新たな能力と新たな眷属
僕の能力が上がった事で、眷属達も更なる力を得た様だ。
今把握しているものであれば、アリアドネの支配領域内全ての会話を完全記憶する事が出来る能力が、書き記した物も含まれるようになった。
眷属達の元々持っていた能力が強化されたとなると非常に心強い。
そして、僕は新たな眷属を召喚する。
今回生み出した眷属は二人で、今後の為に残り三人分は空きを作っておく。
一人目はアラクネと言う種族で、アミューゼンと名前を付けた後に女郎雲と言う種族に変化した。
召喚直後は蜘蛛の下半身に人間の上半身の着いた女性だったけど、今は人間の女性の姿をしている。
髪は黒髪で前髪が目の上で綺麗に揃っている。
特徴としてはセリルに似ているけど、瞳が黒く、魔眼のセリルとはかなり違った印象に感じる。
表情が全く変わる事がなく、常に笑みを浮かべていて、話し方もリストとは違った、気の抜けたような話し方でぼーっとした雰囲気をしている。
ダンジョンの防衛の為に、罠に特化した能力を持っていて、魔法の素養は闇のみだ。
早速罠を仕掛けるように指示を出すと、ゆっくりと歩いてダンジョンへ向かって行った。
もう一人は魔族の街を統治する者として生み出した魔族で、名前をユリアンと名付けた。
種族は魔族から変化はなく、魔法の素養は闇、炎、無である事を確認出来た。
ユリアンは自ら貴族として振る舞うので、クラークスと言う性を名乗る事を求めて来たので承諾した。
見た目は二十代前半の男性で、非常に美しい姿をしている。
話し方も、品性にあるれている感じがして、なんだか僕の目指す主の理想像に近い雰囲気をしているように感じる。
続けて、魔族を十人召喚する。
彼らの事はユリアンに全て任せ、これから街を作る為に、森の東を外側から開拓していってもらう。
食事などは、自給自足の目途が立つまでは僕の魔力で補い、開拓が進むまでは、大きな二つの倉庫に生活する為の物を用意して、そこで生活をしてもらう事にする。
そして、僕にまた新たな能力が増えてしまった。
魔族を一定数召喚した事が原因だと思うけど、種族単位で魔族の能力を変更したり、特殊な能力を持たせる事が出来るようになった。
しかし、この能力は最初の一回だけで、例えば、今寿命を極端に短くすれば、すぐに魔族は眷属達以外は滅んでしまったりもして、取り返しもつかない。
召喚した魔族達にはとりあえず、現地で作業に入ってもらい、僕とアリアドネとユリアンでこの事について話し合いを始めた。




