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第27話 勝利の宴1


「あーーー、でもマジで焦った。いきなり襲ってくるとは。やっぱりこの森でのキャンプは危険かな?いやーーー、でもよく倒せたな。罠もうまく決まったと思ったら、やっぱり野生の熊は生命力があるのかな?・・・・」

 

壮真が興奮冷めやらぬと言いた様子で先ほどの戦闘の感想を述べていると・・・


 ぐごごごごごごごごごごご、ぎゃああああああごおおおおおおおおお!!!


「うわ!また熊か?」


 壮真が音に反応しナイフを構える。


「壮真殿・・・・」


「サーヤはそこにいろ、動けないんだろ。俺が必ず守るから。」


「だから壮真殿・・・さっきのは私のお腹の音だ・・・くそ!!なんという恥だ!!クッ!!!コロせ!!!!!!」


「へっ?・・・・・・」


 壮真はナイフをしまい。サーヤを担ぎあげ、木の幹のほうへ座らせた。


「サーヤ・・・非情に残念なお知らせだ。」


 壮真はいつになく真剣な表情でサーヤの前でしゃがんだ。


「なんだ?聞こう。」


「お腹が空いているのは判っているのだが、この熊の手だけでもとってもいいか?このままBBQの場所へ戻って飯っ食ってるときに、狼なんかが食い荒らすかもしれないから。その代わり向こうでは肉を山ほど食べてもいい。どうだ?」


「うむ、それなら仕方がない。お腹の音は気にするな・・・」


 ぐうーーーーー!!


「わかった、なるべく早く済ますから。剣を借りるぞ。」


 壮真はサーヤの剣を持って熊の倒れている場所へと向かった。


 壮真はそこにある大きな黒い塊を前にしごくりと唾をのむ、


「もう生きてはないよな・・・」一応剣でつついてみる。


 ツンツンと県で刺しても何も起きない。


「ふーーー。大丈夫そうだな。」


 壮真は改めて熊をよく観察する。罠は熊の首筋付近に深く刺さっていた。明らかに重症であろう傷だがそれでも熊は反撃しようとしてきた。改めて命の強さを考えらせられる出来事だった。


 その熊に感謝と敬意をと壮真は手を合わせ合掌した。


「恨みは無いがこれから俺たちが次へ進むための糧になってくれ。」


 壮真は剣を振り上げ熊の手首めがけ振り下ろした。


 ザシュ!!!


 剣は熊の手首に当たり手首の中ほど当たりで止まった。


「やっぱ1回じゃ無理か?」壮真は何回も剣を振り上げては降ろしを繰り返し、何度目かでやっと切り取った。


「だあああーーー!疲れた。やっぱり骨がかなり硬いな。でもまあ何とか切れたから良かった。」


 そう言って壮真が熊の手を持った瞬間・・・熊の手が光り輝き出した


『システムメッセージ:クマノ手ヲニュウシュシマシタ。必要アイテム クマノ手 1/1 ジュウヨウアイテムヲニュウシュシマシタ、ボーナスガハッセイシマス。ボーナスヲエランデクダサイ。』


 システムメッセージが表示され、さらに新しいウインドウガ表示された。


「こっこれは・・・」


 壮真は映し出されたウィンドウを見て驚いた。


『ボーナスヲ1ツエランデクダサイ

 1:アマゾンで買い物1回(1万円まで) 2:ロングソード(一般兵士用中古)

 エラブノハアトデモ可。ソノサイハボーナスヲエラブトサケンデクダサイ。』


「まじか!!!アマゾンで買い物ができる。2番はロングソードがもらえるのか・・・・・俺としては1番だけど武器も捨てがたい。後で選べるからサーヤと相談するか。」


 壮真はお腹を空かせてるサーヤを暗示後で選ぶことを選択した。


「後で選びます。」


 壮真がそう宣言すると、ウィンドウが消え光ってた熊の手も消えた。


「おお、持って帰らなくてよかったのか助かった。」


 大きな熊の手をどうやって保管しようかと考えてた壮真はひとまず安心した。


「ひとまず、戻って肉焼くか。」


 壮真はサーヤの元へ向かった。


「おお、壮真殿、さっきのはなんだ?」


「サーヤのところも出たのか?」


「うむ、何か考えているうちに消えてしまったがな。」


「ああ、すまん、サーヤと相談してからがいいかなって思ったから、後でって選んじまった。」


「そうなのか、じゃあ後で決める・・・・ぐううううきゅるるるるるるるるるるるる~~・・・のだ。」


「すまん、待たせたなじゃあBBQに戻るか?」


 そう言って壮真はサーヤをおんぶし先ほどまで食事をしていた場所へと向かった。


「ところで熊の手はどうしたのだ?」


「ああ、あれね。なんか触った途端に光りだして、ウィンドウが消えたら一緒に消えたんだ。でもメッセージには1/1になってたから多分条件はクリアーしていると思う。」


「なんか不思議な現象だな。」


「確かにな、まるでゲームの世界に来てみたいだ・・・もしかするとここは地球でもサーヤの世界でもないのかもしれないな・・・」


 壮真はまたぶつくさと考え出しその場に立ち止まる。


「・・・どの・・・そうまどの・・・壮真殿!!!」


「うわわわわ!!!」


 壮真は考えている最中に耳元で大きな声が聞こえびっくりした。


「まったく考えるのは後にして欲しいのだ。またお腹が鳴るのだ早くしてほしいのだ。」


「ああ、すまんすまん、急ぐよ。」


 サーヤに注意され壮真は考えるのをやめ再び歩き出した。


 5分後、BBQをしていた場所に戻った。





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