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無色で透明な、  作者: 柊アキラ
歯車が動き出す
3/11

.

『』は、英語での会話だと思って頂けると…。





あの頃は、幸せだった。



今でも卒業式の時に撮った7人全員での写真は、部屋に飾ってある。



…でも、その写真もだんだん埋もれていきその写真に気付いたのは7年の歳月が経った後だった。




人は、変わる。



良い意味でも、悪い意味でも



変わってしまうものなんだよね
























耳に付けていたヘッドホンを取りマイクでブースの中にいるボーカルに声をかける



『オッケーです。お疲れ様〜』



『今回もなかなか難しい曲をどうもありがとう』



『ええ、シェリーの為に頑張って作ったのに不満ですか?シェリーなら大丈夫だと思って作ったのに』



『もう!全く狡いんだから!そんな事をリンコに言われたらやるしかないじゃないのよ!!』



目の前にいるボンキュッボンなスタイルのちょっとキツ目な顔の女性は、今アメリカで人気なアーティストだ。



私が日本で作った曲を動画サイトで聴いて随分と、お気に召してもらえたようで曲のオファーを受けたのもこれで3度目になる。



先ほども言ったが、キツ目な顔の女性に初めて会った時は、怯えたものだが今では良きパートナーとしてやらせてもらってる。



…これで私より若いんだから怖いわー



彼女は、現在がピッチピチの19歳なんだけど初めて会ったときが今から3年前だから16歳でしょ…当時、22歳だった私に対して最初は、シェリーはタメだと思っていたらしく6歳差もある事を知った時はとても驚いていた。



いや、私の方が驚いたけどね?そっくりそのまま返したかったよその言葉



……まぁそんなこんなで今回のアメリカ遠征も終わりを迎えた。ようやく日本に帰れそうだ。



海外での仕事まとめてやってたから帰国するのも1ヶ月振りかぁ



『そう言えばリンコ1年前辺りからbloodの曲調なんか変わった?』



そう言えばシェリーは熱狂的なbloodのファンだったけ…初対面の時もめちゃくちゃ質問攻め受けたもんね自分の曲をそっちのけで




…うん、悲しかったなぁ




『そう?私は、最近聴いてないから分からないかなぁ』



『シンヤが亡くなってからずっとよ!確か作詞作曲は、基本的にはシンヤだったでしょ?だからなのかしらって思ってたけど気になるのはそこじゃなくてルイの歌い方が…まるでアレは別人よ』



が、顔面が近いよシェリーさん



blood(ブラッド)


国内での人気は勿論のことここ数年は海外でも大人気ロックバンド



メンバーは、4人で同い年


ボーカルのルイ

ギターのシンヤ

ベース兼リーダーのジン

ドラムのマオ


ボーカルのルイとベースのジンは、幼なじみで他のメンバーは、高校時代に出会いバンドを結成。そこから有名になりスカウトされ18歳の時にメジャーデビュー



そこからの彼らの飛躍は、凄かった。オリコンは、毎度の事1位を取り続けライブのチケットは、プレミアもの



ルックスが良いこともあるだろうが若者だけでは無く意外とファンの年齢層は幅広だ。






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