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門出

 あれから一年、セリルは目を覚ます事は無かった。

 原因は分からない。

 体は完治しているし、血色もいい……


 眷属達も原因は分からず、魔族特融のものだとか、精神にまだダメージが残っているとか、色々な憶測だけが飛び交い、結局待つ事しか出来ないでいる。


 あの闘いの後も色々とあった。

 まず、一本角の獣人がまた現れ、貴族街に現れた悪魔と戦い、人間も屋敷も回りにある物全てを巻き込んで暴れまわっていたそうだ。


 そのせいで、貴族街は壊滅状態(かいめつじょうたい)になり、貴族街だけが未だに復興作業が続いている。


 一本角の獣人は、ヴァジール帝国の英雄ランジリオとの一騎打ちで、なんとか追い払う事が出来たものの、取り逃がしてしまったそうだ。

 

 僕達は城を守った勇敢な冒険者として(たた)えられ、帝国から勲章(くんしょう)を貰い、冒険者ランクも僕が白金級で、一緒に戦ったアトラス、ミランダ、セリルは金級へと昇格した。


 マニエルに関してはなんの情報も得られていない。

 

 それでも僕は強くなるしか無かったので、ずっと訓練に(はげ)み、成長した。


 ユリアンが開拓している街は、僕達との情報交換もあって、順調に大きくなり、今では追加で魔族達を召喚して、百人程が住んでいる立派な街になっている。

 アリアドネの計画ではさらに発展させて、魔法が得意な魔族の特性を生かして、魔法職専門の学校を作る予定だ。


 さらに、僕のダンジョンには街を選択出来るようになり、僕の支配領域にも森以外に、街が含まれるようになった。


 拠点も今じゃ立派な貴族の屋敷となり、高い煉瓦(れんが)の壁で囲って外からは見えなくなっている。

 

 当然レベルも上がって、さらに五人の眷属を召喚する事が出来て、三人の眷属化する枠が増えた。

 つまり、合算すると召喚は八人、眷属化は六人出来る事になる。


 ダンジョンは更に三階層追加され、第六階層まで作れるようになり、アリアドネとアミューゼンの手によって凶悪なダンジョンとなっている。


 もう少しで魔族の街は交易(こうえき)も開始して、人間達を誘き寄せるので、そこからまたダンジョンの構造を変えたりしていく予定なので、今は只々、凶悪なだけで何の旨味もないダンジョンとなっている。


 その他には何故か、アブリ―の街に皇后が別荘を建てて、引き(こも)り、皇后の私兵が僕の森を頻繁に探索するようになった。

 今この森の奥に来られても困るし、森を焼かれても困るので、皇后の私兵では対処しきれない強い魔獣を(けしか)けて、追い払っている。


 僕達はヴァジールの街にずっと滞在しているけど、アブリ―の街が皇后が住み着いた効果によって、大きな発展をしたらしいので、これから様子を見に、アブリ―の街へ旅をする予定だ。


 お金も沢山貯め込んでいたので、馬車を買い、寝たきりのセリルも一緒に連れて行く。


 拠点に居る眷属達のお土産も沢山買って馬車に積め、僕達四人はヴァジールの街を出発した。



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