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魔力操作+α

小休憩が終わり、魔力操作の授業が始まった。

と言っても、本格的な授業は午後からになるけど。


初めに、全身から魔力を放出するために、栓を開けるところから始める。

やり方は、魔力操作が出来る人が、対象の魔力を自身の魔力で包んで一緒に動かして、体内外から栓を開ける。


これは、相性診断にも使われる。

なぜなら、体内に他人の魔力を入れるのだから、相性が悪いと嫌悪感がもよおされ、合う人は気持ちよく感じるらしい。 


神が創りし身体なせいか、本来なら時間がかかるらしい、この作業もすぐに終わり、今は相性診断の時間になっている。


………私には、候補生達が、勇者様達を景品にしたくじ引きをしているように見える。


候補生達は、スキルの系統ごとにグループ分けがされている。

勇者様達は気付いてないと思うが、昨日のスキル証明から、さりげなく、同系統のスキルを持つグループが接触している。

そして、今日の魔力操作で、相性の良い候補生は喜悦に満ちた表情(一瞬)をされ、合わない候補生はグループをさりげなく離れて、別の、同系統のスキルを持つグループに混ざる。


私と澪様は、相性が抜群だった。 良すぎた。

何故か私の魔力と混ざり合って乗っ取られ、私の体内を弄られた。

危うく変な声が出そうになったので、止めてもらった。


周りを無視して、澪様には次の段階に進んでもらう。

各放出量の一定化と、周りを漂う魔力の均一化。


これを、澪様はすぐに終わらせた。

私も教師も驚き、教師は「流石は神様が認めし勇者様。」と褒め称えたが、澪様いわく、ギフトスキルが発動しているかららしい。


なので、スキルをofにして再度、挑戦してもらったら、普通に失敗した。

そのことに、私は安堵した。 澪様が普通の人に思えて。


なのに、澪様はすぐに【魔力操作】を会得された。

どうやったかを尋ねると、自身を中心に、一定方向に一定の速度で一周するように動かし続け、濃度が均一になったところで止めて、動かして、止めてを繰り返したらしい。


普通の人は、足りないところに足して、多いところを減らしてバランスを取るのに。 やっぱり普通じゃない。

澪様のやり方に、教師が感嘆され、授業に取り入れられた。


午前の授業が終わり、食堂に移動して昼食になった。


澪様に背負われての移動で、羞恥心で顔が赤くなるのを背中に押し付けて隠したのに、食堂で、澪様の足の間に座らされて、食べさせてもらって、羞恥心にかられた。 

周りからは、どう見ても、バカップルに見えるだろう。

そして、ここでも私達を真似する人達がいた。


昼食は、澪様が提案された材料で作られた、天麩羅定食。

勇者様が提案された献立ということで、候補生達が歓喜の声を上げた。


サックリと揚げられた衣の食感の次にくる、各食感の違いと味、油でベトついた口を洗うレモンの酸味、緑茶の苦味に舌鼓を打ち、美味しく食べられた。

こんなに美味しい昼食は、初めて味わった。


午後の授業が始まり、魔力操作の続きを行った。

澪様が見つけたやり方を行使すると、記録より多くの勇者様が【魔力操作】を覚えた。


続いて体力増強(ランニング)

私は背負われたまま。 寝転んでの見学をさせてくれない。


澪様は、走るのが苦手? 走っている間が退屈らしく、ギフトスキルが有ることから、教師に相談して、魔力操作しながらのランニングが許可された。


他の余裕な勇者様は、腰に紐をつけて、反対側にゴムタイヤ、ゴムタイヤの上に重しを付けて走った。


最後に武器選び。

選び方は、

①筋肉/筋/骨に負担なく、最高速度が出せる動かし方を見つける(←この時点で【体術】スキル習得)

その動きに合う、無手武術/武器を選ぶ


②気性/思想に合う、無手武術/武器を選ぶ


③①/②両方ともに合う、あるいは妥協できる、無手武術/武器を選ぶ。


澪様が選ばれたのは、斧/棍/盾/格闘/短剣/短槍

「せめて直剣か大剣を使っていただきたい」と、教師陣から懇願されていたので、大剣も追加された。

私自身が説明会を読むのが苦手なので、2つ前とこの話は、なるべく見やすく/読みやすく/世界観を理解してもらいやすく書いたつもりです。

(2年以上かかりました。)


読みにくかったら、申し訳ないです。

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