表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/88

~アリアドネ視点~ 眷属会議 眷属達の秘密

 緊急事態が起こりました。

 まさか、ディル様から眷属達の事を詳しく教えてくれと、そして、能力だけでなくもっと詳しく教えてくれと言われるとは思いませんでした。


 現在会議室では急いで集めた眷属達による会議の準備が整っております。

 

 集まったメンバーは、オウル、アトラス、リスト、ギムロス、ユリアン、カイゼルとアリアドネを含めた七人。


 「集まって頂き有難うございます。 今回皆さんをお呼びしたのは、私達眷属が今までに無い重大な窮地(きゅうち)に立たされているからです! ディル様は地竜との闘いを見て、自信を無くしているようです……その事に着いては問題ありません。 問題は……眷属達の事をもっとよく知りたいと、アリアドネは聞かれました」


 アトラスがガタッと席を立ち、同様した声を漏らします。


 「私を呼んだと言う事は……私の本質的な部分をしゃべったのか……?」


 「いいえ、アリアドネは眷属達の能力や出来る事などを説明しました。 そして、ディル様は更にもっと眷属達の事を教えてくれと、質問をして来られたので、今回の会議を開いたと言う訳です」


 「そうか……言うべきではない。 私は何も言うべきではないと思うぞ」


 「ええ、それが一番かもしれませんが、他の方の意見も聞いて見ましょう。 はい! オウルの意見を聞きましょう。」


 「まず……私から言わなければ始まらないと思うので、私がディル様に黙っている事から話そう。 私は……森に入った人間を本能に(ゆだ)ねて何度か狩り殺している。 それは大した問題とは思っていないけど……私はディル様の生まれた村の人間を皆殺しにした。 ディル様の事を思うと許せなくて、怒りのままに村を滅ぼした。 他の皆も順に教えてくれ」


 オウルが席に座ると隣に座っていたアトラスが立ち上がります。


 「私は……人間に絶望や恐怖を与えるのが好きだ。 ディル様と旅を続けている間、幾度となく人間を甚振(いたぶ)り、愉悦(ゆえつ)を感じた……喰らう事もあった」


 「アリアドネの番ですね。 私はクラークスの街で何度か人間を誘い、快楽の海に沈めて殺しました」


 「リストのばんー? リストはお友達作ったよ! 人間を植物に食べさせて、マンドレイクにしたの! 皆とってもいい子になったよ!」


 「そうねぃ……強力な武具の作成には良い素材が必要だが、質の悪い物なら仕方がないねぃ。 人間の血を使って武具を作成しているねぃ」


 「余の番か……余は……ディル様に、ディル様とよく似た容姿の少年達を五人、娯楽施設で必要だと(しょう)し……実際に彼等は活躍しているのだが……余の性的な楽しみに使わせている……」


 「んー……魔法の実験に人体で試すのは仕方がないのではないかな? さすがに同族で試す訳にもいかないからね。 人間を使ったよ」


 「有難うございます。 それでは……ディル様に今言った事をカミングアウトするかどうか、皆さんの意見を聞かせて下さい」


 アトラスとユリアンは真っ先にカミングアウトを否定し、リストとギムロスはどちらでも構わない。

 そしてアリアドネとオウル、カイゼルは時期を見てカミングアウトすると言う事で、話は(まと)まりました。


 「それでは、カミングアウトの件は一度保留にして、時期が来た時に打ち明ける方向で考えておきます。 ですので、今後ディル様に質問をされた場合は当たり障りのない事を伝え、まずいと思われる事は黙っておきますので、皆さんもそのつもりでお願いします」


 アトラスとユリアンだけは、秘密は墓まで持っていくつもりのようですが、二人共目立つの、いずればれてしまうような気はしますが……


 いずれ……この事を話す時が来る……少しだけアリアドネはそれが怖いと思いました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ