Don’t cry
歯を食いしばった
異能力系アニメだったら自分が爆心地になっていたんじゃないかってくらい感情が強く発散された
早朝だし住宅街だし声は出せない
俯いて歯を食いしばって声を出さずに大声を出した
教師にいじめられた
過保護の親に情報制限をされて育ち、約束も反故にされた
情報制限の中にはゲームも含まれているので、約束のゲームも最初から触らせる気なんてなかったのだ
いじめてきた教師はさらに僕が問題ごとを起こした時にそれをいじめとして大きく扱い中学の間僕は悪の象徴とされいじめは止まなかった
高校は最初から自分の居場所にする発想すらなかった
それ故に寝不足で学校を辞めた
そのことで家族からいじめを受けた
学校を辞めた二年後に海外赴任から帰ってきた父から虐待を受けた
なんで僕は親を殺していない
なんで僕は教師を殺していない
どうして僕は兄弟喧嘩以外で人に暴力を振るった事すらない
どうして自分で自分の命を絶っていないんだ
優しくしてくれる人がいた
友達として接してくれる人は彼女だけだった
彼女がもし僕の気持ちを雑に扱っていたら
僕はどうなっていただろうか
振っても僕を雑に扱わなかった
僕の気持ちが大きくなりすぎてキモくなって一度連絡を取らなくなった時、僕は数年間絶望に包まれた
彼女の態度はその時も拒絶ではなく距離を取るというものだった
また彼女は受け入れてくれた
彼女からしたら僕はただの友達だ
でも僕からしたら、今は恋愛感情は寂しさから来る気の迷いだと思っているけれど
彼女はあまりにも僕の中で大きな存在だ
人にただ優しさだけで接することができる
そんな人は他に見たことが無いんだ
みんなどこかで下心とか目的意識がある
彼女だって目的も下心もあるだろう
けど接し方に嘘が無い
そんな人が僕に接してくれるだけでどれだけ救われたか
それだけで命に手をかける理由はなくなった
生まれてきてよかったとははっきりと言い切れる感じはしないけど
彼女に出会えないくらいなら、どんな苦しい世界でも生きたっていい
それにこの世界にはいろんな楽しみ方があるだろうし
きっと捨てたものではない




