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14 完全記憶能力
デート前日の七森叡人
どうしようどうしようどうしようどうしよう!
成り行きで決まったけど明日、葉月先輩と2人で学外で部活じゃん!
要するにデートじゃん!
やばい、何もプラン考えてない。先輩と相談だ。
って連絡先交換してなかったー!
それなら自分で考えるしかない。いやいや、ここに引っ越してきたばかりだから僕は何も知らない。よし、この町に詳しい先輩に任せよう。
……。
だめだろ!
ここは綿密な計画を立てて、スマートなデートをすることで男らしく頼りがいのあるところを先輩に見せるんだ。年下というギャップも働いて効果的なはず。
そうと決まれば情報収集。
地球の本棚に入る。地球の本棚とは僕の頭の中にある10万3000冊に及ぶダグラス浜田の恋愛指南書が記録されている脳内空間である。
「検索を始めよう」
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『その低評価をぶち殺す』