あとがき
あとがき
まずは「死セルコトバ ~サムシュトラス歪曲英雄譚~」を読んでくださり、誠にありがとうございます.
この小説は私が大学3年生の頃、夏休みの間に書いた小説です。結局、休みの間には書ききれず、3年後期の忙しい時期に学業と並行して執筆を行いました。なんとか就職活動を始める前には書き終わることができたので、良かったと思います。
世界観は中世と現代の文化をミックスした不思議な世界を目指して書きました。実際の逸話なども織り込んでいます。カルシュの酒場でクエイダルとバールが紙幣に名前を書き込んで壁に挟むシーンも、ベトナム戦争でアメリカ兵が行っていたことを参考にしました。
私はキャラクターありきで作品を書くタイプなので、キャラクターが独り歩きしてしまわないかどうかいつも心配になってしまうのですが、なんとか話も綺麗にまとめられたと思ってます。
シーナ(カーリス)は強く美しく、そして心の脆さも併せ持った女性に描いたつもりです。それとバールは知識は深いもののまだまだ人間的に未熟で、シーナをはじめいろんな人と関わることで成長していく過程を描きました。
個人的にはこの話は、バールとシーナのダブル主人公にしたつもりです。
クエイダルは飄々としているけれど、それは師団長としての重責を背負い、戦場に立つことへの不安をフェイクしている男です。
エミーナはとにかく優しく、思慮深い女の子として描きました。
とにかくキャラは魅力的に描きたいと常々思っているので、そのあたりでは成功していると自画自賛しています。
「死セルコトバ ~サムシュトラス歪曲英雄譚~」を最後までお読みいただき、重ねて御礼を申し上げます。
長編小説を今後書けるかどうかは分かりませんが、時間が許す限り頑張っていきたいと思います。
2016/09/15
音羽 裕(Yutaka Otowa)




