最強な生徒と鉄面教師
主人公の担当クラスのメンバーはやはり、優秀だけれども、クセが強くて主人公はちゃんと教師できるのか?
まぁ心配いらないでしょうけどね。
Sクラスの生徒たちの中で1番最初に魔法試験をやったのはザカッス王子だった。「くらえ!【大火球】」と業火を大きな球にして放つ魔法を的に放つと的が炭化して粉々になった。「おお流石Sクラス格がちげえ」や「カッコいいわ」「スゲ〜な」と周囲で見ていた他クラスの生徒が男女問わず称賛していて、「フン!的が脆いな」とザカッス王子は自信が満々といった様子で機嫌が良くなっていた。
その後Sクラスの生徒は、アイリース君が風魔法で的を切り刻んだり、クリスティア君がかなり珍しい方の属性である神聖魔法の槍で(威力は低かったが)攻撃したりなど色々な魔法で攻撃を披露し、その度に周りから称賛の言葉が次々に出た。
そして最後に、ジルト君が魔法を的に向けて放とうとした時に、「宮廷魔術師用のをお願いします。後危ないんで離れて下さい。」と言って的が変更されて全員が離れてから彼は魔法を放った。
「【闇乃獄炎球】」と言って的に放ったのは、小さい紫色の火の玉でザカッス王子が「オイオイなんだよその小さいのは、その辺の雑魚が使うレベルじゃないか」とバカにしたように言った瞬間、着弾した紫色の火の玉が紫色の大爆発を起こした。ジルト君は慌てて魔法で障壁を作って防いでいたがその範囲が人1人を守れるぐらいのせいで、爆風がこっちまで飛んできたが、私が素早く1番前に出て盾の形をしたペンダント型の魔道具、「女神乃御加護盾」をかざすと巨大な障壁が発生し、爆風を完全に防ぎきったことで全員無事だったが、会場はクレーターが出来ていて的は全部破壊されて校舎のガラスが何十枚も割れているという大惨事だった。
ジルト君が「僕なんか威力高すぎたみたいですね。」と少し腹立つ言い方で言ったが、私は冷静に「点数は本来なら最高得点をあげますね」と伝えた。「やった!チート最高俺最強伝説キター!」と周りに聴こえないぐらい小声で喜んでいたが、「ですがこの惨事を引き起こしましたので、総合的に判断した結果、マイナスしてSクラス最下位とさせていただきます。」と続けて言ったら、「ええ⁉︎なんでですか」と言ってきたので、私は呆れた声で「なにから言ったらいいんでしょうね。危ない魔法を使う場合なら普通、生徒は先生に伝えてから使用すると魔法に関しては学園で決められています。それを破って使用したのがまず第1のマイナスのポイントです。」と言ったら「こっち来ても報連相かよウゼェ」と小声で言っていた。
「次に使った後の爆風に関してですが、なんですか自分も危ないレベルの爆風が発生するのに周りに対しての安全対策が全く無いなんて」と言ったら「でも、みんな無傷ですよ」と言ってきたので、「あれは私が障壁を張ったから無傷で済んだんですよ。私がなにもしなかったら怪我人が、いえ死傷者が大量に出てますよ。」と静かな声で叱った、「え?あれを先生が止めたんですか?先生鑑定しても特になにもスキル無かった気がするんだけど。」と言っていたので、「勝手に人のステータスを覗いたのは、不問にしますけど、私はマジックアイテムで、ステータスが分からないようにしてますので無意味です。」と言ってから「最後に言わせていただきますが貴方は常識的に欠けた部分があるようですね。普通自分で使う魔法の威力ぐらい理解している筈です。それなのに貴方は周りが被害を被るレベルの魔法を使いました。この事は貴方の今後の点数の割合を変える必要性が出てくるものです。とりあえず次の試験が終わったら学長と保護者に連絡しますので、そのつもりでいてください。」と伝えて新しく武術の試験会場へ向かった。
後ろから「なんだよお前らなんかチート使えばすぐこっちに負ける癖に偉そうにしやがって、こちとら神に転生させてもらってんだぞ。」と小さい声が聞こえ、不服そうな視線を感じたが無視しておいた。ハッキリ言って転生してようがなんだろうが謙虚にルールを守って生活することが1番大切だろうに、それを破って目立った事をしようとする人種には関わりたくないのだ。
個人的には目立った事をして良いのはゲームやアニメだけにして欲しい、私は深い悲しみがあったり最強無双ゲームの様に全て上手く生活ではなく、好きな女性 ひとと平和に毎日の小さな喜びを感じる生活が好きなのだ。
ゴンド先生が、「ええと、気を取り直してSクラスの人は自分の好きな武術を人形に向けて使って下さい。」と言って試験を再開した。
「じゃ、俺から」と言ってゴルム君が、前に出て来て「オラァ!」と言って大剣で一度に人形を八体横薙ぎに切断して、「まあこんなもんか」と言って、周りで見ていた生徒たちが、「まじスゲ〜!」「ヤバイ腕前だな」「あれが帝国流豪剣術か」などとザカッス王子の時みたいに、称賛していた。
ジルト君は、イライラしていたが直ぐに切り替えると「僕だってえいや!」と言ってショートソードで人形を斬ったが、魔法程上手くは無かった。
Sクラスの生徒たちは、魔法以外が苦手な生徒も中々に強かった。最後にトウカ君が騎士団長クラス用の人形でやろうとしたら、ゴルム君が「フン剣聖の子孫だかなんだか知らんが、女が出来る筈ないだろうやめておけ」と調子のいい事を言っていたが、「雑魚は黙っていろお前など私より弱い」と言われて「なんだと!」と怒っていたが、トウカ君が、「奥義・龍皇海斬刀術・海割り」と言って真っ直ぐに振り下ろした刀で的を切断し、学園の壁が爆発したみたいに一部吹き飛んだ。
「これでも、私に勝ったつもりか?」とゴルム君に言って、ゴルム君が「参りました。」と言ってトウカ君はご満悦といった顔だったが、「トウカ君、君はまだまだ未熟ですよ」と言った私の発言に、「なにを言っているんですか?私が未熟?先生でもその発言は許せませんよ。私はもうひと通りこの龍皇海斬刀術を納めて」と言おうとしたのに被せるように「こんなのただの剣を持った子供のお遊戯でしかないじゃないですか。力を周りに見せびらかす様な」と言ったら、「ふざけるな!」と私の首に向かって刀を振ってきた。
「先生危ない!」とアイリース君が言ったが遅く、私の首に刀が当たって刀が粉々に砕け散った。「え?」トウカ君が言って、周りの人達も「え?」と言ったが、私は金属片を払いながら「ほら、言ったでしょうお遊戯じゃないですか」と言ったら、ゴンド先生が「レイ先生なんで無事なんですか?」と聞いてきたので、「いやーいきなりトウカ君が刀を振ってきたので、気功術の中でも最硬の術である“金剛不動氣功鎧"を使って防御したんですよ。おかげでお遊戯レベルでも叩かれたら痛いんですけど、なにも無かったみたいに痛く無かったですよ。」と笑いながら言ったら、「そうはならないでしょう!」とツッコまれ、トウカ君は「そんな…私の納めてきた事は無駄だったのか?私はもう刀を振う資格もないのか?」と落ち込んでいたので、「ですが、貴女はまだ若いですよ。未熟であると同時にまだまだ成長期です。貴女の限界はこの程度で終わるものなんですか?」と言ったら、「違う!私はまだまだ強くなる!そうだいつかはアンタにだって勝ってやる!」と元気が出てきたらしく、私は「その調子です。いつかはわかりませんが私を超えていけるでしょう。これだって出来るかもしれませんね。」と言って刀を持って上段に構えると、「龍皇海斬刀術霞払」と言って刀を振った瞬間、上空にあった雲が全部真っ二つに裂け、千切れて消え晴れになった。
「貴女はこの私を超えたいのなら、これぐらいできて下さい。」とトウカ君に言ったら、「はい師匠!」と返事されたので、「先生ですよ」と返した。そしたらボーとしていたゴンド先生が、「ええと、これで試験は終了です。皆さん教室に戻って筆記試験の用意をしてください。」と言って全員が教室に戻って行った。




