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ヴァジールのダンジョン攻略開始

 会議から二週間経ち、ついに僕達の装備が完成したので、現在ヴァジールの街の北西にあるダンジョンの第四階層の入り口に来ている。


 拠点の眷属達は(すで)に試作品が完成したので、今は魔族達の街で使って貰い、試行錯誤をしている段階に入っている。


 装備は使っている金属や皮にまで高価な素材を使っていて、見た目も格好良くなってる。


 僕の装備は軽装で、動きやすく、魔力の高い者が装備すれば防御力も増す様に作られていて、街で売られているどの装備よりも優れている。


 セリルの装備も同様で、相変わらず獣の耳が着いたフードのローブのままだ。

 

 アトラスは特殊な繊維によって作られていて、装備者の体格に合わせて伸び縮するらしい。

 ヘンリーナの装備は元々着ていた、着物と呼ばれる服を動きやすいように加工した物で、丈の長かった足元の部分も、スカートになっている。


 武器に関しては変更はなく、僕は新しい双剣、アトラスはメイス、セリルは小さなロッド、ヘンリーナは武器はいらないらしい。


 準備も整い、第四階層へ降りる。

 以前ほど威圧感のようなものは感じない。


 暇さえあれば魔法や戦闘の訓練をしていたし、拠点のレベルアップの効果もある為、以前のようにセリルと二人だけで戦ってもここの悪魔達なら簡単に倒す事が出来るだろう。


 しばらく進むとアトラスが、悪魔の気配を見つけた様なので、腕慣(うでな)らしのつもりで、戦う事にする。


 現れた悪魔は三体、対峙するとヘンリーナが前に出る。


 「この程度の相手では準備運動にもならないでしょう。 お披露目も兼ねて私一人で相手をします。 宜しいですか? あるじ」


 「わかった。 無理はするなよ」


 ヘンリーナは僕の名前を上手く言えないので、あるじと呼ぶ。

 ディルと呼ぼうとすると、ヂルとかジウになるらしい。


 ヘンリーナが前に立ち、「ヒュオオオ」と言う叫び声のようなものと共にキーンと耳障りな音が鳴り響く。

 悪魔達はその音に反応して、ヘンリーナに攻撃するが、ヘンリーナは避ける素振りすら見せない。


 悪魔の攻撃がヘンリーナの直前で止まる。


 「私の魔法の素養である無は、神聖属性とも解釈の取れる力です。 この程度の悪魔であれば、いくら力が強くても、私の防御魔法を突破する事は出来ません。 反撃を開始します。 ≪ブリリアントフレイム≫」


 ヘンリーナが唱えると、広げた両手から金色に輝く炎が飛び出し、悪魔達に燃え広がっていく。

 悪魔達は炎に包まれると、力なくその場で伏してボロボロになって塵と化した。


 「私の属性は悪魔や、アンデッドに強いです。 この後も同じような相手なら後方で支援に(つと)めますね」

 

 僕はヘンリーナの頭を撫でて「良く出来た、偉いぞ」と褒めた後、第五階層を目指すように指示を出す。


 アトラスとセリルの活躍によりその入り口はすぐに見つける事が出来た。

 僕達は迷う事もなく、第五階層へ向かった。

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