息抜きのためのお勉強
本日受験組専用息抜日。ただし、午後のみ。
普段の生活で充分息抜きできてるのではというツッコミはなしだ。なぜなら既にオレが結城にツッコんでデコピンくらったからだ。
結城によれば、「義姉の監視はされている側の精神的疲労は普段の生活じゃ少しもとれない上、増えている」そうだが・・・結城はオレの存在忘れるぐらい集中してんだよなぁ。そりゃあ、もう尊敬できるくらいの集中っぷり。
それでも、普段外出できない鬱憤を晴らせるという嬉しさを結城なりの顔一杯(傍から見たらいつもの不機嫌顔が直っただけの様な微妙な顔だが)に表す結城はちょっと見てて嬉しい。その午後のための分勉強しなきゃ駄目なのは苦痛だけどとか言いながらも、しっかりやっている。
和茂もきりかもみさきもななこももちろん勉強中だ。いつも以上に真剣な雰囲気がバシバシと来ている。
珍しく秋光も(ちゃっかり結城の隣に座って)静かに勉強している。しょっちゅうペンを持つ手が止まっては頭を抱えて後ろに付いている翔平にヘルプを頼んではいるが、ちゃんとやっている。
いつもはうるさい隆星とあんずも邪魔しない。なぜなら・・・
「・・・なの・・・・次の3つから・・・・・1は・・・2も3も・・・うん、3つとも間違ってる」
「・・・・・である。・・・・・・選びなさい・・・答えは・・・・約2」
2人とも隣の汐見家下4人の部屋で勉強中だからだ。
「あのね、あんず。正しいもの選ぶって書いてるのに3つとも間違ってるって事はないのよ?」
「隆・・・選択肢は1・2・3なのになんで「約」がつく?」
「1か2だと思ったから、真ん中の1,5を四捨五入(本気)」
「・・・答えは3なんだけど(呆)」
うーーーん、あの2人の未来がすごく不安だ。それに付き合っているかんなと恭助がすごい。ついでに言おう、この2人が一緒なのもすごい。結構レアな組み合わせだ。
有紗とちなみとるりこはさやかと共にかんなの穴を埋めるべく家事の真っ最中だ。
そうして、午前中は過ぎていく。
嫌な色の雲が流れていたが・・・大丈夫だろうか?
久しぶりの更新です。
この話が一区切り描ききるための時間が想ったより短かったのにびっくりです。
・・・いいのか受験生というツッコミを自分にしている日々ですが、まぁなんとかやっています。
へたっぴなのは変わりません(T□T)
また第1章同様に一区切りするまで毎日更新(8時に予約掲載入れています)します。