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無色で透明な、  作者: 柊アキラ
歯車が動き出す
4/11

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人気絶頂の中ある悲劇が起こった。シンヤが事故で亡くなったのだ。それが1年前…



『シェリーの疑問に答えてあげたいけど私は、本当に今bloodとの関わりがないからごめんね』



『分かったら教えてね!でも、これは…単純にファンとして心配なだけなんだけどね』



そしてその後少しだけシェリーと雑談して彼女は、帰って行った。多忙な歌姫だからねぇ



私も帰り支度をしてスタジオにある喫煙所へと向かった。喫煙所には誰もおらず貸切状態だった。



…ルイが別人…ね



私と彼女は、高校の同級生だった。そして彼女達がメジャーデビューする前までの作詞作曲を担当していたのが私だけどその事を知る人は少ない。



バンドメンバーとは、仲は良かった。20歳までは、連絡も取っていたし会ってもいたし…連絡を取らなくなったのに理由はない。それでも理由を何か1つ当てはめるとするならば忙しかったただそれだけだ。



1年前に彼女達にシンヤの葬儀で久しぶりに再会した時…確かに異変はあった。



でも、私はそれを一過性のものだと思い余計な言葉はかけなかった。いや、かけられなかった…ある黒い噂を知っていたから



3年前彼女達は、事務所を移籍した。元々居た事務所には黒い噂も多くそこに所属すると聞いた時は、反対した。でも、類には……いや、もう過ぎたことだ。



「はぁ…」



1週間前に、bloodのベース兼リーダーから突然連絡が来た。そこにはたった一言



[ 類を助けたやって欲しい ]…と



全くジンの奴は、私をなんだと思ってるんだ。音楽で助ける事は、出来てもそれでは、根本的な解決にはならない。



「取り敢えず帰ろ…日本でも仕事が待ってるし」



ここで考えても仕方ない



ああ、でも帰ったら厄介な仕事抱えるんだよなぁジジイの依頼は断れないからな





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