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正継さんだって愚痴りたい  作者: Making Connection
16/24

「名前」

会社のオフィスで報告書の作成をしていると後輩の田中君が入ってきた。

「あっ、お疲れ様です。

大谷さん、最近あまり会わないですよね。」

「外回りが多いからね。それにそういう働き方を推進してる会社だからね。」

「家で報告書を書いてメールで報告したりとかもありますよね。

テレワークを極めてますよねこの会社。」

「会社来なくても依頼人から報告と自分達からの報告で出勤になるのがすごいよな。」

その後も少し雑談をしていると田中君が

「そういえば聞きましたか?」

「なにを?」

「佐藤さんが異動になった話です。」

「えっ、そうなの?」

「不倫された女性の話聞いてるうちに同情して感情移入して・・まあ、そんな関係になったらしいですよ。」

「あ~佐藤さん優しいからな。それで解雇じゃなくて異動なの?」

「社長が世間にばれる前に相手側の旦那の不倫を問い詰めてうやむやにしたらしいですよ。」

「社長もまじめで優しい人柄とかかなり気に入ってたからね。」

「相手の旦那の不倫相手が同じ会社だったらしいから遠い場所に飛ばされたらしいですよ。」

田中君がなぜこんなに詳しいのか気になったが聞かない事にした。

「それで佐藤さんはどこに異動になったの?」

「清掃部門らしいです。」

「まあ人手不足らしかったからね。」

その後も雑談しながら自分達のそれぞれの仕事を進めていてると田中君が

「最近、ラベリングされてる戦国時代系のゲームしてるんですけど、本能寺の変のあたりが中心で好きなキャラクターが出てこないんですよ。」

「ああ、○○2とか○○3みたいな感じだね。好きなキャラクターは誰だったの?」

「浅井長政に仕えてて、その後に秀吉に仕えた大谷吉継って人です。

秀吉の統治下で活躍した人なんで信長とか光秀みたいな人が中心だとあまり登場できない感じなんですよね。そういえば、大谷さんって大谷吉継に名前似てますよね。子孫とかじゃないんですか?」

「ああ、どうなんだろうね。あまり聞いた事はないけどさ、なんか長男が生まれたら『継』の字はいれる風習があるらしいね。まぁ、守ってない家の方が多いからあんまり気にしてなかったけどね。」

言われてみたらそうだなと思いながら考えていると、

「大谷吉継っていえば石田三成の数少ない理解者の一人だったって説があるくらいですからね。

魅力たっぷりなんでキャラクター化してくれないですかね。」

その後も雑談を続けたが、石田三成の理解者だった大谷吉継という人が気になった。

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