき、邪神から遠ざけるように自分の背後に集めて全員を守れる体制を整えてから、邪神と相対した。
邪神は斬撃を飛ばすのを止めるとかなり荒々しい力任せの剣技で攻撃してきたので、私は変金を両剣の形からと剣身約2メートル程の両手剣であるツヴァイハンダーの形に変化させ、両手剣を振っているとは思えない正確で細かい最小限の動きで邪神の剣技を弾き続けた。ザッカス君が「嘘だろ、あの教師は勇者かなんかじゃないのか⁉︎邪教徒の親玉にも手が出せなかった我々よりなんであんな冴えない奴が…」と私が邪神と互角以上に斬り結んでいる事に驚いていた。邪神もクソが!何故余の方が押されていると、内心どころか普通に顔に出るくらい焦りが見え見えだった。
そして私が弾き続けるのと並行して反撃を開始したら邪神に少しずつ切り傷が出てきたが、どれも浅い傷だったので直ぐに回復していた。私が「うーん、邪神さんもう少し剣をまともに扱ったらどうですか?力以外恐れる要素が見当たらない素人の剣技じゃないですか。」と善意で言ったら邪神の額に血管が浮き出て、大声で「コイツ!必ず引き裂いてくれるわ!」と怒って言うと、もっと力を込めて攻撃してきた。
私は邪神が攻撃の手を強くした時に弾くのをやめて攻めに徹したらどんどん邪神を押していき、最終的に邪神の剣を腕ごと吹き飛ばした。そして邪神を思いっきり蹴り飛ばして、邪神は学園の壁にめり込み、めり込んだ壁が崩れて埋まった。
「邪神様!」とパーシーリーゲンが瓦礫に慌てて駆け寄り、アイリース君達が「先生!大丈夫ですか!」と駆け寄ってきた。「ええ、全く持って問題ありませんよ。」と言うと「良かった」と言われた。ジルト君は「なんで先生はこんなに強いんですか?見た所普通なのに」と質問してきたので、「そうですね、自分の能力を把握し、謙虚に誠実に努力している結果でしょうか?」と答えたら、ボソっと「もしかして先生も…」と言われた。そしてパーシーリーゲンを取り押えようと一人で近づいた瞬間、私の足が止まった。違和感を感じて足元を見ると闇色のアメーバーみたいなものが足首を完全に固定していて、アメーバーの出処を見ると背後についさっき吹き飛ばした邪神の腕と剣があり、それから出ていた。
そして、私が背後を確認したタイミングで瓦礫を吹き飛ばして腕が元に戻った邪神が出てきて、「引っかかったな!この間抜けが!」と言った邪神が自分の腕に闇の刃を生やして私の胴体を横薙ぎに切断し、下半身と上半身に別れた身体を二つとも蹴り飛ばして、学園の校舎に打ち込んだ。




