表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/26

イコールゼロ

閑話です。


短いです。


三人称視点です。

 若い男が一人、夜の森を駆けていた。


 彼は、森の中に潜むモンスターのスキルを奪いながらひたすら駆ける。


「くそッ!使えねぇ!」


 奪ったスキルに対してそう吐き捨てながらも、ひたすら進む。


「何なんだアイツは!」


 男は、何かから逃げていた。その何かは、男がスキル"強奪"を使う間も無く、彼を無力化した。


 駆ける駆ける駆ける。

 その何かにより無くされた分をモンスターから奪いながら、その何かに対処出来るだけのスキルを探しながら。


 彼はただひたすらに、駆けていた。


 道を照らしていた月光が、空を征く雲に遮られ


「逃げられるものなら、逃げるがいいさ。」


 何かは、いつの間にか男の目の前に立っており、男にそう告げる。


「でも、君は奪い過ぎた。そうだろう?」


 人の身体、ヒビが入ってところどころ欠けている顔、頭に生えている鹿のような角は折れており、目には眼球が無い。それは「何か」としか表せない。


「何なんだよ...おまえ....」


「ボク? そうだなぁ。ボクは何でも無いんだよね。だからまぁ、結局はゼロって事なのかな?」


 全く理解ができていない顔の男に、自分の事をゼロと評した彼は続けて言う。


「ボクは面白いスキルでね。その副作用と言うか、何と言うか、ボクのステータスはHPも、SPも、MPも、全てのステータスの値がオールゼロなんだよ。だから僕から奪えるものはもう無いのさ。スキルと称号はあるけど、それもまぁ、君には奪えない。」


 有り得ない事を何とも無いように言ってのけた彼に、男はただ動転していた。


「ありえねぇ、ありえねぇよ!」


 自分の強奪が効かない事が、自分よりも強い物が存在している事が、目の前のナニカが存在している事自体が。だが男はそれを口にする余裕など何処にも無い。


「君もそう言うんだね。いいかい?有り得ない事なんて無いんだよ。勝手に決め付けてしまってるだけなんだよ........」


 だから、全部、諦めて、


「 ゼ ロ に な っ て よ 。」



 そう言われた男は、悲鳴を上げながら、


「なっ...俺はっ!うぁあぁぁあ....あ........ぁ.................」


 自分はゼロでいなくてはならない。そう男の本能が告げると同時に、男のステータスは全てゼロになり、存在が消えた。



「....やれやれ。」


 スキル、"イコール"。相手のHPがそのまま与えたダメージと同じになる。つまり、自分が攻撃し、ダメージがゼロだったら、ゼロダメージを与えられた者のHPはそのままゼロになるというスキルがあった。


「あっけないものだね。」


 そして、今そう呟いた彼が持つスキルは、"イコール"の進化スキル、"イコールゼロ"というスキルだ。


「面白くないなぁ。この世界に本当に居るのかなぁ?」


 そして、また、彼は、


「また〈絶望〉と戦いたいんだけどなぁ。」


 '絶対者'の称号を持っている。



 雲に隠れていた月はまた顔を出し、月光が彼に降り注ぎ、彼が壊れた顔で不気味に笑っている姿を照らし出した。

「おい作者さん?」


「なんだいシュウくん」


「"イコール"の時点で俺の"変態"や"絶望世界"より強くね?やばくね?」


「設定ですので。」


「もしかして過去に一回戦ったりしてる?」


「設定ですので。(2回目)」


「"イコールゼロ"って何?何が進化したの?ゼロ確定しちゃったの?確定でゼロにしちゃうの?」


「詳しい事は後々シュウくん達とエンカウントするのでその時に。」


「えっ、俺はアレと戦う事で決定なの?不可避イベントなの?」


「設定ですので。(3回目)」


「いつ?」


「結構後です。」


「本当か?」


「........その予定です。」


「クズ作者め」


「どうも、kuzuでした。」







「次回、過去編。ドヤッ」



「本当にやるのか?」


「.........その予定です。」


「クズ作者め!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ