ダンジョン 前編
テストもようやく終わりが近くなりました…。
計算技術検定と言う資格試験も無事に合格…。
取り敢えず落ち着いた日常も恋しくなってきました…そんなことで今回はちょっと殺伐とした雰囲気は抑えてみたつもりです…
真っ暗な洞窟の中を1つの淡い青白い光が照らす。それは暗闇を照らしてくれる確かな明るいくらいの光だが、どこか不自然で温かみがない。そのためか、何となく頼りない…。そんな光に導かれるように進む彼ら。
「もう魔力限界…すっからかんだよ…」
「不味いな…完全に道に迷った…ここで灯りを失うのは危険だ…何か燃やすものは…」
彼らの唯一の灯りは魔法によるもの。故に魔力が尽きれば明かりが消えるどころか術者も魔力欠乏で最悪死に至ることもある。
「カリナ、バッグに油とか入ってなかったか?」
「え、あぁ…うん!少しだけど…」
カリナはバッグから1つの瓶を取り出す。だが中の液体は250mlほど。
明かりとして使うなら心細い…
「っ…無いよりはましか…」
近くに転がっている小枝等を皆で手分けして静かにかき集め一ヶ所にまとめる。
「ここならちょうど岩影になってあまり光は漏れないな…」
今のこの洞窟にとって灯りは命の次に大切だ。
ましてやここは最深部とは行かないにしてもかなり深い場所だ。それ故に気温も低い。吐いた息も白くなる。
「ジャンは辺りをカリナと見張っててくれ。敵を見つけてもむやみに攻撃するなよ?やり過ごせるならほっとけ…いいな?」
「分かってるよ…」
「ジャンのことだ…また何かやらかすかもしれないから、カリナ頼むぞ?ジャンはカリナの言うこと聞け?」
「…うん。分かった…今のところこの辺には居ないみたい…あっち行ってみるね…」
カリナは大人しそうな少女だ。でもそんな大人しさからか自信がなさそうな気も感じる。
しかし今のそんな彼女からはいつもより少し…ほんの少しだけ活気が見られる。
「ジャン…行こ?」
「おぅ!」
二人が青白い光から暗闇に溶け込むまでは、そんなに時間はかからなかった。
二人を見送った二人は、少ない小枝を見ながら一つ深いため息をつきながら火起こしにうつる。
「ミラン、そこのカードとって?」
そう言ってカードを受け取った彼女はそのカードを油の瓶の中に浸した後、それを小枝の山に置いた。
そのカードには1つの複雑な魔方陣が描かれている。
「じゃあ行くね…」
小枝に手をかざしながら意識を集中する彼女。次の瞬間、カードが激しく輝き瞬く間に炎が小枝に燃え広がる。
「ミ、ラン…私もう…ダメみたい…」
そんな直後、そんな台詞を残しながら彼女がぐったりと力を失う。
それはまさに限界まで魔力を使いきった、魔力欠乏の症状だった。
ミランは、彼女を優しく支えながら、近くへ寝かせる。意識を失うように寝込んだ彼女からはスゥスゥという小さな寝息だけが聞こえる。
「あとは任せて、休んでな…サーシャ…」
そんなミランの言葉はぐっすり寝ている彼女には遠く及ばないが、どこか表情がほんの少し緩んだ気がした。
「うーん…これって馴れないと違和感ありすぎだよね…」
「なんか…体のバランスがちょっと傾きますね…首も疲れます…」
暗視ゴーグルに馴れない結奈とミーシャからは、不評のようだが、俺的にはテロリストの隠れ家を進むみたいな感じで結構気に入ってる。それにこの、装備の重量感とゲームでは感じられないスリル感が堪らない。
俺達が今進む洞窟はとても静か。ついさっきは剣がぶつかった音なのか、そんな金属音が聞こえはしたがかなりと奥の方だった。
そんなことで、今は俺達の足音と、若干の水の音しか聞こえない。でもそんな洞窟でもジメジメとはしなくヒンヤリとする。不思議な感じだ。たしかに湿度は高いはずなのに体にまとわり付くことはない。地球の法則と気温と湿度が合わない…一体この洞窟…飽和水蒸気量はどうなっているんだ?
その時、目の前の緑色の世界に1つの影が躍り出る。
直後、バシュッ!と言う音が微かに洞窟に反響する。
「ゴブリンだと思います。この辺りはあんまり数が多くなくて楽です」
「ま、序盤としてはそんなもんだろうな」
このダンジョンの入り口から、ざっと1kmほど進んだここは、完全に光がない。
「地図だともうすぐ曲がり角があるみたいですが…どっちでも同じ見たいです。」
そっか、んじゃ右にでもいくか…
そんなことを思っているうちに、またバシュッ!と言う音が響く。
「オーク見たいですね…あとやっぱりこれは私にはいらないです…」
そう言って倒したオークのもとへ駆け寄る。俺に暗視装置を預けて…そう言えば、リュミって夜目が効くんだっけ…。
暗視ゴーグルを取ったリュミは、今までより機敏に、華麗に闇へ溶け込む。それが本来の姿とも思える。
「リュミちゃん凄い…」
「怖いくらいの暗さなのに…いくらヴァンパイア族でもここまで凄いとは…」
「何だか敵が可哀想に思えてくるよな…。って…ん?」
そんな俺はオークが地面に吸い込まれるように消えたあと、1つの異物を見つけた。
それはカメラ越しでも輝いて見える。
「魔石ですね…少し小さいですが…」
「魔石?」
「はい、魔石です。ちなみにこれは透明な魔石なので無属性と言うことになります。無属性はなんの属性も持っていませんが、逆にどんな属性にもなれます。例えば属性攻撃を強化したり、こうやって食べると」
カリッカリッと普通に食べ出してしまったリュミ。すると血を飲んだときのように、スッと力が満ちるように光る。
「効率は悪いですがちょっとした魔力の補給も出来たりします。でも気を付けないと、赤色とか緑とかの魔石は属性持ちの魔石なので、食べると大変なことになります。口のなかで火を噴いたりしちゃいます…」
「…分かったか?結奈、そこら辺に落ちてるものを食べちゃダメだからな?」
「むぅ…食べないもん!バカ…」
まぁ、結奈は魔力切れに陥ることは無いのだが…
そんなことを話しているうちに、とある大部屋にやって来た。元はボス部屋だったのだろうか…
しかし不幸か幸運か、ボスは見受けられない。普通ならボスのいないボス部屋なんかに興味なんか無いけど…ここは違った。
「何であそこだけ光っているんだ?」
「え?私にはなにも光ってはいないですよ…?」
「うそっ?結構光ってるよ!?」
「え、えぇ…はっきりと…」
暗視装置をかけている人には、丁度畳一畳程度の正確な長方形をした壁の一部が、かなり光って見える。
まるで、そこに隠し扉があるかの様に…
「と、思ったけど…ただの壁だな…どういうことだ?」
「こんなの地図にはありませんけど…」
「私には見えないけど、確かに魔力は若干だけど感じなくもないわ…でも何かしら…この壁の向こう側から来ているのかしら…」
シヴィも[???]といった様子だ。
「壁の奥っていっても…それじゃあどうしようにも、方法がありません…ここは一旦ギルドに報告を…」
「あるよ?」
「ふぇ!?」
ミーシャは目を丸くして驚いたが、直ぐに元の落ち着きを取り戻す。
「この壁を吹き飛ばす位なら一瞬でできるぞ?ちょっと下がっててくれるか?」
俺は炭坑でよくみる掘削機?みたいなものでガッガッガッガッと、チップ○ターが入るくらいの穴をいくつか掘ってやった。その穴全てに茶色い筒を穴に差し込んだ。
「よし…シヴィは俺たちの前に障壁を張っといてくれ。みんなは耳を塞いでてね?」
「3…2…」
「ちょ…まって!?」
「1…」
俺は右手に握られたボタンを押した瞬間、ズドォォォォォォォン!!!と言う腹に来る爆音が響き目の前が粉塵で染まりなにも見えなくなる。障壁には大小様々な大きさの岩石が飛んできて、ガンガン音がしている。
「…」
「…」
「…」
「…」
「うわぁ…さすがにダイナマイト10本はやり過ぎたか…ま、他にも好奇心で隙間にC4爆弾を詰めてみたりもしたんだけどさ…」
そう、俺はダイナマイトと岩石のちょっとした隙間にC4爆弾を詰めるどころか、埋めてしまったのだが…それが幸を成したか…電気信管で正確に10本同時爆破されたダイナマイトはC4爆弾にも誘爆させ、一瞬にして大穴を開けた。俺は放心状態でたっている彼女たちより先に、我先にと穴の向こう側へと向かった。
「…なんだ…ここ…」
そこにあったのは、ちょっとした部屋だった。何やら床には魔方陣が描かれてある。
と言うか、どういう原理で燃えているのは分からないが、松明のようなもので部屋全体が明るい。炎が沢山赤外線を発してくれるおかげで、赤外線投光器がなくても…と言うか、暗視装置が要らないほど明るくなっている。
「こ、これって…」
「えぇ…この魔方陣…シラエの町の孤児院の障壁も凄いけど、この魔方陣は次元が違うわ…こんな複雑な配列は不可能の域ね。そう言うことだったのね…だって…ううん、それは良いわね…あと、そこにある魔石は多分この世界最大のものね…この部屋はヤバイわ。」
「ヤバイ?ここが?」
シヴィが真剣な表情でこの部屋を見渡す。リュミも見たことない様な…今までにない真剣さだ。
「どんな魔方陣なんです?」
しびれを切らしたか、ミーシャがシヴィに聞くが、シヴィはいっそう表情を険しくする。
その意味を、俺は理解できなかった。シヴィが黙っていると代わりと言うようにリュミが話始める。
「ごめんなさい…ミーシャさん…。ミーシャさんを信用してない訳じゃないんです。ですがこの魔方陣はこっち側ではあまりあってはいけないんです。と言うか、こっち側に知られたら不味いんです。とくにミーシャさんの様な権力がある方には…」
「え…えぇ?話が見えないんですが…」
いつも優しいリュミから放たれた、突き放すような冷たい言葉はミーシャを動揺させるには十分すぎた。周りにいる俺でさえこの状況には着いていけてない。結奈に至ってはミーシャとリュミに目をいったり来たりさせ、おどおどしてる始末だ。
「リュミ…ど、どういう意味なんだ…シヴィも…。ここ魔方陣はミーシャにそんなに秘密にしなきゃいけないことだったのか?」
「そっ…それはその…」
リュミは言葉が詰まったように、うつ向いたまま、無言になってしまった。訳は分からないが彼女なりにも色々思うところがあるんだろう…そんなとき、魔方陣をじっと調べあげるように見ていたシヴィが振り向いた。
「そんなにリュミを困らせないであげて?悪気がある訳じゃないの。秘密っていうのも、教えてもいいと思うわ…条件付きでね」
「条件?」
「簡単よ。」
【この魔方陣を“破壊”してくれたら…】
確かに俺にはそう聞こえた。さっき凄いと言っていた魔方陣を“破壊しろ”と。
俺は訳がわかんなくなってしまった。
「…破壊って壊すってことだよな…?」
「そうよ?あいにくこの魔方陣には防護障壁張ってあるみたいだし、人間程度の力じゃどうにもならないわ。あ、魔法の攻撃はもっての他ね。何かの拍子で魔力に反応して誤作動するかもわからないし…だからお願い。これを壊して…あなたのその力ならできるはずだわ。」
シヴィがツンツンしてない。それほどまでに、理由は分からないがこの魔方陣は危険なものなんだろう…。
「本当にいいのか?壊しても…」
「良いわよ…」
それからしばらくして、2回目の爆音が洞窟に反響した。
その爆発で、魔方陣はおろか隠し部屋までもが消え失せた。爆発の余韻がのこるこの場所には、数メートル先が見えないほどの粉塵が覆い隠しているが、赤外線カメラからは少しましになった風景が見れる。
赤外線はこう言った視界不良でも、そこそこ使えるから便利だ。
「ゴホッゴホッ…肺に悪いからこれ使え…」
(ありがとぉ…)
想像以上の粉塵で、みんな咳き込んでいる。取り敢えずJIS規格の防塵マスクをみんなに配った。…シヴィは俺のポケットの中に逃げ込んでいる…
「じゃ…ジャン君…そ、その寒くない?もしよかったら…」
「んや?そうでもないけど…まぁひんやりはするかなぁ」
「うぅ…そ、そうなんだ…。」
いつにもましてオドオドしているカリナにさすがのジャンも気づきはするが、まぁ深くは考えなかった。
ジャンが赤い鎧を付けているせいか、洞窟にはガシャガシャと歩く度に金属音が鳴る。基本的に無音な洞窟内にはこの音がやけに響いて、何だか怖い。
「ここら辺には居ないみたいだな…少し戻って、左側の通路にいくか」
「そ、そうだね…あまり離れるのもよくないし…灯り用のカードもたくさんあるとは言えないから、早めに戻んないと…っ!?伏せて!」「うぉ!?」
二人が物影に隠れた直後、目の前を大きな音を立てながら、ズシンズシンと歩きさってゆく。
幸いにもそれに気付かれることは無かったのだが、勢いよくカリナに押される形で突き飛ばされたジャンは、尻餅をつき、その上にカリナが勢い余って覆い被さるような体勢になってしまっていた。まるで自分が押し倒してしまった様に…
「イテテテ…」
「っ…」カァァァ
カリナはわずが数センチで唇が重なりそうな距離で、ジャンと見合う形になってしまった。
お約束通り、頭から湯気はでないにしても一瞬でカリナの顔は真っ赤に染まり、意味もなく口がパクパクする…。
「い、いや…これは…そう、ゴーレムかふぁかきゅれるためで…」
「う、うん…それはわかったんだけど…さ…、少しよけて…くれないかな」
カリナは気が動転しすぎて、避けるよりも言い訳に必死になっていたためか…避けるのを忘れて話していた。
次の瞬間、思い出した様に勢いよく飛ぶようにジャンから離れようとした矢先、今度はジャンがカリナの腕をつかみ抱き寄せる。この突然なジャンの行動に、汚れのない少女の頭は追い付かなかった。
「ふぇっ!?い…いや、だって心の準備とかまだ…」
「し~っ…まだいる。ストレートスネークだ…多分結構でかい…」
灯りは当然消してあった。だから音でしか判断できない。シャァァァァァァッっていう音と、微妙な音の違いで判断するしかない。おまけに厄介なのが聴覚が異常に発達していることだ。
どんなに音を殺しているつもりでも、距離によっては心臓の音ですら感知してしまう。
逆に視力は無いに等しい程だが…
(っく…近づいてきた…)
ストレートスネークの恐ろしさは、そのずば抜けた聴覚だけでない。牙の猛毒の他にも、名前の由来でもある、直進性の異常さだ。ひと度狙われれば、純粋に逃げるだけでは絶対に逃げ切れない。
だが、対策がないわけではない。逆にそのずば抜けた聴力を利用すればよいのだ。
(ほらほら…とっておいでぇ~)
ジャンは近くにあった石ころを自分達とストレートスネークを挟んで向こう側へとぶん投げた。
石ころは硬い岩石の壁と当たって、無音の広がる洞窟に響くはずだった。
【ドォォォォォォン!!!!!!!!】
そんなバカみたいに大きい音が、暗闇の向こうから聞こえてくる。どう考えても石ころが出せる音ではなかった。しばらくして少しだがフワッ…っと風が吹く。
(なんだ今の!?)
しかし結果としてストレートスネークは居なくなったみたいだ。あの気味の悪い音は聞こえてこない。
(何?今の…落盤事故…違う…揺れがなかったし…じゃあ何…?)
考えれば考えるだけ謎が増えるだけだった。ともあれストレートスネークが居なくなり緊張が解けたのか、二人は安堵のため息をついた。そして再び自分達の状況を理解することになる。
成り行きとは言え、異性同士が抱き合う。純粋に抱き合っているだけなのだが、若い彼らからすれば重大なことだ。今度こそ、跳ぶように跳ね起きたカリナはその日焼けなどない白色の肌を、真っ赤かに染め上げる。
(はぁぁうぅぅぅ…ど、どうしよぉ…)
「と、取り敢えず明かりつけるぞ…」
「ま、待って…」
カリナはそんな自分の顔を見られまいと、必死にいつもの平常心に戻ろうとするが、現実は無情にもそれを意識するほどかえって悪化するだけだ。
「え?いつまでも明かりなしだと危ないだろ?付けるぞ~」
「ちょっ…ちょっと!」
ほわぁん…。そんな感じでまたあのカードの青白い光が暗闇を照らした。
実はこのカード。マジックカードと呼ばれていて、あらかじめ魔法の行使に必要な魔法陣が描かれており、術者が魔力を込めれば術が発動することができる。要はプログラムと同じ原理だ。一般には様々な種類が出回ってはいるが、カードは術式のランクでいくつかに分けられている。例えばA~Dランクが一般人でも普通に手にはいる物で、E~Gはそれこそギルドの人間でないと扱えない。このレベルになると魔力の保有量の点からも一般人には厳しくなり、それなりの実力者じゃないと、十分にカードを使いこなすことはできない。
ここから上のカードは、一般では存在しないと言うことになっているが、一流魔導師のオリジナルのマジックカードは既製品とは比べ物にならない効果を生むこともあるし、またその逆もある。
魔力を流せば誰でも使える便利なアイテムだが、当然欠点もある。
比較的単純な魔方陣しか描けないため、詠唱魔法と比べて、魔力量辺りの行使量が低い。すなわち燃費が悪いと言うことだ。しかし魔方陣自体が悪いと言うことではない。
それこそ大規模な魔法を行使する場合は、とてつもなく巨大な…野球ドーム程のスペースに、複雑な魔方陣をいくつも描く。この場合、詠唱魔法とは比べ物にならないほどのものが実現可能になる。もっとも人件費なども含めると経済的とは言えないが…
このようにどちらも一長一短でありどちらが良いと選ぶことはできないが、マジックカードは十分に魔法教育を受けられない一般階級の人々から、魔力を流せばいいと言うその単純かつ合理的なその特長が、人々の心をなおも掴んでいるのだろう。
「…さ、さっきの爆音のこともあるし、一旦皆のところに戻ろ!」
いつもおとなしい彼女にしたら、わざとらしく照れ隠しのように言い放った。
そんな彼女の胸のうちなど知るよしもなく、ジャンは?????と言った雰囲気でカリナのあとに続いた。
「か、カリナ…大丈夫か?…まさかさっき引っ張ったとき頭でも打ったか!?」
カリナは一旦振り向きはしたが、ガッカリしたように、またすぐに戻ってしまった。
その背中は少しだけ怒っていたような気がした。
「…ばか…。」
それだけをジャンに聞かれないほどの声で呟きながら、プンスカと先を急いだ。
なかなか恋する少女は書いていて楽しいですが難しいです。失恋話なら得i…いえ何でもありません。冗談はさておいて次回は空気と化してしまった脱獄神とギリタフル王国。そして謎の魔方陣と自由世界の彼ら。それぞれが噛み合うようなストーリーを組みたいと思います。
次回もよろしくお願いします!




