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虫のお医者さん

作者: 藤乃花

動物にも木にもそして人間にもお医者さんはいますよね?けれども昆虫のお医者さんだけはいません。昆虫が好きなタクミくんは、その事について担任の真理先生に質問しました。「先生、聞きたい事があります。昆虫の事ですが……」理科で生き物の授業を受けた後で、タクミくんは教壇の方へ歩いていきます。タクミくんの真面目な人柄から、クラスの皆は『先生Jr.』と呼ばれています。「まあ、どんな質問なの?」「昆虫のお医者さんがいるかどうかを知りたいです」「!」思いもしない質問を聞いて、真理先生のお顔はビックリマークが似合うお顔になりました。「え?昆虫のお医者さん?」「はい!ボク将来は昆虫の身体を治す虫医ちゅういさんになりたいんです。昆虫を治すことは出来るんでしょうか?」「ちゅうい……ちゅう……い。あ!虫医さん?」クラスの皆はタクミくんを見て、ザワザワし出します。「昆虫のお医者さん?」「いそうでいないよな?」「思い付かなかったわ。タクミくんて、よく気が付くわね」「タクミくん、もしかして……」クラス一同、同じ考えをよぎらせました。ー天才ー(タクミくん、似てるわ……あの、世界的有名なあの……)真理先生の考えも皆と同じです。(トーマス・エジソンに!)期待を膨らませ、真理先生は答える。「これは私の考えだけどね、昆虫の身体は精密でしょ?だから手術や治療となると、今の医学でも難しいと思うの」タクミくんシュン……となりました。「でもね、何年か先にAIが凄く発達していて、昆虫の身体を治す事も出来ているかも知れないわよ」タクミくんの目がキラキラ光りました。「じゃあ、そのAIをボクが作れば良いんですね⁉」真理先生も皆も同じ事を思いました。(タクミくんは第二のトーマス・エジソン‼)










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― 新着の感想 ―
どこか寓話っぽくて、不思議な読後感を持ちました。おもしろいです。
「虫のお医者さん」というのは、確かになかったです。 とてもいい着眼点だと思いました。 ありがとうございます。
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