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天空の城、見つかりませんでした。

主人公のスキル説明です。

俺の今、落ちている。目測で地上一万メートルくらい。だから俺は、とりあえず「アイ キャン フライ 」と叫んだのである。



普通の人間には翼はない。当たり前の事だ。


だが俺にはその翼がある。今、現在進行形で生えてきてing。



この翼はスキルを使って作ったものだ。スキルを全部持ってこれてたら翼など作らなくても飛べるのだが。


俺はここに来る前にスキルを一つ選び、持ってきた。そのスキルの名は"変態"というスキルだ。....そっちの意味の変態じゃないんだからねっ。姿形を変える方の変態なんだからねっ。感違いしないでよねっ。


....話を戻そう。


この"変態"というスキル。冥界でサユミと働き初めた時から、ずっと使っているのだが実はチートっぽくなりつつある。


このスキルは、体の形、物質、量を自由に変えられる。だからこのスキルさえあれば、某麦わらのゴム人間みたいな事ができたり、某右手に寄生したアレみたいな事ができる。

ちなみにやってて一番楽しかったのは某火星のゴキブリ駆除隊の、デンキウナギ人間さんや蟹人間さんだ。


そして今、俺は背中から翼が生えた鳥人間になってこの空を滑空している。火星には行かない。ゴキブリ駆除もしない。



説明に戻るが、"変態"で自分の身体に決まった形が無くなるので物理攻撃が効かない。


このおかげでサユミの高威力パンチやデスサイズをくらっても生き延びることが出来てたりする。



それと最近"変態"に統合された「黒化」と呼んでいるものがある。身体が黒い気体のようになるのだが、魔法や光、熱などを吸収し、自分の力に変えてくれる。


このおかげでサユミの高威力魔法をくらっても生きていられたりしてきた。



あとは脳細胞や筋肉のリミッターを意図的に解除できたりなどと、"変態"は、冥界にいた少しの間に、ここまでのチート級スキルになったのだ。あとは体外で、気体と液体を自由に変質、生成したり、操れるようになれば完璧だ。



ついでに俺が選んだ称号なのだが、これは単体でも十分チート級の効果だが、"変態"と合わせるとラスボスにでもなった気になる。


その称号の名は'絶対者'という。名前がもう強い。


そしてその効果は、相手のスキルや称号、魔法の効果が効かなくなるというものだ。


例えば、サユミには'死神'という、どんな攻撃でも相手を即死させる効果の称号がある。だから、ただのパンチでも当たれば即死になってしまう。何そのチート。超こわーい。


そこで便利なのがこの'絶対者'なのです。

これがあるだけで、死神ちゃんの即死パンチや即死デスサイズも、ただのパンチや斬撃になるのです。


つまり、'絶対者'には直接的な物理攻撃や、魔法攻撃しか通じないのだ。

そして俺には"変態"があるので物理攻撃は効かないし、魔法攻撃は「黒化」で吸収できる。勇者のみなさん、ラスボスは俺です。



そんなことを考えながら、滑空で地上との距離を縮めていたら、地上千メートルくらいにまで近づいてきた。


地上がはっきり見えてきて、今まで森のように見えていた緑色が森ではないことに気付いた。


あのいくつもある緑色は、平原を少しずつ動いている。そしてあの緑色は肌の色だ。


と、いうことはアレは....


「ゴブリンの大群だ。なにここ超ファンタジーワールド。」


興奮して声に出してしまった。ゴブリンがいるということはドラゴンとかもいるかもしれない。ファンタジーだわー。


俺はゴブリンの大群がいる地面に向かって、翼を全力で羽ばたかせ、急降下する。


親方(ゴブリン)ー!空から変態(オレ)がー!」


そんなことを叫んでみた。

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