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変態ですか?  作者: かわ
11/11

03-03(おまけ)

→空腹を満たしに売店を目指す

「湊、ちゃんと見て。ここはこうです」

「…はい」

「そう、すごくいいですよ」

「…………」

「どうしました?ほら、集中して」

「…はい、あっ」

「ああ湊、デリケートなものですから、もっとやさしく、ね」

「すみません」

「ううん、難しかったですかね。お手伝いしましょうか」

「結構です。やって出来ないはずないんで、きちんとやります!」

「ふふ、そんなところも大好きですよ湊。では続きを」

「う…」

「要領は同じです。ほら、わかりますか?ここは…」

「ん?」

「そう、それを」

「ああ!」

「よくできました、湊。次に進みますか、それとも忘れないようにもう一回、します?」

「いいえ!後は自力で何とかします。ありがとうございました」


 苦手な教科の課題を片付けるため、協力を乞うた相手の教え方は的確だった、とは思う。けれど正しい人選だったかと訊かれれば、一問解く間に犠牲にしたシャープペンの芯や精神への負担的な何かから察するに、適任とはとても言えなかった。

 自力で問題に向き合う時よりも明らかに大きな疲労を抱え、自室に戻る湊だった。







読みづらい作品に最後までお付き合いくださって、ありがとうございます。

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