15 純情ストレイトガール
デート前日の葉月彩音
どうしよう~どうしよう~どうしよう~どうしよう~。
成り行きで決まったけど明日、叡人君と2人で学外で部活じゃん!
要するにデートだよ~。
何着ていくか決めてないよ~。叡人君に好みの服装を聞こう。
って連絡先交換してなかった~!
それなら自分で考えるしかない。
私は部屋にある伊達メガネをかけて叫ぶ。
「超推理!」
ストッキング 童貞を殺す服 ギャル副会長にデレデレ 先輩だから大人らしく 長距離歩くかもしれないから動きやすく 自分の顔立ちは可愛い系
無数の選択肢が超高速で頭の中で流れ、それらを分析する。
「なるほど」
鏡の前に私は立つ。
肩が出ているフリル付のピンクのトップスで可愛らしさを出し、シックな黒いミニスカートで印象を引き締めながら動きやすさも確保。髪型はツインテールにしてギャル副会長に寄せる。
……。
地雷系だよ~!
好きな人は好きだけど初デートで着て行ったら引かれるよ~。
もう1回だ。
「超推理!」
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『超推理!
犯人は―君だ。
高評価、いいね、ブックマークをしたのは君だ』