第7話:悪夢の襲来
蒼銀 静: 水戸 儚火
天水 創吾
前回、水戸が昔の記憶を思い出していた時、とあるヤンキー集団が。水戸は一体、どうなってしまう?
「殺す...」
それは、突然のことだつた。
あたしの前には、ガラの悪いヤツらが20人程度。恐らく、今まで通りあたしに恨みを持ったヤツらだろう。
「お前ら、どこのやつだ」
そう言うと、驚く言葉が返ってきた。
「...蒼の銀狼」「と言えば...わかるか」
「...蒼の...銀...狼...」
"蒼の銀狼"、数年前からここら一帯の頂点に立ち、数多くの伝説を残した、集団だ。たしか、つい最近まで一切の情報が無く。1部では、既に死んでいると噂されていた。
「良いか?」「夕方までに来いよ」「逃げたら...殺す」
そう言うと、そいつらは何処かに行った。
(蒼銀静視点)
「...なんだか...胸騒ぎがする」
授業中、俺は不思議な感覚がし、そう呟いた。「ん?何かあったのか?」
創吾が、俺に静かに聞いてきた。
「...いや、なんか...」
「胸騒ぎがする」
(水戸儚火視点)
「おぉ、逃げずにちゃんと来たんだな」
「...」
あたしは、言われた通り"蒼の銀狼"の元に来てしまった。...正直、今は恐怖症の方が勝っている。"蒼の銀狼"、こいつらは到底私が勝てる相手では無いと、知っている。
「さぁ、始めましょうか」
「紅花隊の女総長」
「水戸 儚火」
(蒼銀静視点)
昼休み、鳴り響くチャイム、騒がしい教室、立ち込める昼食の匂い、数多くの感情。
やはり胸騒ぎがしてやまない。まるで、大切なモノが離れて行っている気がする。
「おーい、ほら、飲み物」
「あぁ、サンキュ」
「どうしたんだい?」「浮かない顔して」
「...なんか」「...嫌な感じがするんだ」
「ふーん」「ま、お前の感は当たるから、準備はしとくわ」
創吾とそんな事を話、昼休みは終わった。
放課後、俺は久々に創吾と一緒に帰っていた。
「...」
「なんだ、まだお前の感は当たんねぇのか?」
「...まぁ」
「へぇ、珍しい事もあるんだな」
そんな事を話していると、
「ねぇねぇ、そこの君」
俺たち2人は、知らない男たちに話しかけられた。
「あのぉ、なにか俺たちに用でも?」
創吾がそう言うと、男たちは、
「あぁ、ちょっとね」「んんんんんん、君かな?蒼銀 静くんって」
男は、俺の事を指さし、俺の名前を言った。
「...なんで、名前を」
今回はご愛読ありがとうございました!
これからも、書き続けていきますので
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