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フェイの賑やか家族観察  作者: L☆E
とある一日
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超美人の双子義姉


 3人の部屋より少し小さい部屋には2人の妹が寝ている。部屋全体に統一感があり、見た目と機能性の両方がしっかりとされている。

 そういえば・・・女性の寝起きを見るのってこの時代では犯罪かなぁ?(ちなみに、オレの時代は犯罪ではない)でも、早くに目が覚めちゃったし・・・(現在AM5:15)


「2人とも起きて~」

「ん・・・おはよう姉さん」

「・・・朝かぁ」


 比較的寝起きのいい2人は軽く揺すればすぐに目を覚ます。二つ並んだベッドを手前から順に1人ずつ起こしたさやかはすぐ階下の2人に合流し、朝食の準備を始めるのが日課である。

 さやかが部屋を出て行った後は2人は向かい合って丁寧に挨拶を交わすのはもはや毎朝の習慣のようだ。


「おはよう、きりか」

「おはよう、みさき」


 鏡に向かってとしか思えない程同じ笑い方で微笑むのは文字にすると怖くも思えるが姿を見れば怖いなんて単語は絶対思いつかない。

 汐見家の三女と四女は一卵性双子の姉妹。きりかとみさきは鏡に映ったように似ている。というか、3年見ているがきりかとみさきをよく間違えているらしい。ご主人様によく逆だと突っ込まれる。

 2人とも緩いカールのある癖毛をツインテールにして、赤い眼鏡をかけている。赤の他人は当たり前、兄弟姉妹もたまに間違えるくらいに似ている。声も体型もそっくりで、唯一の違いが、前髪の分け方が弱冠違うらしい―――右目上でわけるのがきりか、ほぼ中央(髪の生え方が原因で少し右寄りになってしまうためわかりにくい)で分けるのがみさき―――だけである。

 姉にあたるのはきりかで、みさきは妹にあたる。かわいらしいルックスと優しい性格を持って生まれた2人は大変仲が良く、一番まともな愛を受けて育ったようでオレの心の癒しキャラである。姉に迷惑は滅多にかけず、妹や弟の面倒見もいいと、ほとんど非の打ち所がない。また、この家の中で一番常識のある2人でもある。今年18になるの2人は兄弟姉妹の中ではあたりまえに信頼が高い。もちろんちょっと捻くれているご主人様も大好きなお義姉さんだ。

 きちんと挨拶した2人はいったん別れることになる。きりかは更に隣の部屋の妹を、みさきは1階で寝ている妹を起こしに部屋を出る。そのなんでもない普通の姿さえも綺麗で目の保養になる・・・(癒)

 ・・・・変態ではないからねっ!?


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