恋する乙女達06
咄嗟に引っ込めた手。もしもこの時手を動かしていなければ、茂みから現れた『何か』に噛まれていたとアイシャは直感した。
そして反射的に後ろへと跳び、どうにか両足で地面を踏み締め、尻餅をつくのを回避していなければ……『何か』はアイシャを押し倒し、本能のまま狼藉を加えたに違いない――――狼藉と言っても性欲由来のものではなく、食欲の方だが。
「わ、わ……ひっ」
どうにか最悪を避けたアイシャであるが、安堵するよりも先に恐怖が込み上がる。
茂みから現れた生物の姿が、あまりにも恐ろしかったがために。
その生物は、発達した頭部を持っていた。人間の頭よりも一回り大きいぐらいだろうか。丸みを帯びた頭部や顔正面が扁平……犬や猫のように口や頬が前に突き出した形になっていない……なのも人間的である。しかし顔に嵌まっている目は、顔面中央に集まった巨大な複眼が三つ。口は大きく開いた『穴』に、左右に動く巨大な大顎で形作られている。額から獣耳のような大きな触角が生えているのも見れば、この生物を人間と誤認する者はいないだろう。
身体の見た目も人間と似ている部分が多いが、やはり異形だ。まず胴体。ざっと一メートルはありそうで、甲殻ではなく引き締まった筋肉が全体を形成している。この筋肉の付き方が人間と違い、全てが背中から腹に向かって伸び、腹の中心で閉じるように接合する構造をしていた。肩幅はアイシャよりも細いが、アイシャの身体は筋肉質とは言い難い柔らかさ。無駄な肉が一つもない肉体とどちらが屈強かは言うまでもあるまい。
背中には甲虫の翅のような突起が二枚生えている。突起はかなり小さなもので、人間で言うところの肩甲骨ぐらいだ。飛翔のためではなく、防御や支えのための器官だろう。
二足の脚で立っているが、背筋は大きく前のめりに曲がっている。このため頭の高さはアイシャと同じぐらいの位置にあるが、体長は二メートル以上か。腕の数も二本で人間と同じだが、その長さはだらんと垂れ下げれば地面に付いてしまうほど。動く時は積極的に手を地面に付けて四足歩行をしており、ゴリラやチンパンジーが行う『ナックルウォーキング』に似ていた。手の先には鋭い爪の付いた指が三本生えており、攻撃性の高さを物語る。
そして臀部から伸びる、長々とした尾。こちらも長さ二メートルはありそうだ。自由に揺れ動いているが、尾は無数の体節が連なる構造をしており、その体節は一つずつが甲殻に覆われていた。柔軟な動きに反して極めて頑強そうに見える。体節の縁は鋭利で、尾の先端も槍のように鋭い。振るったものに当たれば、それが何処であれ対象を切り刻むだろう。
何処を見ても攻撃的な形態だ。人型という意味では、アイシャがこの星に来たばかりの頃出会った猛獣ガルルに似ている。頭の構造などが違うため近縁種ではなく、捕食者として進化した結果似たような姿形になったのだろう。
そして身体の大きさから考えるに、一~二メートル程度の生物を獲物としている。
つまり、人間は獲物としてピッタリのサイズという事だ。今まで見てきたどの生物よりも恐ろしい外見というのもあって、アイシャは強い恐怖心を覚えた。
「(こ、これは、良くないわ……!)」
普通の人間だった時よりも強くなったとはいえ、この星の生物とまともに戦えるほどアイシャは強くない。地面やトゲトゲボーの中に身を隠す、非力な小型種を捕まえるのがやっと。自分より大きな生き物と戦うなんて不可能……というよりそれはシェフィルだってやらない事だ。
ならば逃げるしかないが、果たして逃げ切れるだろうか?
相手が待ち伏せ型の狩りをするタイプなら、きっと難しくない。そういった生物は瞬発力こそあるが、持久力に乏しい傾向がある。例えば瞬間的な速度に特化した、カエルのような足だと走るのに向いていない。短距離は素早く動けても、長距離走はそこまで速くないという事は十分あり得る。
だが獲物を追うタイプは、ある程度長距離を走るのに適した身体を持つ。地球生命のチーターはスピード特化のためスタミナがなく、長距離走が苦手と言われるが、それでも百~六百メートルは最高速度を維持出来るという。いくら人間がスタミナに優れる生物でも、走る速さがそこまで優れていないので、数百メートルも追い駆けっこをすれば捕まってしまう。
現れた生物はどちらのタイプか。見た目から判断すれば、後者だとアイシャは思う。まともに走っても追い付かれ、呆気なく捕食されてしまう。
「(なら、小細工の一つぐらいしないと生き残れない……!)」
「……コフォオォォォ……」
逃げようとしているアイシャの気持ちを察したのか、現れた不気味な生物……ひとまず怪物と呼ぶ事にする……は口を大きく開けた。噛み付くつもりか、雄叫びで怯ませるつもりか。一体どちらの行動を取るのかと、恐怖しながらもアイシャは怪物から目を離さない。
もしも目を瞑っていたら、アイシャは一瞬であの世行きだったに違いない。
口から吐かれた炎によって丸焼きにされる形で。
「ひょえぇ!?」
怪物の口内で強力な発光が起きたのを見て、臆病なアイシャは反射的にその場から跳び退く。
瞬間、怪物の口から炎が吐かれた。
炎はざっと五メートルほど先まで伸び、その先にあったアイシャの家を吹き飛ばす。炎と称したが、高温のガスという方が正しいだろうか。直撃した掘っ立て小屋同然の家だけでなく、周囲に生えるトゲトゲボーも何本かへし折っている。アイシャどころかシェフィルでも折るのに苦労するトゲトゲボーを、あっさりと破壊する威力があるらしい。
更に、炎を浴びたトゲトゲボーは焦げ付いていた。この星の生物には中性子ビームすら無効化するほどの、エネルギー吸収能力が備わっている。焦げるという事は、その能力でも処理しきれない超高温で焼かれたという証明だ。
あんなものが直撃したら、大怪我と大火傷を同時に負う羽目になる。ただでさえ逃げ切れるか怪しいのに、そんな事になったらますますどうしようもない。
「ボフンッ……コルルルルル……!」
炎を吐き終えたところで、怪物は逃げたアイシャの方へと振り返る。そして大きく腕を上げ、素早く下す。
アイシャは無様な、カエルのような跳び方でどうにかこれを回避。勢い余って這いつくばる体勢になったが、尻餅をつくよりは遥かにマシだ。両手で大地を引っ掻くように藻掻き、立ち上がるやすぐに走り出す。
目指すはトゲトゲボーの森。一旦視界の悪い茂みへと逃げ込み、怪物の目から逃れようという算段だ。アイシャは自分の力が極めて非力であると自覚している。ならば筋肉などが発する電磁波も弱々しい筈。小さな生き物がたくさんいるトゲトゲボーの森に入れば、自分の気配を誤魔化せるのではないかと考えたのだ。無論完全には消せないので見付からないとは言えないが、力の弱い自分であればかなり効果的に機能するとアイシャは見込んでいた。
強いて難点を言うなら、一人で勝手に逃げ出したらシェフィルと離れ離れになってしまう事。何時何処で待ち合せれば良いか話もせずに、広大な大自然で再会を願うのは中々難しい。しかし今この時、そんなのは考慮に値しないとアイシャは思う。
ここで怪物に食い殺されたら、どんなに願おうともに二度とシェフィルに会えないのだから。
「(い、今は、逃げる事が最優先!)」
合理的に、生存のための最適解を選択。自分の家から離れ、アイシャはトゲトゲボーの森に突入した。成長したトゲトゲボーの先端は極めて鋭利で、少し掠めただけでアイシャの肌を切っていく。あちこちに切り傷が出来たが、構わず走り続ける。
アカウゾを潰して得た体液があれば、無傷とはいかずともかなり抑えられただろう。しかしシェフィルと話をする事ばかり気にしていたここ最近は、アカウゾ捕獲を怠っていた。お陰でアイシャの肌は綺麗な状態。たくさんの切り傷が次々と刻まれていく。
これが致命的な失敗だった。
「追ってきてる……!?」
背後から感じる、強力な気配。隠す気のない電磁波が、背後からひしひしと伝わってきた。
アイシャは右へ左へと逃げ道を変えてみたが、気配は正確に追跡してくる。追跡は気の所為ではない。そしてここで自分を追ってくる生物など、先の怪物以外アイシャには心当たりがない。
茂みの中でどうして正確にこちらの位置が把握出来るのか? 電磁波を追っている……勿論その可能性はある。アイシャも怪物の気配を、電磁波の形で感じ取っているのだから。しかし小さな生き物やトゲトゲボーの電磁波と混ざり、相当誤魔化せている筈なのに。
走りながら考えたアイシャは、二つの『失態』に気付く。
一つは、今、周りには小型種の気配が全くないという事。恐らくあの怪物を警戒し、身を潜めているのだろう。唯一電磁波を発しているのはトゲトゲボーぐらいなもの(抑えたところで身を隠せないのだから意味がない)だが、いくらアイシャでも植物同然の生物と比べれば身体能力は高い。トゲトゲボーよりも力を抑える事は出来ず、その気配を眩ませる事には失敗していた。
そしてもう一つの失態が、トゲトゲボーの棘によって付いた傷。
傷自体は付いた直後に再生し、瞬く間に塞がっている。しかし傷付いた瞬間、ほんの僅かだが血が滲み出していた。
この僅かな血がトゲトゲボーの棘に付着している。付着量など雫一滴分もないだろう。だがどれだけ僅かでも、その血は『臭い』を発する。嗅覚が鋭ければ、アイシャの通った道はさながら色が付いたようにハッキリと見えるに違いない。
アカウゾなしで逃げ込んでも、トゲトゲボーはアイシャの姿を隠してはくれないのだ。むしろ小さなものとはいえ無数の傷を負う事になり、却って不利な状況を作ってしまった。
相手の速さとスタミナが上なのに、逃げた道まで見えていては振り切れる訳がない。
「(ああ、もう! シェフィルがいないってだけで、この体たらく! 一体今まで何を学んできたってのよ!)」
この星の環境に慣れてきた? 自惚れにもほどがある評価だ。料理も家も、それを維持するだけの生活基盤があってようやく持てるものに過ぎない。
シェフィルがいなければ、自分は生き残る事すら出来ないのか。
「諦め、る、もんかぁ……!」
脳裏を過る弱気な言葉を、頭を振りながら否定する。
出来る出来ないの問題ではない。やらねば生き残れないのだ。自分の自惚れを反省するぐらいなら、状況を打開する作戦に頭を働かせる方が合理的。目を閉じ、大きく息を吸い込んで、アイシャは意識を切り替える。
まず、今の状況はどうなっているか。
改めて背後の気配の存在を探ってみる。思った通り今も気配は自分を迫っていて、かなり距離は近いように思えた。そしてその距離は、刻々と縮まっているらしい。
このままではあと数秒もせずに捕まるだろう。
しかし見方を変えれば、数秒という時間はある。獲物を追う捕食者が、全力で追っていない筈がない。つまりこの速さが最高速であり、此処から急に加速する可能性は低い。
相手の体格を考えると、アイシャの数倍強くてもおかしくない。そう考えると随分遅いような気もするが、理由はなんとなく予想が出来る。怪物は視覚ではなく匂いと電磁波で追跡しているため、築一アイシャのルートを計算しながら動いているのだろう。適時方向を修正するため、最高速まで加速出来ないと思われる。
まだ付け入る隙はある。
「(何か、使えるものはない!? 例えば……)」
アイシャは素早く辺りを見回す。とはいえ此処はトゲトゲボーの森の中。視界は一メートルどころか数十センチも開けておらず、精々手の届く範囲ぐらいしか見えない。
加えて生物の気配が消えている今、トゲトゲボーと後ろの怪物以外の生物の居場所も分からない。発見出来たのは、偶々目に付く場所にいた個体ぐらいだ。大体こんな小さな生き物達を使ったところで、何かが出来るとは――――
「……っ!」
ネガティブな考えに支配されそうになったアイシャだが、ある生き物を見た瞬間無意識に手が伸びる。
それは素早い生き物ではなかったため、アイシャでも簡単に捕まえられた。身体もやや大きいため、ぎゅっと握れば手応えだけで捕まえたと確信出来た。何かが潰れた感触もある。そして後から、アイシャはこの生き物がなんという種なのか思い出す。
思い出した直後、アイシャは背中を強く突き飛ばされた。
「ぁぐっ!?」
突き飛ばす力があまりに強く、アイシャは抵抗する間もなく俯せに倒れてしまう。
間髪入れず、アイシャの背中に何かが跨がってきた。乱暴で荒々しい乗り方であり、どう楽観的に解釈しても『敵意』しか感じられない。
「コルルウゥゥ!」
そして最早聞き慣れた雄叫び。
怪物が追い付き、アイシャを突き飛ばしたのだ。数秒の猶予の間に出来たのは、一匹の虫を捕まえる事だけ。
俯せになっているアイシャに、背中側の光景は全く見えない。しかし背中に跨っている怪物の身動ぎから、大きく腕を振り上げたのは察せられる。その手にある爪でアイシャに止めを刺そうとしているのだろう。
この星の捕食者は、獲物を弄ぶような真似はしない。さっさと殺さねば獲物の反撃を許すと、本能的に理解しているのだ。或いは理解していなかった『不適応』な個体は生き残れず、子孫を残せなかったと言うべきか。
反撃のチャンスは今だけ。
「こ、のぉ!」
突き飛ばされた際の痛みがまだ残る身体を、アイシャは強引に動かしながら振り返る。
無理な体勢で見た背中側では、思った通り怪物が片手を振り上げていた。鋭く獰猛な爪先が、アイシャの首付近を狙っている。
もう一秒と猶予がない。
背筋を極端に曲げている体勢のため、頑張ればアイシャの拳は怪物の顔面を叩ける。だが直接殴ったところで、この屈強な怪物は身動ぎすらしないだろう。何事もなかったかのように難なく手を振り下ろす。頑張って殴った次の瞬間には、アイシャの頭は宙を舞う事になる……それでもアイシャは無意識に、腕を前に突き出した。
その手に掴んだ、潰れた一匹の虫と共に。
虫は体長三センチほどの小さな種。武器とするには硬さが足りず、直接的な攻撃力は全くない。自分の伸ばした腕の非力さを理性的に察したアイシャは、顔面を青白くして震える。
しかし臆さない。何故なら、自分の拳が無力ではないと理解していたから。
自分の捕まえている虫の腹部末端には赤い球体が(今は握り潰してしまったが)あるのだ。とても分かりやすい特徴を持ったこの生物の名を、アイシャは知っている。
アカタマだ。身体に小さな棘が生えているなど、以前見たものとは少し外観が異なるが、亜種か近縁種ではあるだろう。細かな生態的分類に意味がないとは言わないが……今この瞬間重要なのは、腹部末端に赤い玉がある事。
アカタマが持つ赤い玉は老廃物が溜め込まれたもので、猛毒だとシェフィルから教わった。生物によって毒となる物質は異なるため、一概に全ての生き物に通じるとは限らないが……身を守るための毒ならば、効果範囲は捕食者全般の筈。
そして多少なりと有害であれば、生き物はその物質を不快に感じるものだ。そうでなければ毒の存在に気付かず、うっかり摂取したりしてしまう可能性があるのだから。
そんなアカタマを握り潰した手で、アイシャは怪物の顔面を思いっきりはたく!
身体能力の差から、アイシャ渾身の一撃は脅威でもなんでもないと判断したのか。怪物は避ける事もせず、アイシャの手を顔面で受け止めた。打撃ではやはりダメージは与えられなかった、が、その衝撃でアカタマの汁が飛ぶ。
ほんの一部ではあるが、アカタマ汁は半開きになっている怪物の口内へと飛び込んだ。
「コキャブッ!? キョ、コココキギギ!?」
すると怪物は大仰に叫びながら、大きく仰け反った。後は振り下ろすだけだった腕をぶんぶんと振り回し、苦しみに藻掻いている。
どうやらアカタマ汁の味が、想像以上に効果覿面だったらしい。考えてみれば怪物は体長二メートル以上の大型種であり、手足の爪や大きな顎は自分よりも遥かに小さな生物を食べるのに向いていない。体長三センチのアカタマなど口にした事がなく、毒や味が全くの未経験で混乱したのかも知れない。
しかしこの星の生物は、数学的に全ての情報を処理している。アカタマの毒が身体に悪影響を及ぼさないと分かれば、即座に攻撃を再開するだろう。混乱している時間は数秒が限度。
迷っていては好機を失う――――様子見したがる性根を論理で捻じ伏せ、アイシャは渾身の力で身体を起こす。
かつてのアイシャなら、たとえ怪物が無防備でも無駄な抵抗に終わった。人間よりも遥かに大きな怪物は、体重だって人間以上なのだから。百キロは優に超えている。だが、今のアイシャにとって百キロ程度であれば大した重量ではない。
「ぬ、ぐ、ぅうううううう!」
「コギキッ……!」
アイシャが唸り、立ち上がったところで怪物はようやく冷静さを取り戻す。だがもう遅い。既にアイシャは二本の足で地面を踏み締めた。
力強く立ち上がるだけで、怪物はごろんと転がり立ち並ぶトゲトゲボーの中へと突っ込む。
「(やった! なんとか抜け出せた!)」
身体を抑えつけるものはない。アイシャはすぐに走り出した。背後の確認はしたいが、振り向けばその分足は遅くなる。居場所の把握より逃げ切れない方がリスクと考え、気配を探るだけにしておく。
幸い、怪物の気配はどんどん遠退く。
厳密に言うなら、転ばせた場所から殆ど動いていないようだ。思っていた以上にアカタマの味(もしくは毒性)が効いていたのか。ややあって動き出したが、その時にはもうアイシャはもうかなり遠くまで移動していた。
血の臭いがあるので完全には振り切れていないとしても、ここまで離れれば追跡は容易ではあるまい。加えて今の反撃で、怪物はアイシャがとても危険な味だと誤認した可能性がある。もしかすると襲う気をなくし、去っていくかも知れない。油断すべきではないと思いつつ、アイシャは希望を抱いた。
だが、自然は人間の淡い希望など汲みはせず、現実を容赦なく突き付けてくる。
「――――え?」
走っていたアイシャは、不意に悪寒を感じた。
何かが、猛烈な勢いで側面から迫ってくる。
とても強い気配だった。先の怪物と同じぐらいの。
そんな馬鹿な、だって気配はついさっきまで後ろに……そうは思えども、現実に存在する気配は消えない。むしろ存在感を示すかの如く一気に迫ってくる。突き付けられた現実に対処しなければ、と考えはすれど、一瞬の混乱からアイシャの身体は上手く動かず。
置いてきた筈の怪物がアイシャの真横から跳び出し、再び押し倒すのだった。




