さてと、ここまで話せば、もういいだろう。
さてと、ここまで話せば、もういいだろう。
俺の話はつまらなかっただろう?
以上な戦闘技術は磨けたが、それだけだった400年だからな。
だが、安心したまえ。こんな人生を知らせようと思ったわけじゃない。
400年後、時代は俺が生きていた時代と同じころだったらしい。
魔界に109の看板が突如として現れた。
そして、俺はそれを見るために谷を初めて出たのだった。
第二話 渋谷と魔界
「でさー、彼氏部屋に一緒にいるとすぐしようとしてくるんだよね~」
「え?何を」
「なにって・・・・セックス?」
「ちょっと・・・浅見!!何言ってんの」
「もー、一緒にいるのは恥ずかし~~~~~~」
『お前らの存在が恥ずかし~~~~~~~』
「そうそう、今日109にコレダくるらしいよ?」
「え?あの、最近話題のピン芸人の奴?チョー面白いよね」
「そうそう、コレダ!って何でも言っちゃうやつ!!」
「え?今日109??行こうよ!!」
「うん!!じゃあ、いこ!」
『やっと行くのか、これで帰れるわ』
「凜ちゃ~ん!!早く!!」
「え??」
「え?ってぼーっとしすぎ~ほら!!」
「う、うん」
『くそ~、帰ってモンハ〇やりて~~~~~』
こうして、私は高校の友達と109に行くことになった。思えばこれが最低最悪の事態に巻き込まれる原因だったわけだ。
「てか、人やバクね??」
「ね~~~~あ、コレダ!!」
「ちょっ、真理ちゃん、狙ってるでしょ~~」
「いやん、そんなことないもん。ね!凜ちゃん」
「うん」
「え~なんか凜ちゃん元気ない~~~~大丈夫??」
『ここで私に大丈夫じゃないと答える権利は存在しない。ってか、元気ないのはお前らの』
「あ!コレダ!!」
「キャーーーーーーーーー」
「帰りたい」
歓声で自分の声も聞こえない中、私はつぶやいた。
「それでは行ってみましょう!!きょう一番皆さんにお見せしたいのは~~~~~~~~~~~~~~~~~コレダ!!」
DDDDDDDDDDDDDDDDDDOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO
突然、地鳴りと共にビルが大きく縦に揺れた。
みんな転んだり、下敷きになったり、コレダも挟まってた。
私はみんなの熱気に押され、会場の端にいたが、やっぱり何かに頭をぶつけて、転んでしまった。
「いったぁ・・・・なによ。地震?」
『え~ただいま地震のようなものが発生いたしました。いまだ、回線が切れたようで、連絡が取れない状況です。衛星通信も何らかの状況で届かない状況です。安全を確認次第、速やかに建物から避難してください!!』
「きゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
一気に、さっきまで仲良しこよし、平和に楽しそうにしてた女、男が走り出した。人を押しのけ、自分一人だけでも助かりたいようだ。
「はぁ、ばからしい。ちょっと待ってよ」
私は端に移動しようと思った。
人がいなくなるまで、待っていようと。
しかし、誰かに押され、再び何かに頭を強く打ったところで私の記憶は途切れた。