表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/88

花の化け物退治

 まだ遠くに居るのに花の化け物の姿がはっきり見える。

 そして凄く臭い。

 

 見た目は美しく、細長い花弁が数えきれない程沢山着いている。

 茎の部分は大木の様に太くて根元の部分が触手のようにウネウネと動きながら移動しているようだ。


 僕が前に立ったところで、あまりにも大きすぎて足を止める事はないだろう。

 それなら、上まで登って、剣の攻撃が通じそうな花の部分を狙おう。


 僕が走り出すと、ヘンリーナから何か魔法を掛けてくれた。

 微かに声が聞こえるので、説明をしてくれている気がするけど、声が小さくて聞こえない。


 僕の双剣を見ると魔法の力を感じる。

 花の化け物を駆け上り、花弁を斬りつけると、斬った後に炎が(ほとばし)る。

 炎の属性を着けてくれたのか。


 そのまま双剣で斬りつけていると、風切り音が聞こえたので、飛びのくと、花の化け物の(つる)が僕の居た場所を攻撃した。


 鞭の様にしなって、速度も速く、おまけに重くて固い。

 あれを食らったら結構まずいかもしれない。


 僕は地面に着地して、駆け寄って来たヘンリーナとセリルが魔法で攻撃を始める。

 ヘンリーナの≪クリムゾンフレイム≫は真っ赤な炎の魔法で、根本から攻撃をして、足を止めるつもりのようだ。


 セリルは、≪イビルアイ≫で生命力を吸い取りながら、爆発させ、≪ストーンランス≫と言う地属性の魔法を無数に打ち込んでいる。


 ヘンリーナの炎が効いているようで、花の化け物の足が止まる。

 僕も再び上まで登って花弁を斬りつけていると、ブルブル震え出して、花の部分から何かを吐き出した。

 

 毒か! 少し吸ってしまったけど、猛毒と聞いているので急いでヘンリーナ所まで戻る。

 

 「毒を()いているみたいだ。 解毒を頼む」


 「分かりました。 厄介ですね、毒を散布されると風の魔法も私達には使えないので、出来る限り早めに倒さないと湿地帯にまで被害が出ます」


 「わかった。 全力で倒しに行こう!」


 僕は駆け上がりながら、精神を集中して力を貯める、そして頂点に辿り着き花の中央目掛けて≪スピリットオブボルケーノ≫を真上から打ち込む!


 二本の剣筋が花を刻んで行き、花弁は全て飛び散るが……

 まだ倒せていない。

 セリルが花の化け物より高く飛び上がったのを見て僕は地上へと非難する。


 セリルが最大にまで高めた≪グラビティサークル≫と最大級にまで高めた≪ストーンバレット≫で花の化け物の真上から石の雨を降らせる。


 超強化された重力に、固くて重い石の塊が、花の化け物に突き刺さり、凄い音を立てながらめり込んでいく。

 

 下からはヘンリーナによってずっと燃やされているので、真っ黒になって燃え広がり、ついに花の化け物は倒れた。


 生命力が高く、殆ど動けないがまだ生きているようだ。

 横たわった花の化け物をヘンリーナの魔法でどんどん燃やして、僕も(つる)や花のあった部分などを剣で斬りつけて燃やして行く。


 しばらく攻撃を続けると、完全に動かなくなったので、これで無事倒せただろう。

 リザードマン達はドリエル達を守ってくれていたようで、一安心だ。


 リザードマン達は僕達に魚をくれたので、ありがたく貰い、日も暮れて来たので、ドリエル達をウィルフェンまで送り、ギルドから報酬を受け取って、宿へ帰って来た。


 ちょっと力を見せすぎた気もするけど、ドリエルは何も言って来なかったし、見られてまずい能力は使ってなかったので大丈夫だろ。


 アトラスはまた今夜も帰って来ないと思うので、僕は拠点へと戻った。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ