表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

第1話:ハリネズミ

登場キャラクター

蒼銀(そうぎん) (しず)水戸(みと) 儚火(もうか):静の友人:先生


「はぁ…はぁ…」

「ぐっ…」

「がはっ!…」

「…さっさと消えろ…」

暗い夜道、突然絡んできたヤンキー3人。

自分はゴミを見るような目で、3人を追いかえした。


(あくび)

「まじで、持久走とかクソじゃん」

俺は蒼銀 静、ただの高校生。

「そんな事言うなって、ただでさえ考えないようにしてんだから」

こっちは、俺の友人。

今は次の時間の持久走に、抗議しに行こうと考えてる真っ最中だ。まぁ、結局は大人しく従うんだがな。

「はいはい、さっさとグラウンド来いよ」

と、体育教師の声が教室に響いた。

「はぁ、それじゃー行きますか」

「そうだな」

俺たちは、重い腰を上げ、グラウンドに移動する。


(持久走中…)

「はぁ…はぁ…」

「はぁ…はぁ…」

「…なぁ」

俺は友人に話しかけた。

「あ?なんだ?」

どうやら友人も限界らしい。なぜ分かるかって?目を見れば分かる。今にも死にそうになってるからだ。そんな事はお構い無しに、俺は質問した。

「今から、賭けをしないか?」

「は?とうとう暑さでアタマでもやられたか?」

正直腹の底から腹が立ったが、俺は話を続けた。

「簡単な賭けだ」「この持久走には、ゴールがある」

「あぁそうだな、なかったら先生をぶっ飛ばっしてるよ」

「この持久走、俺より早くゴールに着いたら」

「…お前より早くついたら?」

「…ジュース2本奢ってやるよ」

そう俺がいい切る前に、友人はぶっちぎりの1位を決めた。ゴールするのはわかっていたが、正直1位になるとは思ってなかった。


(持久走終了)

「はぁ…はぁ…」「お前なぁ」

「ほら、さっさとジュースよこしやがれください」

「わかったわかった」

日本語があやふやになっているのは、ほおっておこう。

俺が飲み物を、買いに行こうとした時。

「なんだ、また水戸の奴はサボりか!」

先生の声が、グラウンド中に響いた。

「ん?水戸?」

「お前、水戸 儚火だよ!」「紅花隊の女総長!」

「あぁ…」

何となくそんな奴が居たような居なかったような気がする。

水戸 儚火、俺たちと同じクラスで、何かと問題を起こしては、先生を悩ませてるらしい。なんとも気の毒な話しだ。


その日の放課後、俺は家に帰宅していた。いつも通りの道。いつも通りの人。いつも通りの風景。

「はぁ...帰ったらまた親父の手伝いか...」

いつもと変わらないはずだった。

「このアマ!」

何処からともなく怒号が聞こえてきた。俺は急いでその声が聞こえた方に走った。

「...おい...これって」

目の前には、五人ぐらいの男と...赤髪の...女...

「お、おい!」「お前...」

目の前の女にそう言うと、そいつはその場を早々と立ち去っていった。

「何なんだよ...あいつ...」


今回はご愛読ありがとうございました!

これからも、書き続けていきますので

よろしくお願いします('ω')ノ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ