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第3話 二度と君を泣かせないために



「約束 誓い 願い」


「どんな言葉で表現してもいい」


「けれどこの思いの強さは 感情の行方は決して変わらない」


 彼女を泣かせないと思った


 もう二度と泣かせたくないと思った


 思えばずっと泣かせてばかりだった


 これまでずっと泣かせてばかりだった


 だから泣かせたくないと思った


「悲劇を繰り返してはならない」


「災いを再び起こしてはならない」


「それは人災 防ぐことができたものだ」


 強く 強く 思い続ける


 もう二度と


 二度もは泣かせないようにしたいのだと


 けれども


 そうだ


 だけれども


 思うだけならだれでもできる


 そうあれと求めるだけなら


 だれだって できてしまう


――誓いと共に走り出す


―― 一心不乱に


――わき目もふらずに


 五里霧中でも無我夢中


 泣かせないための未来を求めて




「ストーリー」

 この約束は叶うだろうか。

 この誓いは果たせるだろうか。

 この願いは形になるだろうか。

 分からない。

 未来を知る事は、誰にでもできない。

 けれども。

 やらねばならないのだ。


 彼女をもう二度と泣かせないために。



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