さようなら平穏、こんにちは学園
変わらない平穏な日常が好きな主人公。
しかし、知り合いのお悩み解決の為に、教師になって⁉︎
騒がしい学園編開始‼︎
私が冒険者を辞めて1年が経ち、いつものように騎士団で指南役の仕事を終えて帰ろうとしたら、アマリアさんが、「少し話があるので執務室に来てくれ。」と言ってきたので執務室へ行ったら、アマリアさんは真剣な顔をして待っていた。
「話とは?」と質問するとアマリアさんは、「実は、私宛にアミバード学園から剣術の講師として来て欲しいと声がかかってね。どう断りを入れようかなと相談しようかと」とやや疲れた様子で相談を持ちかけてきた。
私が「別に受けなくていいんじゃないかと思います。」と返すと、「でもなぁ、この学園は私も卒業してるし、卒業生がウチの騎士団にも多いんだよ、だから断り辛くて」と言われ「成る程、なら代役でも騎士から出せばいいんじゃないですか?」と答えてみたが、「流石に騎士から出すのもね。失礼になるんじゃないかと思って、せめてバルサーク氏クラスの人物が居たらその人に代わって貰ったんだけど。」とかなり無理のあることを言っていたら、突然私の方を見て「そうか!君が居た!君が行ってくれれば解決するじゃないか!」と大声で言って、私の手をガシッと掴むと「頼む私の代わりに学園に行ってくれ、もちろん謝礼も出す」とお願いされたので、面倒くさいが無理ではない事なので、「分かりました。その代わり騎士団の指南役は休みますので」と伝えると、「そうか受けてくれるんだな、ありがとう」と感謝されて、「学園側には私から説明しておく、君は準備しておいてくれ、そうだ伝え忘れる所だったが姫様も今年から通われるのでよろしくな」と最後に爆弾を通り越してビックバン発言されて、なんとか帰路に着いた。
モニカさんに説明すると、「オマエなら大丈夫だろ、でも顔は見せろよ。」と返され、学園に行くのを許可してもらえた。その日の夕方あたりにバルサークさんが来店して、学園について教えてくれた。
アミバード学園は昔にいた大賢人アミバードの設立したこの大陸で1番有名で1番歴史のある学園で、生徒は平民から王侯貴族まで幅広く受け付けていて、卒業生の中には国王陛下がいたり皇帝がいたり、宮廷魔術師がいたり、騎士団長がいたりSランク冒険者がいたりなど国のエリートや有名人が多く、場所はこの国と隣国の帝国と神聖国の3つの国の国境が交わる場所にありちょっとした国レベルの扱いになっているなどの情報を教えてもらった。
「にしてもアミバード学園か…懐かしいなぁ私も卒業生だからね、体力は首席で卒業したけど勉強は万年3位だったよ。そういえば前戦った騎士団長そっくりな子が成績と女子の体力の評価が首席だったな」とまさかのバルサークさんとアマリアさんの意外な接点が明らかになったりしたが、私は学園に行く準備を進めて、入学式の数ヶ月前に自作の乗り物で学園に行った。
学園に数日かけて向かってようやく学園の外壁にある門が遠くに見えてくるという時に、若い男女グループがマッドワームの群れから、必死になって逃げていた。最初は冒険者が下手に群れが集中している場所で大きい音を立てて逃げているのかと思ったが、よく見るとその若者達は、制服姿で更によく見ると2人ほど魔力がかなり減っていたので、さては、魔法の練習をコッソリやろうとして、群れを刺激したなと思い助けに向かった。
そして私は乗り物で急接近すると乗り物から降りて、「耳を塞いで!」と大声で言って全員が慌てつつも塞いだのを確認すると、スコップ型の魔道具を地面に突き刺し自分の耳を魔道具で保護してから魔道具を起動させた瞬間、辺り一体にキーンというとんでもない音が響いて、マッドワームが地面から弱々しく這い出て来た。
マッドワームの見た目は1メートルぐらいのカブトムシの幼虫によく似ているが、顔はムカデで細長い体はカブトムシの幼虫より長いので、かなり見た目が気持ち悪い、そして音に敏感なため、大きな音を出すと群れで襲ってくるがナワバリを持つため、ナワバリの外に走れば助かるが群れが大きいとナワバリも大きくなるため注意が必要な魔物だ。
音に敏感なので私は対地中の魔物用に作った爆音の魔道具を使って群れを全て混乱状態にする事に成功した、あとは群れが混乱状態から立ち直る前に壊滅させなければ危険なため、秘蔵のチート武器「稲妻斬天将丸」と馬鹿みたいな名前を授けた雷属性系統の大太刀で雷を落としたり斬り刻んだりして、群れのほとんどを炭化死体に変えた。
生き延びた個体もどこかに消えたので大太刀を仕舞い、ボケ〜としている男女グループに声をかけた。
「大丈夫でしたか?」と声をかけるとハッとして「ありがとうございます。あのままだったら食われてました。」とリーダーらしい金髪の筋肉質な男の子がお礼を言ってくれて、「ありがとう」「助かった」などの言葉を他の子が言っていた。「なら良かったですけど、今後はこんな事にならないよう気をつけて下さいね。いつでも助けが来るなんて甘い考えは捨てて下さい。」と少しお説教をして、「じゃまた」と言って行こうとしたら、「あの」と声を掛けられ、グループ内にいたメガネの男の子が、「その質問なんですけどその変な魔道具はなんですか?」と私が乗っていた乗り物を指差して言った。
「これは自作のバイクです」と答えた。そう私が乗ってきたのは、ガソリンではなく魔力で動くエンジン搭載のバイクでモデルは前世で休日に使っていた、ハーレーダビッドソン スポーツスターXL1200L と呼ばれるもので、様々な魔法付与のおかげで、空も飛べて、戦闘にも使えるレベルに改造されたバイクとは言い難い代物でもある。
「ばいく?そういう名前を付けた魔道具なんですね。そういえばあっちは学園ですけど、どこかに用が?」「ええ少し急ぐのでこれで」と言いバイクを走らせ門へ向かった。
門に着いたらバイクを仕舞ってから門番の人に声をかけて学園内に入ったら、王都程ではないが、様々な店があり確かに1つの都市国家みたいだと思った。
そして街の中心部にある学園に向かい、学園の職員の人に案内されて学園長に挨拶へ伺った。「おや、君があの子の言っていた“私より強い人物”か。まぁ取り敢えず座ってくれたまえ。」と私に話しかけている人物こそこの学園の学園長である、エイブィス・ファン・エルフォース学長で、種族がエルフなのでアマリアさんもお世話になっているこの学園最年長の人物でもある。
「こんにちは学園長先生、強いかは置いておいて、アマリア騎士団長の代理役ということで剣術指南の講師となりました。レイ・アルゼイと申します。」と私が挨拶すると、「学長で構いませんよ。レイ先生、それにしてもあの子が気に入っているなんてよっぽどお強いのでしょう。」「いえいえ、私が強いのはあくまでも対人なので、アマリア騎士団長とドラゴンの討伐対決でもしたら私に不利な条件で行う事になります。」と答えた。
「いえそれでもあの子に勝てるならこの学園で教えるのに力不足という事はないでしょう。あの子は私が見てきた生徒たちの中でも屈指の実力者、そのあの子が“私より強い”と評価するその腕前、この学園の生徒たちに良い刺激となるでしょう。」とかなり高評価してもらい、話の内容が彼の見てきた生徒たちのことに変わって行った。
「…それでも私が教えてきた生徒の中で、今でもよく話を聞く機会が多いのがアマリア君とバルサーク君の2人でね、彼らの活躍は今いる生徒たちのやる気にも良い刺激なんだ。」「成る程、そういえば学長のお名前に似ている名前をどこかで聞いたんですが…。」「ああ、エルフォースの部分だろうね、こう見えても私はエルフの国の王族出身でね、兄が国王をやっているんだ。」と予想は少ししていたが、いざ聞くと驚くことを言った。
「成る程、どおりでどこかで聞いた事があると思ったら」「ちなみ私には娘がいてね。アマリア君のいる王都の薬師ギルドで働いているんだよ。」と言われた。
私はそれに関して何か引っ掛かるものを覚えたので「ん?娘さんて名前がエルアリアと言いますか?」と質問したら「知っているのかい?」と言われた。「ええ、以前冒険者をやっていた際によくギルドでお世話になりまして、まさか王族と繋がりがあったなんて」「まぁエルフの王族と言っても、エルフの族長たちの代表的な役割の名前だけなものなんだけどね。」と会話したりしてから、私の仕事に関しての説明を受けた、「君には剣術以外にも使える武術があるなら、それも教えて欲しい生徒の中には剣術以外が得意な子もいるし気付いてないだけで別な才能が眠っているかも知れないからね。後は君が担任のクラスも持ってもらうよ。君は不安かも知れないが大丈夫、授業に関しては別の先生もいるから君がこの後受ける教師用の試験でできない場所が分かったらカバーすることができるから心配はいらんよ。まぁ取り敢えず一通りできてくれれば嬉しいんだけど…それじゃあそろそろ試験の会場に移動しよう。」と言われ私は試験の会場に向かった。
会場には的と色々な教師陣が待機していた。「紹介しようこの人が新しい剣術指南の先生になるレイ君だよ」と学長から教師陣達に説明され、「初めてましてレイです今後とも宜しくお願いします。」と挨拶した。「初めてましてレイ氏、学園で君と同じく武術を教えているゴンド・マブロスと申す。」と背の高い筋肉質な男性教師が最初にに挨拶するとそれを皮切りに、「歴史関係を教えていますジェルネ・ジェガムです。」「マナー関係及び本校の風紀委員会の顧問もしています。マリー・メイグラです。」「魔法教師のマジルド・ゼンフ・ガーゼンです。」「魔工学と錬金術を受け持っているカータ・ヤブレです。」など、様々教科の先生たちが挨拶してきた。最後あたりに、「どうも〜保健教師のルーナ・メロースで〜す。」とかなりフランクな挨拶をしてきた教師は、頭に角の生えた少し露出の高い女性で、私はその女性の種族を知っていたので、「おや、女淫魔とは珍しい、失礼今まで生きていても魔族の方々にはお目にかかる機会があまりなかったのでつい」と軽く謝罪をすると「いえ〜大丈夫ですよ〜、にしてもアナタすごいですね〜私と視線を合わせても、色欲の感情が一切出ないなんてこの中にも学長ぐらいしか居なかったですよ。」と意外そうに言われた。「私には婚約者がいるので特に何も思いませんでしたよ。それより魅惑の魔眼でしたっけ、貴女の授業を受けている生徒たちは男女問わず変な気持ちになってそうですね」と私が言うと「よく分かりますね〜そうなんですよ〜、まぁそれが楽しいんですけどね。」と少し悪い笑みで言っていた。
学長が、「お喋りも良いものですがそろそろ試験をしましょう。」と言ったので、私は試験を受けることにして、試験が始まった。最初に魔法教師のマジルド先生が、「貴方の魔法がどれほど使えるか見せて欲しいのであの的に魔法を放って下さい。威力は低くて大丈夫ですので」と言われたが、私は転生した時の制限で魔法を触媒無しでは発動出来ないので、あらかじめ装備していた魔道具を触媒に魔法を発動した。
魔道具は腕輪型のアイテムで、1属性ごとに1つ必要だが、その属性の魔法全部使えるある意味チートアイテムだが、代わりに使用者の体力を毎分削ってくる効果があり、〜体力無限回復〜のスキルが無ければ(このスキルは、体力が減ると身体能力と体力の上限が上がってから素早く全快するスキル)長時間着けるだけで死の危険もあるアイテムを全属性分着けていたので、それなりの威力の魔法を全部の属性を使用して的に放った。
「ほう!素晴らしい全属性持ちですか。威力は少々低めですけど、十分な実力です。合格」と言われ最初の魔法の試験を合格した。次に剣術の試験でゴンド先生が、「試験はこのマキワラを切断してもらったら次に、この鉄の棒を切断してもらって切断面と速さで腕前を見る。そういえば剣術の流派はどこのものですか?私は岩断豪剣流をおさめています。」と言われたので「私は一応ひと通りの流派が使えますけど、(スキルのお陰で)今回は、龍皇海斬刀術ていうマイナーだと思うヤツを使います。」と言った。
「ん?どっかで聞いたような、まぁ気にせずやってみてください武器は箱の中にあるやつからご自由に」私は武器の中から細身の長剣を取り出し、抜刀術のように構えた。「一応大丈夫だと思いますけど、皆さん私の後ろに立っていて下さい。」と言って全員が後ろに下がったのを確認してから、剣を振った。
教師たちの目にはいつの間にか剣を振った後の体勢の私の姿が映り、少し遅れてシィンという音が聞こえた。
「あーレイ先生?何やったのかわからんのだが」とゴンド先生が私に尋ねると、「斬りました。」と答えたら、「え?斬ったのか2つとも?流石にそれは」と言いながらゴンド先生が巻藁と鉄の棒(太さが20センチぐらいの)を突いたら、巻藁はポトリと落ちて鉄の棒はツーと滑らかに滑って落ちた。
「え?ええ⁉︎なんだコレ!どうやったらこんな風に斬れるんだ!」とゴンド先生が驚き「少し時間がかかると思ったが、そんな事全然ないな合格だよ」と言われ合格した。
そしたら学長が、「その剣技見たことがある、私が若い頃にいた剣聖ヤマト・ジュウゾウの剣技だ。」と言ったら先生たちも「あの剣聖の!」「海割伝説の英雄の剣術⁉︎」と驚く中ルーナ先生の「私の父と戦ったことのある⁉︎」発言に、「え?」と先生たちが全員ルーナ先生の方を見た。
「あれー言ってませんでしたっけ?私の父は魔族の住む魔大陸で魔王軍の八幹部の中でも最強の剣士をやってる人物なんですよ〜」と私の試験より気になる事を言って全員がまた驚いた。
そんな事があったりしたが、次の試験を受けることになって、教室に移動した。
「次の試験は、歴史、魔法、数学、文学、の教員用筆記テストになります。取り敢えず1時間、予習用の本を読んでもらってから受けていただきますので心配なところは良く覚えて下さい。」と言われ予習復習をしてから、テストに臨んだ。そして、テストが終わったら「全科目高得点ですので、貴方は我々のフォローがあまり要らないと判断されました。」と言われ試験は全て終了した。
そして先生が使っている寮(この学園には、先生用と生徒用の寮がある)の部屋に案内され、私は転移門を部屋に設置して学園に通勤する用意を整えた。そして、先生としての勉強のために学園の図書館にある本や資料を読み漁ったり、色々な先生から話を聞いたり、生徒の名簿を覚えたりして入学式まで忙しく過ごした。
そして入学式の日がやってきた。
学長が1番最初に挨拶をした時に、「えー最後に私から新入生、在校生のみなさんにお知らせがあります。この度我が学園に新しく剣術の先生が入りました。どうぞレイ先生こちらへ」と紹介されたので登壇し、「ご紹介に預かりましたレイ・アルゼイと申します。どうぞ宜しくお願いします。」と挨拶した。
「レイ先生は我が学園の卒業生でもあるアマリア•メイブル•ウォーレスト王国騎士団長の騎士団で、剣術の指南役を務めた人です。皆さんも先生に教えてもらえばより上を目指せることでしょう。」と学長が追加説明したら生徒たちが少しザワザワした。そして入学式が終了して先生たちは自分の担当クラスについて話し合いをしていた。
「レイ先生、初めて教師をする貴方には少し酷ですけど、1年Sクラスを担当してもらいます。」「Sクラス?」私が質問すると「王侯貴族や才能が別格の子が集まる所なんですけど、かなりキツいですよ王侯貴族は威張ったりするわ、才能が別格の子はこっちを見下してきたりするわで、でも学長が「問題ないでしょう」て言ってたので」と言われた。私が「別に構いませんけど、学長に伝えておいて欲しいことがあります」と言うと「なんでしょう?」と聞かれたので「私が生徒に指導する内容に口出しは無しと伝えてください」とにっこり微笑んで先生たちに言って、自分の担当のクラスへ向かった。
クラスに着いたら「初めてまして、私がこのクラスの担任のレイ・アルゼイです。レイ先生と呼んで下さい」と挨拶して「取り敢えず皆さんはこのクラスで過ごすので自己紹介をお願いします」と言って全員に挨拶をしてもらった。
「アイリース・ゼン・ファール・メルロードです。名前から分かる通りメルロード王国の第1王女です。よろしくお願いします。」と金髪で可愛らしいストレートロングヘアーの女子生徒が挨拶をした。彼女ご存知の通りは私が昔助けた姫様である。
「ザカッス・ウェン・ローボス・バルザードだ。私も名前で分かるだろうがバルザード帝国第2王子である。よろしく頼む。」と少々偉ぶっている話し方の茶髪のイケメンが言った。ちなみにこの王子は王国と帝国の友好関係のためアイリース姫との婚約が発表されている。
「ゴルム・ベンランドという。よろしく」と短く挨拶したのは、濃い茶髪のガタイの良い少年で彼はバルザード帝国の帝国騎士団長の息子である。ちなみにザカッス王子の腰巾着らしい。
「ジルト・マジスティーです。祖父は結構有名だと思うけど大魔法使いのロバート・マジスティーです。よろしくお願いします」と黒髪の少年が言って少しクラスの人が(Sクラスの人数は他より少ない)何人かザワザワした。彼は私が試験の日に見た時に何故か別クラスの女子から熱い目線を送られていたので気になって鑑定したら転生者だった。
恐らくあの視線はなんかやっちゃいました?のノリでナンパでもしたんだろうと思う事にした。
「ヤマト・トウカと申します。私の名前も知っている方ならわかると思いますが、剣聖ヤマト・ジュウゾウは、私の曽祖父です。よろしくお願いします」と最近知った有名人の血筋の子がいたり、「クリスティア・レイティーです。聖属性魔法が得意です。よろしくお願いします」と何故かこちらに媚びた視線を送ってきた。美少女だけどなんか面倒な生徒がいたりして挨拶が終了した。
「さて自己紹介が終わった所で今日の予定を発表します。この後魔法と武術の能力を再確認するため実技試験を受けてもらって、そのあとに皆さんの苦手な科目を確認する為に、筆記試験も用意してありますのでそれを受けてからこちらで用意した教科書類を配布します。何か質問のある方は気軽に声をかけてください。」と言ったらザッカス王子が、「何故そんな事をするんだ?ここに居るのはその辺の雑魚とは違う選ばれた生徒のはずだ。受ける必要性はないだろ。」と言ったので、「そうですね確かに皆さんは優秀な生徒です。」と言ったら「だろ、なら受ける必要は」とザカッス王子が言いかけた時に、「ですが、そうだとしてもこの学園に入学したのなら全員が受けているものを受けないというのは不公平です。公平性を保つ為にも必要なので受けて頂きます。特別扱いが必要ならその旨、君のご家族に学長から手紙が届きますがそれで本当によろしいですか?」と続けて言ったら、「チッ‥受けますよ」と生意気な解答をしたが納得したようだ。
「では会場に移動しましょう。」と言って私が試験を受けたのと同じ場所に移動した。「では試験内容の説明をします」と会場に集まった他クラスの人たちにも聞こえるように説明しているのは、マジルド先生とゴンド先生だ。
「魔法に関しては、そちらに用意してある的に向かって攻撃魔法を放つという内容で、奥にある的は王国製の宮廷魔術師クラス用の的なのでそれを破壊出来るという生徒だけが攻撃してください。余計な恥をかかない様にね。」とマジルド先生が説明し、その後に、「さて武術に関しては、どんな武器でも武術でもあちらにある人形を攻撃してくれればこちらで判断して点数をつける。ちなみこちらにも帝国製の騎士団長クラスの攻撃で破壊可能な金属の人形があるから、それを攻撃したい生徒は言ってくれれば用意するので、自信がある者はこちらに声をかけてくれ」と言って試験が始まった。
Sクラス以外の生徒たちも、私から見れば分かるがかなり優秀だということが判明した。彼らは少なくともCランクの冒険者ぐらいの実力があり、この学園を卒業しても仕事には困らないだろうと思う実力が芽の段階でも分かった。そう思っていたが「やはり雑魚だなぁ」と生意気なザカッス王子が言ったので、「口を慎みなさいザカッス君、貴方の発言は品位に欠けます。」と注意したら舌打ちされた。
「先生は悪くないですよ、彼は昔から我儘な性格らしいので」とアイリース姫が教えてくれた。「久しいですね姫様、随分と大きくなりましたね。」と言ったら、「先生、姫様ではなくアイリースです。公平性を保つ為にも」と言われて私は苦笑した。
「次Sクラスの生徒は前に」とマジルド先生が呼び、Sクラスの生徒たちは前に出て行った。
記念すべき10話目?になります。
これも、見てくれる人がいるからです。
本当にありがとうございます。
by作者




