白との日常
俺はその日、とても大好きだった彼女に振られ、一人、雨の中をさまよっていた。そして、こいつと出会った。
〜数カ月後〜
俺は数カ月前、子犬を拾った。
その子犬は、真白でふさふさの毛並み、そして、たまらなくかわいい、そうだな、なんかこう、とても守りたくなるような、
ん〜〜〜〜
まあ、言葉じゃ言い表せないくらいかわいい。
そして、こいつの名前は白。まあ、毛が真白だから白だ。安直すぎると思うが俺が考える名前よりかはマシだろう。
なぜって?それはだな。俺にネミングセンスが皆無だからだ。
例えば、猫に名前をつけるなら「タマオ」鳥に名前をつけるなら「ピコタ」とこんな感じだ。
あっ、俺の名前は高関 尚。27歳独身で数カ月前、大学から7年間付き合っていた彼女に振られた。今は、大手の商業会社に務めており、給料もそこそこ高い。
「って俺、誰に話してんだ。よし飯の準備ができた。」
今日の俺の朝食は目玉焼きにご飯、そして野菜炒め。あと、白のご飯は子犬用のドックフード。
「よーし、いただきます。」
カプカプ
「白、うまいか?」
「アン」
「そうかそうか、うまいか。」
俺はこいつと出会って、すべてが変わった。まず定時には帰るようにしているし、過ぎったとしても1時間程度で帰る。
そして、前は、コンビニの弁当やカップ麺ばっか食べてたけど、最近は料理するようになった。まあ、まだ、簡単のしかできないげど。
あと、掃除もこまめにするようになったし、早寝早起きになった。もう、健康そのものだ。
「おっと、もうこんな時間か、白、お留守番、頼むな。今日も早めに帰るよ。行ってきます。」
「アン」
〜仕事場〜
カチャカチャ
「ふう〜」
仕事も一段落ついたし、少し休憩するか。
「先輩、最近、顔色いいですね」
「そうか?」
こいつは俺が教育係をしている安藤 美紀、新入社員の中ではかなり優秀だ。そして、美人。
「まあ、数カ月前から犬を飼い始めて、規則正しい生活をおくっているからな」
「えっ、先輩、犬飼ってるんですか?実は私も犬飼ってるんです。」
「えっ、マジで」
「はい、そうなんですよ。とても毛が真っ黒だったので名前は黒です。安直過ぎますかね。」
そう言って、彼女は照れくさそうに笑った。
「いやいや、俺も人のこと言えないから、だって俺も犬の毛が白だったから白っていう名前をつけたし。」
俺も少し照れてしまった。
そうして自分のペットの話で盛り上がっていたら、いつの間にか外は暗くなり、定時から3時間過ぎていた。それに気づいた俺は慌てて美紀、に別れを告げ、急いで、会社を飛び出した。いつもより電車が混んでおり、中々乗れず、結局、タクシーで帰ることにした。タクシーがマンションに到着し、マンションの階段駆け上がり。家の前まで走った。
ハァハァ
ガッチャ
「ただいま」
俺は入った瞬間、泣きそうになってしまった。白がドアの前で待っていたのだ。俺は白に歩みより、泣いて謝り、抱きしめた。
「白、ごめん、ごめん」
ペッロ
白は慰めてくれているのか、ほぺったの涙をなめってくれた。
こんなの、初めてだった、ペットなんて、今まで飼ったことなんてかったし、何より、とても白が心配だった。お腹を空かせてないか。寂しくないか。そんな不安が帰っている途中、ずっとあった。
そうして、俺は、白を抱きかかえ、いっとき泣いた。
そのあとは簡単なものだが飯を作り、白にご飯を与えた。
「いただきます。」
「アン」
そうして、俺たちの生活は続くのであった。
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