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転生商人異世界無双記  作者: 菅野リクオ
13/20

*不味い!不穏なフラグがビンビンだ!

教師になっても、人生をエンジョイすることを忘れない主人公。

 しかし、その日常は割と直ぐに崩れそう?


どうなる主人公!

 教室に戻って筆記試験を全員受けて今日の学園行事は終了したので、生徒全員が帰った後の放課後に採点したらトウカ君とゴルム君は、計算と歴史がかなりギリギリだった。

 ジルト君は基礎以外のもの(文学、計算、地理などを除いたもの)が何故か魔法を含めてギリギリだった。

 「うーんジルト君は、転生したから学力は高いはずなのに、なんで魔法学がダメなんだろう。専門家みたいな家に生まれた筈なのになぁ」と言った後に、「それにしても、ザカッス君とアイリース君は王族だからかな、アイリース君は学力学年1位ザカッス君は2位、やっぱりこの2人は元々の教育がしっかりされてるんだなぁ。」と言っていたら、学長が「レイ先生、ジルト君に関して話したいとの事ですけど、彼が何か問題が?」と私の席まで来てくれて「わざわざすいません。彼なんですけど、魔法に関しては世界最高クラスですよ。」と私が言ったら、「それなら問題無さそうですが…別の問題が?」と返されたので、「ええ、彼は自信過剰な部分が目立ちます。学長もご存知の通り今日の魔法試験で彼は会場を破壊しました。」と私が言うと「ええ私も影から見ていましたので分かりましたけど、途轍もない力でしたね。」と返された。

 「はい、ですが彼はその力を制御できてない可能性が高いです。的を破壊する威力ならもっと別の魔法を使えば良かったはずなのに、自分の力を見せつけるような魔法を使用しましたので、彼の魔法は成績をつける時に評価する割合を減らして魔法4割その他の事で6割で成績をつけようと思っています。」と言う私の意見に対し、「確かにそうした方がいいかもしれませんね。若い頃に力に溺れると取り返しのつかない被害が出てしまうかもしれません。失った後で後悔して苦しむ人を私は数多く見てきました…彼には可哀想ですがその方が彼の将来のためにもなるでしょう。」と会話をしてジルト君の評価に関しての話し合いが終わった。 

 「そういえばジルト君とトウカ君が壊した会場と壁はまだそのまま放置されてましたっけ?」と学長に質問したら「ええそのままですよ。壁は応急処置はしてありますが明日にでも修復作業を行う予定です。それがどうかされましたか?」「私はこう見えても器用なので、修復作業は今すぐにも可能です。」と答えたら、「それは素晴らしい!早く直るのに越した事はありませんし、なにより授業を進める上で実践的な部分は大事ですからあそこが直るのは重要です。もちろんタダはいけませんから給料に追加手当を用意しておきます。」「ありがとうございます」と学長と会話して壊れた会場を直した。

 といっても作業内容は簡単で、会場の方は土属性の魔法でクレーターを埋め立て、残った会場の名残を集めて土属性魔法で用意した石と合成して会場を直し、魔法付与で頑丈に補強する。

 壁の方は秘蔵のチートアイテムの「時空神の威光」という名前を付けた豪華な時計と杖を合体させた見た目のアイテムで、壁を破壊される前の建造当時時間に戻し、ついでに壁全部を建造当時の時間まで戻して作業完了である。

 そして作業が終わった私は家に帰るとモニカさんが迎えてくれて、「おうお疲れさん」と言われたので私は「ただいま」と返し「今日の売れたもののリストを見せて下さい後で作っておきますので」と言ったらモニカさんは、「その前にメシだろそういうのはその後でいいじゃねぇか。」と言われたので、私は苦笑すると「そうですね、ご飯にしましょう」と言って「手伝うよ」とモニカさんに言われたので、「ぜひお願いします」と言って2人でご飯を作り、食べて雑談をし、工房で作業をした後、就寝して教師生活1日目が終わった。

 そうして次の日にも授業をしたり、調べ物をしたりして教師生活を過ごして、1週間が経過した。そんなある日いつものように更に学を深める為に学園の図書館で資料を見ながら勉強をしていると、魔力が含まれた古い本を見つけたの読んでみようとしたら、よく分からない言語で書いてあって読めず、仕方がないで自作の翻訳メガネで読んだら筆者とその仲間達の実体験を交えた物語だった。

 『勇気ある者達の物語』とタイトルがあり読んでみると、『この物語は私達の行った偉業に関する真実の証拠として後世に残り、あの恐ろしい存在に対する対抗策の情報を残してくれると考えここに記す。私の名はユーベルト・ゼルビア、今は勇者と呼ばれている男だ。

 私と仲間たちの偉業は、世界を侵略しようとした魔族の王、魔王と魔王率いる魔王軍を倒し、魔王を平和な考えの者に変えて種族間の争いを収めたと表向きは言われている。だが、私自身や勇者パーティーの全員も直前まで分からなかった真実がこの偉業には隠されている。

 これ以上真実に踏み込みたく無いのならこの本は閉じてくれ、それ程の真実がこの先には書かれているのだ。』私はここまで読んでから、昔のことだしまぁいっかと思ってまた読み始めた。


『私が記す真実とは、魔王は最初から世界侵略を行おうとしておらずそもそも私達は魔王を倒していないのだ。そして私達勇者パーティーの幻のメンバーはなにを隠そうこの魔王である。

 何故こんな事を書いているのかわからない者達の為に説明すると、私達は各地で侵略行為を行う魔王軍の幹部や魔王軍と戦い、魔王のいる魔大陸へ到達した。

 その時に私達は不意を突かれた野生のアンデットの群れの襲撃により物資を失い、なんとか洞窟で潜伏していたが、行動する事が難しい状況に追い込まれていた。

 そんな時に私達は就寝中にとある魔族が洞窟に来て私達はまた不意を突かれた形になり、そのまま魔族にやられると思ったがその魔族は私達が物資を失って途方に暮れている事を知ると、なんと失った物資を調達してくれたのだ。

 私が「何故こんな事をするんだ」と問いかけると、「お前達の力を借りる為だ」と答えて私達に真実を教えてくれた。

 簡単に説明すると、魔族が魔大陸から他国に侵略行為を行う前の昔に邪神を信仰する邪教徒達の長が魔族の同胞達を一つの街ごと犠牲にして邪神を召喚し、魔王の座を乗っ取り裏から他国に対しての侵略行為を行わせていたのだ。

 私達は「つまり魔王は関係無くて邪神とその教徒がこの長い戦いの原因であるという事ですか。」と問うと、「その通りだヤツらと邪神は、俺の父を殺し俺を人形として好き勝手にやっているんだ」と答えたので、「えぇ⁉︎という事は貴方は」「お前達が倒そうとここまで来る理由になった魔王だ。」と答えたので私達は驚いたが、魔王はそんな私達を放って自身の計画を語り始めた。

 「邪教徒の方は大した脅威じゃない、ヤツらは邪神を信仰しているだけだからな。問題は長と邪神の方だ。長は戦闘力は無いが邪神に命令が下せる。長を倒せば邪神が勝手に暴れ回り、被害が出てしまう可能性があって俺だけの力じゃ長を倒しても邪神をどうも出来ずに死ぬからヤツらに従うしかなかったんだこの300年近い間な」と語ると私達の方を見て、「だがお前達が協力してくれるなら話は別だ。邪神は神と呼ばれているが聖剣や聖女の力にはとても弱い、だから俺に協力してくれ、俺が言うのもなんだが…世界を救う為に力を貸してくれ!」と魔王に頭を下げられて頼まれた。

 「私達は元々世界を救う為にこの旅を続けて来ました。なので少し標的は変わりますがやる事は変わりません。一緒に世界を救いましょう」と答えると魔王は「ありがとう」と言った。


 こうして私達は魔王を仲間に入れて、世界を救う為に邪神と戦う事になった。

 魔王の城に近い場所に邪神とその信者がいる神殿があり魔王と一緒にそこに乗り込んでみると信者はほとんどいなかったので私達は邪神と長にすぐに相対した。

 邪神はヤギの頭蓋骨と筋肉質な身体でタコの脚が下半身に生えていて、ドロドロしたオーラを纏っていた。「おやおや魔王様一体何の御用で?」と長が言うと魔王は「それはだなお前の首をこうする為だ!」と言ってすぐに長に接近して首を斬り飛ばした。

 その瞬間、不思議なぐらい大人しかった邪神が暴れ出したのだ。

 それから私達は激しい戦闘の末に邪神を倒したが、五つの黒い水晶玉のようなモノが残っていたので調べた結果、この玉は邪神の核であり破壊には長い年月の浄化を必要とすること、3つ以上あると復活する可能性がある事、遠くに離していれば復活ができないことなどが分かった。


 私達は邪神が万が一にも復活しないように魔王が一つを自分の城で封印し、私達は残りを封印もしくは浄化する事に決めて国に凱旋した。

 凱旋した私達は支援してくれた国の王族に真実を伝え、表に邪神の情報が漏れないよう偽りの冒険譚を広めて貰った。

 そして、それぞれ違う道を歩む事になり、メンバー達が各自でで封印や浄化をする事に決めた。

 最初に斥候だったシロウが故郷のアズマ国に帰り山に封印用の社を作って封印した。

 聖女だったセイルは神聖国の神殿で浄化を長い間行う為に浄化を義務化した。

 盾役のアルフレッドは、生まれ故郷の帝王国で(現在の帝国の前身)国の宝物として封印を行った。

 最後に私と大賢者の二つ名を持つ魔法使いアミバードが、アミバードが新しく生まれてくる英雄の卵達の為に設立することになった学園の地下深くに聖剣と一緒にして浄化を行う事にした。

 ここまで読んでくれた人に言っておくが、あの邪神を復活させてはならない。

 アレは運が悪ければ私達も死んでいたであろう程の強さと周りに瘴気と恐怖の感情をばら撒く絶望しか無い存在、邪神の存在は我々以外は知らないはずだが、もし復活を企む者がいたなら絶対に阻止しなくてはならない、世界の平和の為に』とそこまで読み終えた私は「なんかとんでもないモン見ちゃったなぁ」と思い本を無限収納袋に入れて明日続きを読む事に決めて家に帰った。

 ちなみに帰宅時間を1時間以上オーバーして連絡もしなかったので(店の奥には電話みたいに使える連絡用の魔道具がある)罰としてモニカさんのドロップキックが待っていた。

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