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その3 踏んだり蹴ったり躓いたり

目を覚ましたらなんか暗かった。視線を上へ向けたら男子に見下ろされてた。

なんかにこにこにこにこ笑ってるから、目の色わかんねぇけど綺麗な金髪だし色白いし外人か?


「おはよ。」

あっ、日本語お上手で。しかもちゃんと現代風


「起きたばっかでわりぃけどお前の席1つ後ろだぞ。ほら、さっさと移動しろって。」

言いながら、優雅な物腰で俺の鞄を持ち上げ後ろの席に置く。

こういう奴って普通敬語キャラじゃね?

なんで、めちゃくちゃふれんどり〜?


「どうした?」

喋らず見てたら不審がられた。当たり前か。

「いや、なんでも無い。」


欠伸を噛み殺して後ろの席に移動する。

立ち上がったらやっぱり足が痛かった 靴擦れとかメンドイのに。

あぁ、今更だけど俺このクラスなんだ 偶然って偉大。

その様子をやっぱり笑顔で見送る男子……こいつ、もしかして笑顔が常か。


金髪男子は俺が座ってた席に腰を下ろしてこっち振り返る。こっち見なくていいのに。

「僕の名前は、すずき ひろと。」

あっ、僕なんだ。しかも、この見た目で名前が純日本人って?

この学校染めんの禁止だし、天然だよな あの金髪。

「ちなみに漢字は?」

やっぱ鈴木 広人 らへんか?

「進むに来るで進来。大きいに飛翔のしょうで大翔。よろしくな。」

読み普通なのに、珍しい名前だし。

なんだこいつ。


「…………………………………お前の名前は?」

ひたすらねむそ〜な視線を向けてたら聞かれた。

いや、別に見てたわけじゃなくてちょうど視線の先にいただけなんだけど。

「俺〜?俺はもとの とわ。元の野で元野。永遠えいえんで永遠」


「トワだな、よろしくな。」

いきなり呼び捨ての上に親しげに手を差し出してくる。

断るのもかったるかったから適当に握手しといた。

握手しながら壁にかかってる時計を見る。

8時50分


早く先生こね〜かな?

サブタイトルは御題サイトから貰ってきてます。


配布元 遙彼方

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