表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

幸薄OLの異世界転移

作者: 藤巻 冬子

「おい、片桐、これ、やっとけよ」


 佐代子の名字を呼びながら、机に分厚い書類が投げ置かれる。置き方が粗い。いつもこうだ。

 佐代子のやっと決まった転職先での直属の上司は二歳年上の早川という名字の男の先輩だった。一般的に見るに、整った容姿で、どうやら若手のホープらしく、仕事もできると社内では評判らしい。佐代子の転職先は、ベンチャー企業ではないが、社長が一代で築いた会社で、比較的若い社員が多く、社内は活気があった。勤務地は憧れの渋谷で、大きなビルの十階から十五階をこの会社が借りている。入社してから早三か月、早川について外回りに出て、営業を学ばせてもらっている。しかし、佐代子は早川からは毎回愚痴を聞かされることに厄介さを感じていた。むしろ、この早川は愚痴しか言わなかった。あの取引先のおっさんが話しにくいだの、同じ会社の経理の女史が融通が利かないだの。

 早川の得意の営業はイケメンに弱いおばさんや、若い女の子だ。ちょろいと思っているのが顔にあらわれている。自分の思ったように契約がとれると、そういうときはかなり機嫌がいい。喜怒哀楽が激しくて、佐代子には付き合いにくい先輩だった。それはおそらく、早川もそう思っていて、あまり洒落っ気のない、真面目で、浮いた話もなさそうな女子が早川は苦手だった。

 今日は苦手なおじさんの対応で、契約が取れなかった。早川は明らかに機嫌が悪い。そういうときは、ビル一階の総合受付の綺麗なお姉さんである、瀧宮さんに話しかける。瀧宮さんはにこにこ笑いながら、早川の対応をしてくれる。

 瀧宮さんにいたっては、たぶん、喰われていると佐代子は思っている。佐代子は楽しそうに話す二人に先に社内へ戻る旨を伝えると、社員証をゲートで認識させ、エレベーターホールへと行った。


(どうせ私の悪口言ってんだろうな)


 二人で話していることなんて容易に想像できた。冴えない佐代子の悪口を言っているのだ。悪口をお互いに言い合うのは、何故か互いの仲を深める。

 早川という男はそうやって、毎日の仕事の憂さ晴らしをしている。


 佐代子が席に戻って、本日の営業報告を社内システムに書き込んでいると、早川が戻ってきた。

 機嫌がいい。瀧宮さんが機嫌よくしてくれたんだと思う。正直ありがたい。

 男女雇用機会均等法が随分前に成立しているとはいっても、社会では男性が優位の場合がまだ多い。男性の機嫌をとることは大事だ。悔しいけど・・・。美人はこういうときも役立つのだな・・・と佐代子は自分にないものを持っている人を自然と尊敬していた。

 早川の機嫌が悪いと、社内の雰囲気も悪くなるし、何しろ、入社後の期間限定のペアであると言っても、一番被害を被るのは佐代子だった。

 早川は苦手なおっさんから頼まれた契約更新事務を誰に頼もうか、窓側に座って仕事をしている事務の女性たちを見ている。早川が頼める営業一課の事務には三名の派遣社員の女性がいた。早川は仕事のできる女子を見極めていて、いつもその事務を特定の女性にお願いしている。仕事が出来るのは高木さんだ。早川自身が仕事が出来るのもあるが、この高木さんに頼むことによって、相乗効果が生まれているように見える。

 佐代子がこの会社に入社してから早三か月。仕事は彼女に聞いた方が何より早かった。教え方も的確で、要領を得ていて、中途採用の佐代子に対しても平等に対応してくれる。稀にみる、出来た人だ。なぜ彼女がこの会社に派遣社員としているかはわからないが、人間関係の潤滑油にもなってくれているし、仕事でもよくフォローしてくれる。飛びぬけて美人ではないが、ほどほどに綺麗で可愛い。この会社は彼女で回っているとさえ思う。


※※※※※※※※


「おい、これ、違うぞ」


 早川は今日も『違う』ということだけは教えてくれる。でも、どこが違うかは教えてくれない。それだけ言って、社内システムで承認申請した案件を差し戻してきた。

 早川は後輩の指導などしない。基本的に放置だ。忙しいのだろう。手が回らないのだろう。でも、一応ワンマンの社長から任されているのだから、教えるべきじゃないのかと佐代子は思う。しかし、この会社では、後輩の指導は直接の評価には関わらない構造になっている。早川においてはむしろ、後輩が仕事できるようになったら困ると思っている節さえ感じる。

 入社してから、前の会社とは違う社内システムだから、覚えるのが大変だった。しかも指導担当である早川は新しいシステムを全くと言っていいほど教えてはくれなかった。しょうがないから、社内マニュアルを読んで対応する。だからすごく時間がかかった。なかなか慣れなくて、使いこなせないて、どうしょうもないときは、やっぱり高木さんに頼るしかなかった。


(いい加減、疲れたなぁ。嫌んなるなぁ)


 前職では先輩女社員の目の敵にされ、やってないことをやったとか吹聴され、居心地が悪くなって転職を決めた。やっと決まった転職先でもこれ。佐代子自身は、自分が任せられた後輩にはちゃんと指導していたつもりだし、質問にも答えていた。なのに、自分の時は新入社員時代も、転職先でも毎回、これ。正直、佐代子は自分の人生が嫌になっていた。自分は前世で何か悪いことでもしたのだろうか、と疑問に思うほどだった。

 働かなきゃ生きていけない。家賃だって、水道だって、電気代だって、ガス代だって、払わなきゃいけない。仕事は簡単には辞められない。



 その日は大阪支社とネット会議があった。佐代子と早川は十二階にある会議室まで来ていた。パソコン画面上に参加者の顔が映し出される。他の参加者も会議室に集まりはじめ、会議があと少しで始まるというところで、早川が紙の資料を机に忘れたからとってきてくれ、という。この会議の前まで一人で営業に出かけていたのだから、佐代子はしょうがないと思って、嫌な顔せずに十五階の執務室まで取りに戻った。エレベーターがなかなか来ないので、エレベーター脇にある、普段はなかなか使う人がいない非常階段を使って、三階分を低いヒールで駆け上がって、執務室までとりに走った。


(会議がはじまっちゃう。できるだけ早く会議室に戻らなきゃ)


 非常階段を下って十二階のエレベーターホール前を通ると、何故か早川と他の会議参加者に会った。


「なんか広報部がどうしてもあの会議室を急遽使いたいみたいで、十階の会議室に会議場所が急遽変わったから」


 早川が佐代子から紙の資料を受け取ると、顔も見ずにそっけなく言う。他の参加者がエレベーターを使って、十階に移動し始めている。佐代子は急いで、先ほどの会議室に戻ると、広報部が集まり始めているその会議室の角っこに、佐代子の会議資料と荷物がポツンと取り残されていた。


(こんなことをいちいち気にしていたら、埒があかない)


 佐代子が自身の荷物を持って、大急ぎで再び非常階段を降りて、十階の会議室に向かおうとしていたとき、勢いで階段を踏み外した。


 ドダダダン!!!!


 ※※※※※※※※


 盛大にこけた。

 たぶん十段くらいはお尻から落ちたと思う。頭は打ってない。けども、衝撃が酷すぎて、さすがに目を瞑ってしまった。背中を擦った。血が出ているかもしれない。それにお尻が物凄く痛い。


(恥ずかしすぎる~)


 なんて思いながら、お尻をさすっていると、


「大丈夫ですか」


 誰もいないはずの非常階段で、うっとりとするような声色の男性に声を掛けられる。しかも白い手袋をして、上品な手つきで手まで差し出され、佐代子を立ち上がらせようとしてくれる。

 佐代子はその手を借りて、おずおずと立ち上がる。御礼を言いながら、顔をあげると、少女漫画に出てくるような、金髪碧眼で、貴公子のように正装した男性がそこには立っていた。佐代子は思わず赤面してしまう。


(すんごい綺麗な人!)


 佐代子は相手のあまりの神々しさに夢かと思うくらいに驚く。


(しかし、会社でこの服装は・・・。広報部の人が呼んだ俳優さんかな)


 まじまじと相手を眺めていると、周りからざわざわと声がし始める。佐代子が周りを見渡せば、何かの舞踏会の最中なのか、天井には豪華なシャンデリアがぶら下がり、着飾ったドレス姿の貴婦人、恰幅がよくて、おそらくカツラを被っているであろう、殿方。実にさまざまな人物が自分を見ている。佐代子は夢を見ているのかと思って、自分の服装を再確認する。一つに結んだ黒髪は変わらず、紺の冴えないスーツ姿、低いヒールの靴は片方なくなっていた。


(さっきこけたのと同じ服装だな)


 佐代子は何となく、ピンときた。


(これって、今流行っている異世界転移なんじゃないの?)


 さすがの佐代子でも足が竦む。嬉しいとかではなく、まったく予想ができない今後への不安。そもそもどこの世界に転移したのかへの不安。


(さすがにこんな公衆の面前で姿を見られているわけだから、ほっとかれるというのはない、と思いたい・・・)


 ※※※※※※※※


 佐代子は舞踏会会場の隣の部屋に二人の衛兵といた。広い部屋で装飾が豪華な椅子に一人座らされている佐代子とその後ろには衛兵が立っている。

 あの後、十人ほどの衛兵に囲まれ、佐代子は隣の部屋に移動させられた。この王宮の侍女だと名乗る人物に足のケガの手当を丁寧にされ、綺麗な服に着替えさせられた。


(ドレスというより・・・、なんだか聖職者っぽい服装だな・・・)


 佐代子は自身の服装や豪華な装飾がされている部屋を嘗め回すように見渡して、この世界がどういう世界なのか少しでも吸収しておこうと考えていた。


(どうしよう・・・。申し訳ないんだけど、なんの物語に転移してしまって、私は何役なのかまったくわからないわ・・・)


 佐代子が一人でうんうん唸っていると、その部屋の扉がゆっくり開いた。

 カツカツと音を立てて、頭には冠を被った少し小太りの男の人が護衛騎士二人と身体の線の細い文官っぽい男の人を引き連れて入ってきた。歩き方が尊大だ。それだけで、身分の高い人物だとわかる。佐代子の後ろにいた二人の衛兵が跪く様子をみて、佐代子もとりあえず同じような体制になり、頭を垂れる。

 その人物が佐代子の前までやってきて、頭をあげよ、というので、早速顔を上げてみると、佐代子の前には護衛騎士の肩位の身長で、髪は茶色、腫れぼったい目の色はアメジストで、鼻には雀斑、少し小太りで、佐代子の近所のマンションに住む、青春をこじらせているであろう男子高校生に似た不愛想な男の人が立っていた。


「私はカサンドラ王国の第一王子、カイルだ。そなたが、我が国に現れた聖女だな」


(聖女!?)


 佐代子はよくわからない状況に茫然とするしかなかった。


「すみません、私が聖女かどうか自分でもよくわからないのですが・・・」


「聖女は異世界から突然現れ、その額には我が国の紋様が浮き上がっていると、我が国の伝説ではそう語り継がれている。それが、そなたにもある」


 カイルと名乗った王子は自身の護衛騎士から手鏡を受け取り、佐代子に手鏡を見るよう渡す。


(ある・・・。確かに、何かの紋様が私の額にある・・・)


 佐代子は自身が何か大きな陰謀に巻き込まれていくようで眩暈がした。そして、自分が自分でないような感じもした。

 カイル王子の隣に影薄く立っていた、如何にも文官らしい容姿で、眼鏡をかけ、頬は少しこけ、不健康そうに痩せた男性が佐代子の前に跪き、


「聖女様、まずは、我が国にようこそ。我々は聖女様を歓迎いたします。聖女殿が現れるのを長年待っておりました。今後のことは私から説明させていただきます」


 と恭しく言った。

 それから、マルクと名乗ったその人物からこの国の成り立ちや聖女の役目などを一週間かけて丁寧に教えてもらった。マルクは若そうに見えたが、この世界の王宮では最高位の歴史研究者だという。佐代子はそんな彼からこの国の歴史を学んだが、自身の受験勉強時代よりもすんなり頭に入ってきて、自分でも驚くくらいすぐに覚えてしまった。また、この国で普通に言葉が通じることはおろか、難しい文献まで読めてしまう自身のチート能力に、佐代子はただ驚くしかなかった。


 ※※※※※※※※


「ねぇ、サナ、これってどういうこと?」


 朝食の前に、佐代子は鏡台の前に座って侍女のサナに髪を結ってもらいながら、この世界の生活習慣に関する本を開いて読んでいた。サナはカイル王子が聖女である佐代子のために、身の回りの世話や話し相手としてつけてくれた齢二十歳の侍女だ。この国では十八から二十五歳くらいまでが結婚適齢期とされ、サナは伯爵家の令嬢として、親が決めた結婚相手に一度は嫁いだが、一年経っても子が出来ず、婚家を追い出され、出戻ったところを侍女として採用されたらしい。

 サナは真面目に仕事をしてくれる。そして、この暮らしに慣れない聖女である佐代子がこの世界の常識ともいえることを質問したとしても、嫌な顔せずに答えてくれる。佐代子には質問したことに、普通に返事が返ってくることがとても嬉しかった。前の世界で早川にどれだけ毒されていたか。

 コンコンと佐代子の部屋の扉がノックされる。佐代子が軽く返事をすると、マルクが恭しく部屋に入ってくる。


「本日の朝食の前に、カイル王子殿下に、最近の聖女様の活動状況をご報告に伺おうかと思っておりますが、ご都合はいかがでしょうか」


 なんで朝食前に、と佐代子はつっこみそうになったが、カイル王子の公務がとても忙しいとは聞いていたので、そこしか時間がとれなかったのだろうと考え、承諾するしかなかった。



 不愛想な王子は自身の執務室で、その机に両手で手を組み、その上に顎をのせながら、つまらなそうにマルクからの報告を聞いていた。佐代子は立って報告しているマルクの隣にただ並んで立っていた。カイル王子は今日はまた違った柄の白の正装を着ているが、残念ながら全然似合ってなかった。佐代子はカイル王子と視線が合ってしまったらやりづらいし、腹の音が鳴りそうなので、ただ俯くしかなかった。

 前の世界で何冊か読んだ異世界転移小説の設定で考えるのなら、聖女の相手はこの国の王子だろう。聖女として現れた女性はその国を救い、その国の王子と結婚する。


(カイル王子は二十一歳、聖女である私は二十五歳・・・。結婚適齢期ギリギリの聖女って・・・)


 佐代子はふたたび、目の前にいるカイル王子に視線を戻した。そして、げっぷが出そうになったのをなんとか堪えた。


 マルクがカイル王子への報告を一通り終えると、今度は隣に立つ佐代子に今後の予定を伝えてきた。マルクの説明はとても丁寧にわかりやすく、数年後の聖女としての展望まで伝えてくれるので、佐代子にも想像しやすかった。そして今現在、佐代子が不慣れながらこの国で祈りを捧げることによって、王国内の魔物の出没が極端に減ったという報告を受けて、佐代子はとても嬉しく感じた。

 そんな風にマルクの説明を聞いていると、窓の外から可愛らしい女性の笑い声が聞こえてきた。カイル王子が脇目もふらず、ガタっと席を立って、自身の後ろにあった大きな窓に近づく。先ほどのつまらなそうな表情とは打って変わって、何故か頬を赤らめている。

 佐代子も窓の下にいる人物が気になり、視線をそっと窓の外に向ける。綺麗なブロンドの髪をした、遠目に見ても可憐な女性がお付きの侍女と王宮庭園のバラを見ていた。

 マルクも窓の外に目をやって、その人物を確認すると、


「カイル王子殿下の婚約者のフラン王国のマリー王女殿下ですね」


 佐代子にもわかるように、こっそり教えてくれた。

 愛し気にマリー王女を見つめるカイル王子。誰の目が見ても、カイル王子がマリー王女にベタ惚れなのは一目瞭然だった。しかし、そこにカイル王子の顔がこわばる事態が起きた。

 マリー王女の隣に、あの舞踏会で佐代子に手を差し伸べてくれた貴公子が現れたのだ。

 遠くから見ても、二人は美男美女で、絵物語の登場人物のようにお似合いだった。貴公子が何を話したのかわからないが、マリー王女は顔を真っ赤にしている。

 佐代子はいたたまれなくなって、マルクに視線を移すと、マルクも気まずそうな顔で溜め息を吐いているのみだった。

 窓際に立つカイル王子はただ顔をこわばらせて外をずっと見ていた。


 ※※※※※※※※


 佐代子は自身の寝台横の机でランプの灯りを頼りに、ひとりで日記をつけていた。日記はこの世界に転移してから毎日つけており、今日あったことやマルクから習ったことをまとめるのにも役立っていた。佐代子がふーっと息を吐いて、日記を閉じると、ふと昼間に見たカイル王子のこわばった顔が浮かんできた。佐代子は一人複雑な心境だった。まるで、前の世界でみた大人気少女漫画のような恋模様を見ているかのようだった。

 考えても仕方がない。自身にできることは何もないと言い聞かせ、佐代子は日記を鍵のかかる引き出しに閉まって、寝台に入った。


 朝起きて、佐代子をいきなりイビる人はいない。明日が待ち遠しいのはいつ以来だろうと考える。ご飯も三食用意してもらえて、綺麗な服も着ることができる。とびきりの贅沢のような気がする。

 明日も王宮内にある教会に行って、ただお祈りすればいいらしい。


(信心深くなくて、申し訳ない)


 でも、戦争するでもなく、誰かを呪ったり、恨むのでもなく、聖女の仕事として、この国に住む人々の幸せのためにただ祈るのは悪くないと思った。


(今後は効果がどのくらい出るのかはわからないけど・・・・・・)


 佐代子は静かに目を閉じて、眠りについた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ