夜のミニ暴露会
夜、ななこは汐見家の娘たちだけで集まっているのに参加しているので結城と二人っきり。
とおもいきや・・・
「結、ちょっといい?」
「入っていいか?リビング使えない上、俺の部屋恭がなんか不気味なことやってるし」
「俺の部屋には翔兄が来て隆と騒いでるから話できねぇし」
「「他の部屋だと殺される・・・!!」」
「・・・ななの区域にははいんなよ。後秋、触ったら即刻和兄につまみ出してもらうからな」
「わかってるよ」
和茂と秋光が来た。一瞬嫌そうな顔しながらも2人を部屋に入れて適当に腰を下ろす。フローリングの床に直に座るのはいつもの事。何も用意しないのに二人は何も文句言わない(言える訳がない)。
よく和茂はこの面子でこの部屋に入れると思う。今も釘を刺されて少しはなれたところに腰を下ろした秋光は結城とアイコンタクトして和茂のほうを見ている。
「・・・んで、和兄」
「きり義姉好きなんでしょ」
「(ボンッ)」
「恭兄はどう考えてもさや義姉好きみたいだから一緒にからかいたかったけど」
ほ~ら、やっぱり。和茂はこの2人にいびられる。そう、まだまだこの面白そうな話は続くのだ。
・・・にしてもやっぱり双子の兄弟。結城と秋光もなんだかんだいって仲が良いんだな~。
その後この楽しそうな雑談はななこが帰ってきて男2人が追い出されるまで続いた。